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それぞれの症状の処置



けが・きずあと

もとの形に戻すため、清浄化、感染対策、麻酔の工夫などを行っています。
救急現場の担当医とも連携を図っています。
骨折のうち、顔面の骨折に関しては、当科で診療しています。

上:眼部損傷
下:創傷処理後6か月

上:口唇欠損創
下:粘膜移植後6か月

肥厚性瘢痕、ケロイド

肥厚性瘢痕やケロイドなどに対しては、放射線科とも連携して治療を行います。

左:耳介ケロイド
右:手術放射線加療後6か月

瘢痕拘縮(熱傷面を含む)

熱傷面を含め、瘢痕拘縮に対しては、保存的な基本処置に加えて手術加療も行い機能を温存します。

左:熱傷瘢痕部の拘縮
右:瘢痕拘縮解除後6か月

生まれつきの病気(多合趾症、唇裂、折れ耳など)

体表の様々な形態、機能にかかわる疾患に対処します。
高度に特殊な処置を要する場合は、大学病院とも連携して加療にあたります。

左:多合趾症
右:術後

左:唇裂
右:術後

左:折れ耳
右:術後

腫瘍

体表の良性腫瘍に関しましては、幅広く対応させていただきます。
※皮膚悪性腫瘍に関しましては、皮膚科と連携して対応しております。
当院では多くの診療科で外科的治療を行っていますが、治療後に皮膚や組織欠損の問題が生じる場合、合同で治療に参加させていただいています。

上:皮膚悪性腫瘍切除後
中:皮弁による修復
下:術後6か月

眼瞼下垂

「最近まぶたが重い」、「夕方になると見えにくい」、「頭が痛くなる」そういった症状でお悩みの方、もしかしたら眼瞼下垂かもしれません。眼瞼下垂(がんけんかすい)とは何らかの原因で瞼が下がる病気のことです。
▼世代別原因
・60代以上…加齢に伴う腱膜の伸長
・40代~60代…ハードコンタクトの長期使用やアトピー花粉症などで目をこする
・生後~30代…先天的に目をあける力が弱かったり、全く無かったりすること
原因に合わせた治療を行います。

医師により”機能的な問題がある=病気”と診断されたものは保険適用となります。

当院では、手術は両眼で1時間程度腫れが出やすいため、1泊2日の入院をおすすめしております。
腫れは、2週間~4週間で8割ほど回復し、完全に落ち着くのは3か月~6か月ほどみておいていただけますと幸いです。
どうしても入院が難しい方は、片目ずつ日帰り手術で行うことも可能ですが、バランスをとるためには両眼同時の方が好ましいです。

眼瞼下垂はクリティカルパスを使用して予定手術を行っております。

上:腱膜性眼瞼下垂
下:術後

眼瞼の部位名称

挙筋腱膜が伸び切って目が開かない方への治療方法(※gif=画像が動きます)

眼瞼腱膜を引っ張って伸ばし、ピンと張るところまで引っ張り(膜を短くして)、目のきわの瞼板という組織に固定します。

眼瞼内外反、臍ヘルニア

クリティカルパスを使用して予定手術を行っております。

糖尿病性足壊疽

左:糖尿病性足壊疽
右:治療後6か月

緊急対応を要する疾患(蜂窩織炎、外眼筋絞扼など)

蜂窩織炎、外眼筋絞扼など緊急対応を要する疾患も、治療の時間軸を考慮して他の診療科と連携しながら加療を行っております。
形成外科では、幅広く体表に関してのご相談を承っております。
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