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こんな症状でお悩みではありませんか


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1.【不眠、睡眠障害】寝つきが悪くなった、夜中に何度も目が覚めてしまう

  • なかなか寝つけない
  • 夜中何度も目が覚める
  • もう少し寝たいのに朝早く目覚める
  • 寝ても熟睡感がない
不眠は寝つきが悪いことだけではなく、夜の睡眠に問題があり苦痛を感じたり、日中の眠気に悩まされたりすることも多くあります。

現代では成人の5人に1人、つまり1500万~2000万人の人が不眠という調査もあり、睡眠の不調が他の病気をさらに悪化させることがあるので注意が必要です。不眠睡眠障害は、生活習慣の見直しや眠る環境の工夫、必要に応じてお薬でリズムを整えたりする治療が有効です。もちろんよくなれば薬を減らすことも可能ですので、早めに診察を受けられることをお勧めします。

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2.【うつ病、抑うつ状態】気分が落ち込んでやる気がでない/仕事・家事などができない

  • 気分が落ち込む日が続く
  • 何をしても楽しくない、何にも興味がわかない
  • 食欲がない、眠れない
  • ふと「消えてなくなったら楽かな」と考えてしまう
もし気分が落ち込む、何もする気が起きない、などの状態が長く続くのであれば、それは ‘うつ病’ や ‘抑うつ状態’ かもしれません。

うつ病とは、脳の働きが悪くなり、生きること、眠ること、食べること、好きになることなど、機能が低下している状態で、15人に1人は生涯のうちに1度はなるといわれています。このような状態が長引くと、仕事や家事ができない、外出ができないなど日常生活にも影響が出てしまいますので、早めの受診をお勧めします。生活やストレスについてお話をうかがいながら、本人に合った治療をご提案いたします。またうつ病により休職された方には、必要に応じてリワーク(復職)プログラムも利用していただけます。

【うつ病】気分がのらない…大人のメンタルヘルス うつ病に関する5つのこと

3.【パニック障害】突然どきどきしたり息苦しくなるのに、体の異常はないといわれた

  • 突然ドキドキしたり、息苦しくなる
  • 急にめまいがおきたり、汗、しびれが出る
  • 逃げられない場所、人が多いところが怖い
突然の激しい動悸、胸苦しさ、息苦しさ、めまいなどの体の症状を伴った強い不安におそわれることが続き、病院で診てもらっても「特に問題ない」と言われた経験をお持ちの方は、パニック障害かもしれません。

100人に1人はパニック発作にかかったことがあるとも言われており、決して珍しい病気ではありません。また起こしやすい状況も、電車に乗る、映画館、レストラン、美容院、歯医者、トンネル、高速道路など人によってさまざまです。症状が出るのが怖い、また出たら…など、不安がさらなる不安を呼び、外出が怖くなったり、仕事・好きなことができなくなってしまうこともあります。

日常生活や社会生活が必要以上に制限されないように早期の治療開始が大事です。

4.【双極性障害】気分の波が大きくなり、感情が押さえにくくなった

  • 突然感情のゆれ幅が大きくなった
  • 気分が高揚して、何でもできる気持ちになる
  • あまり眠らなくても平気になったり、やたらとお金を使うようになった
  • イライラが強く、人に対して攻撃的になった
よくうつ病と混同されがちですが、異常にテンションが高いような状態と気分が著しく落ち込んでいるような状態を繰り返す場合、 ‘双極性障害(躁うつ病)’ かもしれません。

躁状態」の度合いが強くない場合には、本人にとっては「活力にあふれる調子の良い時期」と捉えられ、病気の発見が遅れたり受診になかなか至らないこともあります。抑うつ症状や気分の不安定さによって人間関係や社会的信用を損ねたり、就労が困難であったり、社会機能に深刻な影響を与えることもあるため、思い当たる症状がある方は早めの相談をお勧めします。

5.【認知症】物忘れが増えた気がする/よく物がなくなる

  • 日付や人の名前、物を置いた場所を思い出せない
  • 何度も同じことを聞いたり、言ったりする
  • 物を盗まれた」と騒ぐことがある
  • 好きなことや趣味に対して興味を示さなくなった
厚生労働省による調査では、認知症患者数は2012年に462万人、65歳以上の高齢者の7人に1人が認知症診断をうけています。2025年には5人に1人が認知症と診断されるとの推計もあり今後も増えていくとされています。

認知症の症状は、日付や人の名前、物を置いた場所を思い出せない、何度も同じことを聞くなどの物忘れだけでなく、考える力・理解する力が低下したり、落ち込んだりイライラが増えたりと様々な症状が現れます。進行すると、言葉の意味がわからなくなり、その状況に適した行為、場所や人の識別ができないなどの症状が現れて自宅や施設での生活に支障が出てしまうこともあります。

初期の段階から適切な治療を受けることにより、多くの場合、病状の進行を遅らせることができるため、早期診断早期治療がとても大切です。

認知症初期集中支援センターあんず(一宮市委託事業)

認知症疾患医療センター

【認知症】これって認知症かも?悩む前に知ってほしい4つのこと

6.【強迫性障害】手が汚れてないか、鍵を閉めたか、不安で何度も確認してしまう

  • 汚れが気になって何度も手を洗ったり消毒する
  • 鍵やガス栓などを閉めたかどうか、何度も確認してしまう
  • 人にぶつかった・傷つけたのではないか、と何度も確認する
  • いつか使うのではないか、と思って物を捨てられないことが多い
色んな所の汚れが気になり触れない、手を何度も洗う、ドア・窓のカギ、ガスなどを閉まっていると分かっていても何度も確認してしまうなどの症状がある場合、‘強迫性障害(強迫症)’かもしれません。

50~100人に1人はこの病気に苦しんでおり、決して珍しい病気ではありません。症状が軽いうちだと「少し神経質なだけ」なのか「もしかしたらちょっと行き過ぎか」という判断は難しいところですが、放置してしまうと重症化していく傾向もあり、仕事や生活に支障が出ることも多い病気です。重症化する前の早期に通院を始めると治療がスムーズにいきやすいため、「これって病気なのかな?」と思われたら早めの受診をお勧めします。

7.【発達障害】気が散る/不注意が多い/ミスが目立つ/物事の順序立てが苦手/空気が読めないと周りに言われる

発達障害…注意欠陥・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害

  • 不注意からの失敗や忘れ物が多い
  • 物事を順序立てたり、やり遂げられないことが多い
  • 空気が読めない、と周りからよく言われる
  • 学校・職場でうまくコミュニケーションが取れない
年齢に見合わない不注意さや多動性、衝動性(思いついたことを、よく考えずに即座に行動に移してしまう)によって、職場や家庭での日常生活に支障をきたしてしまう場合、‘注意欠陥・多動性障害(ADHD)’の可能性があります。

上記とは別に、他者の心の理解が苦手、場の空気を読むことができない、会話がずれてしまう、といった相手と相互に交流することが苦手だったり、暗黙の了解がよくわかっていない、これをやったら→こうなる、のような少し先の予測がうまくできない、などの推測・想像したり知識を応用することの苦手さが幼少から続く場合、‘自閉症スペクトラム障害’の可能性があります。

これらの疾患に局限性学習症(学習障害)を加えて、‘発達障害’と呼ばれており、先天的な脳の機能障害によって発達や認知に偏りがあるとされています。正確な知識をもつ専門家と一緒にその人にあった支援や生活の工夫を考えることで、学校や職場、家庭での生活がスムーズに送りやすくなる方が多くみられます。
「もしかして?」と思った方はできるだけ早めに病院にご相談ください。

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8.【統合失調症】誰かに見られている気がする/悪口を言われている気がする/ここにいない人の声が聞こえる

  • 監視されている・盗聴されていると感じる
  • ここにいない人の声が聞こえる、独り言が多い
  • 誰かに悪口を言われたり、嫌がらせをされると感じる
  • 自宅にひきこもりがちで、周りのものや人に興味を示さなくなった
幻聴(聞こえないはずのものが聞こえる)や見張られている・後を付けられているといった妄想が続く場合、‘統合失調症’の可能性があります。

これらの症状によって頭の中が混乱してしまい、行動にまとまりを欠いたり、周囲とのコミュニケーションがうまくとれなくなったりなど、日常生活に支障をきたすようになってしまいます。

統合失調症の原因は明らかではありませんが、脳をはじめとする神経系の機能が障害される病気と考えられています。発症は10歳代後半から30歳代が多く、さまざまな報告をまとめると生涯のうちに統合失調症にかかるのは人口の0.7%ほどと言われています。
症状が現れてからできるだけ早いうちに治療を始めると、その後の生活や認知機能の質が保たれやすいとされているため、早めの受診をおすすめします。
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