最終回 患者さん同士のつながりって大事!そこから正しい知識も広げたい!
(女性スタッフ)
若い人の間では、コミュニティを作ることが好きな方が多いですよね?若年の乳がん患者さんにも、そういう集まりはあるんですか?
(鈴木医師)
全国には様々な患者団体はたくさんありますが、若年性乳がんのコミュニティもあります。2017年には、全国で展開されている若年性乳がん患者さんのためのサポートコミュニティ「Pink Ring」が運営するおしゃべり会が、ここ一宮西病院で開催されました。2018年からは、当院で乳がん治療をされた患者さんを対象にしたおしゃべり会「Anzu Ring」もスタートしました。若い女性患者さんのおしゃべりの場を提供するアプリもありますし、私が医療顧問をしている「Peer Ring(ピアリング)」もという、女性のがんに直面する方のためのコミュニティ型SNSもあります。そういうところで患者さん同士コミュニケーションをとったり、病気の情報を収集・共有する人もたくさんいるようです。「あなたはひとりじゃない、私はひとりじゃない」という気持ちになれますよね。
(女性スタッフ)
女性だと「誰かに話を聞いてもらえる」というだけで、大きな支えになります。そういうコミュニティやツールがあるとことを知っているだけでも、安心に繋がるかもしれませんね。それらを通じて正しい情報を共有できれば、治療が遅れるということもなくなるかもしれないですよね。
(鈴木医師)
この年代じゃないと話せない、この地域だからこそ共有したいというニーズもあると思います。「あなたは一人じゃない」と伝えることは勿論、乳がんの正しい知識を知ってもらう場として、患者さん同士が交流できる会や、医師が医療情報を提供できるイベントを、継続して開催していきたいです。
(女性スタッフ)
そういう会がきっかけで、患者さん以外にも興味が広がるかもしれませんよね?
(鈴木医師)
患者さんの家族や友達にも広がるでしょうし、実はそういう会を手伝ってくれる医療スタッフでも、正しい知識を知らない人がまだまだいるんです。会のお手伝いを通して、直接関係のない部署のスタッフにも興味を持ってもらえると、もっと乳がんを身近に感じてもらえると思います。
(女性スタッフ)
患者さんの気持ちってなかなかわかってあげられないし、なかなか一歩が踏み出せないけど、もしかすると患者さんは「誰かと共有したい」という気持ちが強いかもしれません。
(鈴木医師)
「腫れ物に触るように接してほしくない、だから乳がんのことは言いたくない」という患者さんは多いです。乳がんであることをカミングアウトすると、周りの人を困らせないか?負担をかけちゃうんじゃないか?…そういう気持ちからだと思います。でも乳がんに限らず、病気になった時の不安な気持ちはなかなかひとりでは抱えきれません。周りのサポートは受けたほうがいいと思うんです。正しい知識・情報が広がり、周りの人が「そんなに心配しなくても普段どおり接すればいいんだ!」「こういうサポートがあると助けられるかな?」などど思えるようになれば、患者さんを支えることにも繋がります。そういう意味でも、患者さん、女性だけでなく、ぜひ男性や地域社会の人にも、乳がんの正しい知識を持ってもらいたいです。
若い人の間では、コミュニティを作ることが好きな方が多いですよね?若年の乳がん患者さんにも、そういう集まりはあるんですか?
(鈴木医師)
全国には様々な患者団体はたくさんありますが、若年性乳がんのコミュニティもあります。2017年には、全国で展開されている若年性乳がん患者さんのためのサポートコミュニティ「Pink Ring」が運営するおしゃべり会が、ここ一宮西病院で開催されました。2018年からは、当院で乳がん治療をされた患者さんを対象にしたおしゃべり会「Anzu Ring」もスタートしました。若い女性患者さんのおしゃべりの場を提供するアプリもありますし、私が医療顧問をしている「Peer Ring(ピアリング)」もという、女性のがんに直面する方のためのコミュニティ型SNSもあります。そういうところで患者さん同士コミュニケーションをとったり、病気の情報を収集・共有する人もたくさんいるようです。「あなたはひとりじゃない、私はひとりじゃない」という気持ちになれますよね。
(女性スタッフ)
女性だと「誰かに話を聞いてもらえる」というだけで、大きな支えになります。そういうコミュニティやツールがあるとことを知っているだけでも、安心に繋がるかもしれませんね。それらを通じて正しい情報を共有できれば、治療が遅れるということもなくなるかもしれないですよね。
(鈴木医師)
この年代じゃないと話せない、この地域だからこそ共有したいというニーズもあると思います。「あなたは一人じゃない」と伝えることは勿論、乳がんの正しい知識を知ってもらう場として、患者さん同士が交流できる会や、医師が医療情報を提供できるイベントを、継続して開催していきたいです。
(女性スタッフ)
そういう会がきっかけで、患者さん以外にも興味が広がるかもしれませんよね?
(鈴木医師)
患者さんの家族や友達にも広がるでしょうし、実はそういう会を手伝ってくれる医療スタッフでも、正しい知識を知らない人がまだまだいるんです。会のお手伝いを通して、直接関係のない部署のスタッフにも興味を持ってもらえると、もっと乳がんを身近に感じてもらえると思います。
(女性スタッフ)
患者さんの気持ちってなかなかわかってあげられないし、なかなか一歩が踏み出せないけど、もしかすると患者さんは「誰かと共有したい」という気持ちが強いかもしれません。
(鈴木医師)
「腫れ物に触るように接してほしくない、だから乳がんのことは言いたくない」という患者さんは多いです。乳がんであることをカミングアウトすると、周りの人を困らせないか?負担をかけちゃうんじゃないか?…そういう気持ちからだと思います。でも乳がんに限らず、病気になった時の不安な気持ちはなかなかひとりでは抱えきれません。周りのサポートは受けたほうがいいと思うんです。正しい知識・情報が広がり、周りの人が「そんなに心配しなくても普段どおり接すればいいんだ!」「こういうサポートがあると助けられるかな?」などど思えるようになれば、患者さんを支えることにも繋がります。そういう意味でも、患者さん、女性だけでなく、ぜひ男性や地域社会の人にも、乳がんの正しい知識を持ってもらいたいです。