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低侵襲硝子体手術・MIVS


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硝子体手術とは

硝子体手術とは、眼球の中でも後眼部、主に硝子体や網膜の疾患に対しておこなう手術です。対象疾患は、網膜前膜、黄斑円孔、硝子体出血、網膜剥離、糖尿病網膜症など、多岐にわたります。

近年、医療機器や技術の進歩により、25G(創口約0.5mm)や27G(創口約0.4mm)の細い器具での小切開硝子体手術(Micro Incision Vitreous Surgery)がおこなえるようになり、術後の異物感や不快感を大幅に減らすことが可能となりました。
当院でも25Gや27Gシステムを使用しているほか、当院が使用している硝子体手術装置(コンステレーション®)は、高回転数の硝子体カッター(10,000回転/分)を用いることで、硝子体切除時に起こり得る合併症を最大限に抑えています。
さらに、2019年4月に導入した高性能モデル手術顕微鏡・Proveo 8は、術中に広い視野を確保できる広角観察システムを搭載しているほか、これまで実現が困難であった“高解像度”と“深い焦点深度”を両立させています。

これら新システムの導入は、「術創(手術の傷)の縮小」「手術時間の短縮」「術中術後の合併症のリスク軽減」「早期退院や早期社会復帰」に繋がります。当院では小切開だけではなく、眼全体への負担低減を目指した“低侵襲硝子体手術(Minimally Invasive Vitreous Surgery)”をおこなっています。

※深い焦点深度=手前から奥まで、広い範囲に焦点(ピント)が合うこと

MIVSの対象疾患

  • 網膜前膜
  • 黄斑円孔
  • 硝子体出血
  • 網膜剥離
  • 糖尿病網膜症 など

MIVSの特長

  • 術創(手術の傷)の縮小
  • 手術時間の短縮
  • 術中術後の合併症のリスク軽減
  • 早期退院や早期社会復帰

術中画像診断併用低侵襲硝子体手術 (術中OCT+MIVS)

低侵襲硝子体手術のその先へ

当院は手術顕微鏡に繋げることができる術中画像診断装置・エンフォーカス®を導入しています(2019年6月上旬導入)。

エンフォーカス®とは、手術顕微鏡に取り付けることができる光干渉断層計(OCT)のことで、導入されている施設は全国でもわずかです。これにより、術中にリアルタイムで網膜の状態(組織の断面像)を観察することが可能となり、網膜への負担をより減らし、精度の高い治療をおこなうことができます。また、高度白内障や硝子体出血により、術前に網膜のOCT撮影ができなかった患者さんにも、術中に直接網膜病変を評価しながら治療を選択することも可能となりました。

※光干渉断層計=組織の断面を撮影する検査機器。弱い赤外線を使った撮影法のため、眼はもちろん体への負担は全くありません。

一宮西病院 眼科チームからメッセージ

豊富な医療機器を用いて、眼科専門の医療技術・知識を持ったドクター及びスタッフが、患者さまの“見たい!”という思いに応えるべく、全力でサポートします。

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