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全職種採用方針


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全職種採用方針

医者でも看護師でも、一番大事なのは“前向き”

うまくいかない時、多くの人は外的要因に理由を置いてしまうもの。 誰かのせいや環境のせいにせず、仲間のせいにせず、周囲への影響を与えてるのは自分自身。 常に前向きであれば多くのことはうまく進んでいくはず。


今より更に地域へどんなサービスを提供していきたいのか

B棟オープンの後、この地域へ更にどんなサービスを提供していきたいのでしょうか。

一宮西病院が、今まだ出来ていないことをなくしていきたいと考えています。
例えば、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい始めた2020年12月には、地域の医療崩壊を防ぐべく、新型コロナウィルス感染症に罹患した患者様を受入れるための感染症独立病棟(INCC=Ichinomiya Nishi Covid Center/32床)をオープンいたしました。

コロナ禍を耐え抜き、2023年を迎えた今、私共にできることは何か。
地域のクリニックの先生方が対応できない様な「夜間診療」「休日診療」であったり、「がん診療」など。他院ができないこと、マーケットのニーズに対して不足しているところをきちんと埋めていく作業をしていきます。そういったところに大きな価値があると見ています。

「がん診療」というキーワード出てきましたね。

がん(癌)を治すところというのは、日本人が第一想起するのはおそらく、大学病院、公的病院、がんセンター、だと思います。しかしながら一宮市には大学病院もがんセンターもありません。そこが不足しているため、患者様は名古屋や遠方へ流出していかれます。この地域の方であればこの地域内で完結させたいと考えています。そのために一宮西病院は、化学療法を中心とした腫瘍内科腎臓内科、がん治療の後に疼痛管理できるような緩和ケア科、そういった診療科の増設も含めて、総合的ながん診療ができるようになりたいと考えています。


”救急”に関してはどうでしょうか。

開明の地へ移って12年、一宮西病院は「救急」に重点を置いてつくられてきた歴史があるため、心臓、骨、脳、このあたりを中心に存在意義を作ってきました。私達の歴史的背景の中で成長してきた「救急」ですが、私には、マーケットのニーズが「現状で満足してもらったら困るよ」と言ってるように聞こえます。マーケットの中で成長し続けてきた救急ですが、まだまだ助けれる患者様はいらっしゃるはず。これからは3次救急指定を目指して、救命救急センターの設立を目指して頑張って走っていく時期だと思っています。
今最も注力すべきは「がん診療の確立」と、「救命救急センターの設立(3次救急指定をとる)」この2つのサービスを確立させることです。ただそれはあくまでゴールイメージであって、元々やりたいと思っているのは、マーケットのニーズに応えるということです。
他の病院にできないこと、クリニックの先生ができない領域を当院がカバーするということに重点を置いていきたいと思っています。

801床が意味するものとは?

現状から約2倍の病床数となる「801床」が意味するものとは、一体何なのでしょうか。2病院統合におけるメリットなどもお聞きしたいです。

今、私達がやっていることは『上林記念病院』と『いまいせ心療センター』の2病院を統合し機能集約させるという大事業です。なぜこれを進めたかと申しますと、1番の背景はユーザビリティの向上です。‟患者様にとって私達の医療サービスが、果たして利用しやすいのか?“一番はココだと思っています。当院をより一層、患者様にとって使い勝手のよい場所にしていきたいと考えています。
経営的な側面から言うと、間接的人件費の削減が可能です。2病院ほどの人員を必要とせず今よりもっと少ない人数で組織を運営できます。

801床という規模は国内の大学病院とほぼ同じ規模、とても巨大な規模です。800床以上の病院も国内にそんなに多くありません。この規模の病院を運営しようと思うと医師の配置には医局人事が必須ですし、看護部であれば看護専門学校をもっていることが然るべきですが、当院はそうではありません。
すべて人員は自主調達で賄っています。自立した採用力が当院の強みであると認識すると同時に、非常に自立・自律しながら組織をつくろうとしているところが当組織の凄いところだと心から思っています。

11階建ての高層ビルが2棟並ぶとなると、まるでツインタワーですね。

そうですね、ここは尾張西部医療圏のシンボルとなる存在になると思います。一宮市に『松坂屋』や『名鉄百貨店』を誘致したかのようなイメージのそれです。規模に見合った確固たるサービス価値の提供がマストだと考えています。ハードは一流、ソフトはもっと高みを目指さないといけません。杏嶺会にとっては、「801床」というのは1つの通過点にしか過ぎないのですから。

通過点に見出すものと、その先

‟1つの通過点に過ぎない“、という言葉から5年先以上の景色が見えてくるように感じます。
具体的にはどんな未来を見据えておられるのでしょうか。


僕達が今後見据える未来というのは、少子高齢化が進んでいて、10年20年後は今より更に人口が減少し、マーケットの取り合いになります。医療は地域に根差したサービスなので、地域の人口が減れば継続運営ができなくなりまが、マーケットのシェア率を上げれていけば生き残っていけると考えています。

今よりもサービス価値を発揮し、マーケットシェアのTOPをとっていくことが最低限のラインだと思っています。それこそが最も私達が取り組むべきこと。たとえば職員1人1人の接遇レベルはどうなのか?1人1人の感染管理の意識はどうなのか?など。職員の意識改革も必要だと感じています。
「ここに来たら命が助かる」、「ここに来たら身体が健康になる」という価値を、患者様に感じていただかなければ患者様はご来院されません。

従って我々は、「患者様を救う・助ける」という医療人としてのサービス価値の圧倒的な価値の追求と、経営としてはマーケットシェアを極限まで高めていく、この両輪を回していく事が将来の杏嶺会にとって必要だと考えています。
その将来の布石を、この一宮西病院という箱を使って、一度杏嶺会の職員は皆、経験値を養います。その成功体験をもって、これから私達のやらなければいけないことはM&Aです。

俯瞰して広い視野をお持ちなんですね。
”M&A”を視野に入れられる背景というのはなんでしょうか。


他の医療機関を、私達の方でどれだけ買い取っていけるか。なぜなら人口減少に陥った日本では、経営が立ち行かなくなる医療機関がこれから沢山出てきます。経営が立ち行かなくなった医療機関というのは、その地域の方々に医療サービスの提供ができなくなるため、その地域にお住まいの方々は適切な医療サービスを受けるために遠方まで足を運ばざるを得ません。
たまたまそのエリアに住んでいたというだけで、医療サービス格差が出来てしまう。それは避けたい事象です。ですので、私達のやり方をM&Aを通して色んなエリアに伝播していく。それが私達杏嶺会の使命だと思っています。
また、それがなぜ可能なのか?と申しますと、やはり医療の中心的な役割を担う医師・看護師を自力で確保(採用)することが可能だからです。

法人職員のみなさんへ伝えたいこと

変革の過渡期にいる法人職員のみなさんへ向けて、メッセージをお願いします。

“脇役はいない”ということを伝えたいです。
医療というものは基本的にはチームで行います。チームで行う以上、全員が共通のゴールの方を向いて、患者様のために、病院をより良くしようと考え、行動する必要があると考えています。そうでなければ、患者様がよりストレスなくサービスを受けることができないと考えるからです。
医療サービスを提供しない事務職員も、チームの1人です。心技体の中で、最も重要な要素は “心”、「患者様のために真摯に取り組んでいる」「少しでも病院を良くしようと思っている」そういった“心”を持ち、患者様がよりよいサービスを受けられるよう全員で努力することが必要です。
この病院の職員は誰一人として“脇役はいない”ということです。

私が病院職員みなさんに期待することは、変化を起こすことを恐れず、改革をしようと、前に進もうと思った自分の気持ちを信じて、何か1つでもできる事をやって欲しいということを伝えたいです。「今まで忖度して言わなかった事を言ってみる」ですとか、1つ1つの行動を積み重ねることで、後で振り返った時に大きな前進の1歩だったと思えるはずです。
勇気をもって、昨日よりも今日、今日よりも明日、何か小さなことでもいいから1つ1つ行動を変えてみてください。すべては患者様のためです。

人事部という“人にかかわる”人間は、より一層ここを意識していて欲しいです。「変革」を起こすために集められたチームなので、人にいい影響を与えられる組織でいてほしいなと思っています。誰かの少しの変革が、患者様に良い影響をもたらし、職員が個々に呼応して、良い化学反応が起こる事を期待しています。