出産の流れ
00.
ご懐妊おめでとうございます! まだ見た目にはわかりませんが、妊娠初期は胎児の体の重要な部分が形成される時期です。下腹を触ると「ちょっと張ってきたかな?」と感じることがあります。赤ちゃんの体はもう2頭身になり、心臓が動きはじめ、脳や脊髄の神経細胞ができてきます。
□ アルコール、タバコはやめる
□ 生肉を絶対に食べない
□ 食中毒予防のため、水銀の多い魚(マグロなど)は食べないようにする
□ 薬の服用に注意する
□ 葉酸を摂取する
□ 出産について家族で話し合う
□ 里帰り出産・育児するかしないかを決める
一般的な食事を摂っていれば葉酸が不足することはないといわれていますが、妊婦さんの場合は特にたくさんの葉酸が必要なことから不足しがちです。葉酸が不足すると、貧血を引き起こす可能性が高くなります。意識して摂るように心がけましょう。
「 問診 」
「 エコー動画アプリ 」
01.
出産に向けて、身体が徐々に変化をはじめます。8週目(3ヶ月)ごろにつわりのピークを迎える人も多く、不安が大きくなってしまう時期でもありますが、つわりは赤ちゃんからの愛のメッセージです。少しでもごはんを食べられるように工夫したり、神経質にならず気分転換をしたりしてゆっくりと過ごしましょう。
つわりがひどく食事が摂れない場合は、点滴で栄養を摂取することもおすすめしています。無理せず医師に相談してくださいね。
- 月経がなくなる
- 疲れや眠さを感じる
- つわり
- 便秘
- 乳房がはって痛む
- ウエストが太くなる
- おりものが増える
- 頻尿
□ 住民登録がある市町村で、母子手帳を受け取る
□ 母親教室テキストで勉強をする
□ アプリからエコー映像を確認する
□ 葉酸を摂取する
□ バランスの良い食生活を心がける
□ ゆっくりと休む
「 マタニティヨガ教室 」
02.
安定期と呼ばれる妊娠16週以降は、赤ちゃんの性別がわかる人も多い時期です。胎動を実感する事でより赤ちゃんとの絆を感じられます。
この時期は前期母親教室に参加し、「妊娠中の食事」「お薬の飲み方」について理解を深めましょう。当院では薬剤師、栄養士、助産師などの多職種のスタッフによる専門的な指導やレクチャー、ヨガインストラクターによるマタニティヨガをおこなっています。
つわりが落ち着いたら体重管理をはじめます。妊娠中は太りすぎもやせすぎもトラブルの原因になるので、バランスのよい食生活を心がけましょう。急激な皮下脂肪の増加は、のちのち妊娠線の原因にもなります。皮膚の保湿と体重管理で予防しましょう。妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病を予防するため、塩分や糖分の摂りすぎに注意してください。また、貧血にも注意しましょう。
※赤ちゃんの性別を知りたくない方はあらかじめお伝えください。
- 胎動を感じる
- 肌が黒くなる
- 鼻血
- 疲労感の減少
□ 前期母親教室に参加する
□ マタニティウェア、インナーを準備する
□ 妊娠線ケアをはじめる
□ 体重管理をはじめる
□ 歯の治療をおこなう
□ マタニティエクササイズなどの運動をする
□ おっぱいケアをスタート
□ 重労働の家事は家族にお願いする
□ 塩分や糖分を控える
□ 赤ちゃんとのコニュニケーションを楽しむ
□ この時期に美容院へ行くのがおすすめ!
□ (里帰り出産の方)早めの準備をする
一宮市の場合は、母子保健サービスで歯科健診時に補助が出ます。当院でも説明しておりますので、体調がいいときに歯科へ受診してください。
「 エコー 」
03.
妊娠後期に入ると、おなかが張りやすくなります。無理せず、張りを感じたら横になって休んでください。
後期母親教室に参加したり、赤ちゃんを寝かせる部屋を決めて、迎える準備を始めましょう。落下物がないか、直射日光が当たらないかを確認して安全・快適なスペースを確保します。
また、出生届の提出期限は出産日を含めて14日以内です。産後にあわてないよう、名前の候補を考え始めましょう♪
- 背中の痛み
- 胸やけ
- 妊娠線
- 便秘の悪化
- 下腹部痛
- 足のこむらがえり
□ 後期母親教室に参加する
□ お産入院の準備をする(水通しなども!)
□ 緊急出産のときの段取りを決める
□ バースプランを提出する(36週目ごろ)
「 入院部屋 」
04.
出産が近づくと陣痛(子宮の収縮)がはじまります。陣痛がはじまったら、入院時に必要なものをもう一度確かめ、いつでも出かけられるようにしておきましょう。
不規則だった陣痛が規則的になり、その間隔がだんだん短くなってきたらいよいよ入院です。痛みがおさまってから、次に痛みだすまでの間隔を時計で計ってみましょう。また、出産間近の破水や出血は、陣痛の有無に関わらず、すぐに病院へ連絡しましょう。(⇒電話のタイミング)
病院に到着したら、A棟1階の再来受付機に診察券を通し、11階の産科外来へお越しください。医師が診察します。(⇒外来フロア案内)
※夜間・時間外の場合は、時間外出入口から夜間・休日外来(救急外来)へお越しください。助産師が診察します。
※ご予約がなくても対応いたしますので、来院前に必ずお電話ください。
- 呼吸が楽になる
- 頻尿
- 足がよりむくむ
- 疲れやすい
- 不眠
- 軽い陣痛(前駆陣痛)がある
□ 食べ過ぎに気をつけ、栄養バランスのいい食事をする
□ お産の体力作りをする
□ 出産のイメージトレーニングをする
□ バースプランの確認をする
□ 出産時の連絡先リストアップ
□ 出生届などの手続きを最終チェック
「 分娩室 」
05.
いよいよ我が子との対面です。母親になるという自覚を一層実感する、かけがえのない経験となるでしょう。
診察後、着替えとお産セットをお渡ししますので、身支度をしてください。担当のスタッフから、出産についての説明をおこないます。わからないことや不安なことがあれば、遠慮せずに聞いてくださいね。
着替え終わったら、検温・血圧測定・分娩監視装置(NST)・助産師の内診をおこない、赤ちゃんの元気さ、お産の進行状況などを調べます。
陣痛が続くいちばん辛い時期です。ご家族が一緒にいる場合は、ご家族にも協力してもらいましょう。このときをできるだけ上手に乗り切ってもらえるよう、様々な工夫をしています。長丁場になりますので、飲みものや食べものなど、食べられるときに適度に摂るようにしてください。辛いときにはマッサージをお願いしてみてください。
初産婦さんは、子宮が全開大になったら分娩室に移動します。 このころになると、陣痛の間隔が1~3分おき、継続時間が30~60秒と強くなります。
分娩台の両脇には、いきむときにつかまるバーがあります。赤ちゃんの心音を確認しながら助産師が声をかけますので、一緒にがんばりましょう。
経膣分娩か帝王切開手術での出産となります。経膣分娩の場合、分娩室で2時間の経過観察をします。その後、状態が良ければトイレを済ませて、お部屋に戻ることができます。
産後は心身ともに疲労します。安静にしてゆっくりと十分な睡眠をとるようにしましょう。
- アロマテラピー
- アクティブチェア
□ 育児グッズの確認
□ 出産の流れと連絡先などの確認
□ 安静にしすぎない
□ (産後)シェフお手製の産後食を楽しむ
「 沐浴 」
「 授乳介助 」
06.
出産した次の日から赤ちゃんのお世話がはじまり、当院ではおむつや沐浴・授乳の指導をおこないます。人の姿や体質が人によってちがうように、母乳の出始めにも個人差があります。最初からたくさん出る人もいれば、ゆっくり出始める人もいます。赤ちゃんの成長も同じで、最初からたくさん飲んでくれる子もいれば、十分に吸えず不機嫌な子もいます。
うまくいかないときは焦らず、スタッフに声をかけてください。一緒にお悩みを解決していきましょう。
- 赤ちゃんの体重写真
- 出産時のお母さん・赤ちゃんの写真
- 産声付きアルバム
- ベビーフォトチケット
□ 沐浴、おむつ交換、授乳の仕方を覚える
□ 赤ちゃんとの“はじめて”を楽しむ ♪
「 産後骨盤ケア 」
「 産後エステ 」
07.
「つらい」「不安だ」という気持ちを抱え込まずに、スタッフをはじめとした周囲の人に自分の気持ちを話してくださいね。
- 痔
- 便秘
- むくみ
- 抜け毛
- 尿漏れ
- 腰痛 など
08.
身体に問題がなければ、産後5~7日目で退院することができます。退院時には、出産時のお写真などはもちろん、ベビーフォトチケット、ボディケアセットなど、紙袋いっぱいのプレゼントをお渡ししています。
- ボディソープ
- シャンプー
- 赤ちゃん用ミルクローション
- その他サンプル
(おしりふき、オムツ、タオル、歯みがき粉、粉ミルクなど)