これだけは知っておきたい! 脳卒中に関する5つのポイント

脳卒中は命にかかわり、後遺症が残る危険も。
予防することがとても大切です。
予防することがとても大切です。
※本ページに掲載されている情報は、2022年2月時点のものです。
プロフィール
一宮西病院
脳神経外科副部長 / 脳卒中センター長
伊藤 圭佑
2006年、金沢大学卒業。筑波大学附属病院で初期研修後、川崎幸病院で後期研修。その後、横浜医療センター、新東京病院を経て、2016年より一宮西病院。
⇒プロフィールの詳細はこちら
脳神経外科副部長 / 脳卒中センター長
伊藤 圭佑
2006年、金沢大学卒業。筑波大学附属病院で初期研修後、川崎幸病院で後期研修。その後、横浜医療センター、新東京病院を経て、2016年より一宮西病院。
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2. 自覚症状について

脳卒中の症状をまとめた標語「FAST(ファスト)」はぜひ覚えてください。FはFace、顔の麻痺症状で、脳卒中の場合は顔の片側にだけ症状が出るのが特徴です。AはArm、手足の症状。これも両手足ではなく左右どちらかに麻痺がでたり力が入りにくくなったりします。SはSpeech。話しにくい・ろれつが回らないなどの構音障害や、言葉が出てこない失語が現れます。最後のTはTime、時間です。脳卒中、特に脳梗塞は発症してからは時間との闘いです。治療が早ければ早いほど後遺症もなく元の生活に戻れる可能性が高くなります。そのため、もしなにか脳卒中を疑うような症状があればいち早く病院に来てもらうことがとても大事です。
一方、くも膜下出血の症状はわかりやすく、突然激しい頭痛が起こります。例えるなら「バットで頭を殴られたような」「瞬間に衝撃が走るような」強い痛みです。その場合はすぐに救急車を呼んで脳神経外科のある病院に行ってください。
一方、くも膜下出血の症状はわかりやすく、突然激しい頭痛が起こります。例えるなら「バットで頭を殴られたような」「瞬間に衝撃が走るような」強い痛みです。その場合はすぐに救急車を呼んで脳神経外科のある病院に行ってください。
3. 診断について
一宮西病院の体制

4. 治療について
脳梗塞の治療
現在の治療の主流は「血栓回収療法」です。この数年で急速に進歩している分野で、この治療法のおかげで重症の脳梗塞の患者さんでもほとんど麻痺がなく家に歩いて帰れる方が増えました。当院でも血栓回収療法を行った方の約7割は機能的にも改善して、リハビリ後は自宅での生活ができるようになっています。他にもt-PAと呼ばれる血の塊を溶かすような薬もあります。血栓回収療法、t-PA、直達手術(開頭手術)を状況に応じて行います。

一宮西病院の治療体制の特長
5. 予防について
3年に1度は脳ドックを受けよう



