医療機器最前線
ページ内目次
- 内視鏡手術支援ロボット
- 低線量立位全身2方向X線撮影装置(EOS)
- デジタルPET-CT装置
- CT
- MRI
- デジタルマンモグラフィ
- ハイブリッド手術室
- 術中OCT
- 手術用顕微鏡
- 放射線治療装置(リニアック治療)
- 微生物分類同定分析装置
- 内視鏡検査装置
- 外科手術用内視鏡システム(IR観察)
- 脊髄内視鏡(PELD)
- 呼吸機能検査装置
- 循環器用超音波診断装置
- デジタルガンマカメラ装置
- 医療用ロボットスーツ
- フルデジタル血管撮影装置
- ESWL(体外衝撃波結石破砕装置)
- ESWT(体外衝撃波疼痛治療装置)
- 眼科用リアルタイム映像システム
- 眼灌流圧センサー内蔵 白内障手術用超音波ハンドピース
- レーザー光凝固装置
- 眼科手術用顕微鏡
- 硝子体白内障手術装置
- 白内障手術ガイドシステム
- 共焦点走査型ダイオードレーザ検眼鏡
内視鏡手術支援ロボット
ダビンチ・システム(インテュイティブサージカル社製)は、腹腔鏡手術をサポートする内視鏡手術支援ロボットです。患者さまのお腹にあけた小さな穴に、専用鉗子(はさみに似た形の金属性の医療器具)を取り付けたロボットアームと内視鏡カメラを挿入します。執刀医は手術室内の操作台で内視鏡画像を確認しながら、ロボットアームを操作して手術をおこないます。
ダビンチSP
2024年1月、シングルポート内視鏡手術支援ロボット・ダビンチSPを導入しました。ダビンチXiに続き、当院2台目の内視鏡手術支援ロボットの導入となります。
ダビンチSPは、1本のロボットアームで構成される、シングルポート(単孔式)内視鏡手術支援ロボット。従来のマルチポート(多孔式)では複数必要となる体表の切開創(皮膚を切って開いた傷)が最少1つになることで、患者さまの体への負担をさらに軽減し、整容性の向上が期待できます。
今後は、泌尿器科領域での展開も予定しています(2024年4月以降)。
ダビンチSPは、1本のロボットアームで構成される、シングルポート(単孔式)内視鏡手術支援ロボット。従来のマルチポート(多孔式)では複数必要となる体表の切開創(皮膚を切って開いた傷)が最少1つになることで、患者さまの体への負担をさらに軽減し、整容性の向上が期待できます。
今後は、泌尿器科領域での展開も予定しています(2024年4月以降)。
ダビンチXi
2023年7月から導入されたEOSedge イメージングシステム(EOS imaging社製)では、正面と側面の二方向から同時にX線を照射して撮影し、脊椎や股関節などの形体、配列の評価をおこなうことができます。
立ったまま(もしくは座ったまま)撮影するため、椎体や関節に体重がかかった状態で、全身の骨格を観察することができます。撮影データから3Dモデルを作成することで、脊椎や股関節の診断や手術の際に必要となる計測等が可能となります。
立ったまま(もしくは座ったまま)撮影するため、椎体や関節に体重がかかった状態で、全身の骨格を観察することができます。撮影データから3Dモデルを作成することで、脊椎や股関節の診断や手術の際に必要となる計測等が可能となります。
CT
2023年7月、新館B棟にCTを2台増設したことで計6台体制(A棟・B棟含む)となりました。緊急と予約のどちらの患者さまに対しても、よりスムーズに検査がおこなえる体制を整えました。
Aquilion ONE / PRISM Edition (320列)
AI技術による画像の高品質化、被ばく線量の軽減
ディープラーニングを応用した画像再構成技術を搭載した、新世代320列エリアディテクターCT。撮影時間が短くなることで、造影剤の量や放射線被ばくも大幅に低減、患者さまの安全と健康をお守りします。
主に胸部・腹部・頭部の検査に用いられ、撮影スピードが速く、心臓のように激しく動く臓器も、ありのまま再現できます。心臓全体が収まる最大16cmの範囲を1回転0.275秒で捉えるため、造影剤の量や放射線被ばくも大幅に低減することができます。
これまでのCT装置では撮影が難しかった不整脈や、息を止めるのが難しい場合でも診断できる画像が撮影可能。また、石灰化やステントなどがあっても、特殊な撮影と解析技術により診断することができます。
主に胸部・腹部・頭部の検査に用いられ、撮影スピードが速く、心臓のように激しく動く臓器も、ありのまま再現できます。心臓全体が収まる最大16cmの範囲を1回転0.275秒で捉えるため、造影剤の量や放射線被ばくも大幅に低減することができます。
これまでのCT装置では撮影が難しかった不整脈や、息を止めるのが難しい場合でも診断できる画像が撮影可能。また、石灰化やステントなどがあっても、特殊な撮影と解析技術により診断することができます。
新たな技術
Deep Learning(ディープラーニング)技術を用いて、撮影画像中のノイズのみを取り除くことで、少ないX線でも高画質な画像が提供できるようになりました。少ない被ばく量で、精度の高い画像を撮影することができるため、患者さまへの負担がより少なくなります。
MRI
2023年7月、新館B棟にMRIを2台増設したことで計5台体制(1.5テスラ×2台、3.0テスラ×3台 / A棟・B棟含む)となりました。緊急と予約のどちらの患者さまに対しても、よりスムーズに検査がおこなえる体制を整えました。
Vantage Galan 3T / Focus Edition (3.0テスラ)
病変の早期発見・診断・治療に力を発揮
超高磁場(3.0テスラ)により、近年まで主流であった1.5テスラMRIに比べ2倍の感度があるため、従来よりも短時間でより鮮明に病変を確認することができます。全身の臓器や関節、血管などの画像をあらゆる方向から写し出すことができる、放射線を使わない身体にやさしい検査です。
広い検査空間により、これまで対応が困難だった体の大きな患者さまにも十分に対応できます。また、閉所恐怖症の方や小さなお子さん、高齢の患者さまにもリラックスして検査を受けていただけます。
広い検査空間により、これまで対応が困難だった体の大きな患者さまにも十分に対応できます。また、閉所恐怖症の方や小さなお子さん、高齢の患者さまにもリラックスして検査を受けていただけます。
Ingenia 3.0T CX
安定した高画質と検査時間の短縮を実現
2018年に北棟(救急搬送エリア)へ導入された新しい3.0テスラMRI装置は、複数の独立した送信源を持つ新しいラジオ波送信技術を搭載。複数の異なる送信情報をきめ細やかにコントロールし、患者さま一人一人に合わせた安定した高画質の情報を得ることができます。
また、従来技術を融合することで生まれた新しい高速化技術により、高画質を維持したままでの検査時間の短縮を実現。静的な撮像(撮影)から、頭部・腹部・整形・心臓領域の撮像、さらには2D・3D撮像など、幅広く対応いたします。
また、従来技術を融合することで生まれた新しい高速化技術により、高画質を維持したままでの検査時間の短縮を実現。静的な撮像(撮影)から、頭部・腹部・整形・心臓領域の撮像、さらには2D・3D撮像など、幅広く対応いたします。
2023年7月、メディカルサポートセンター(旧・健診センター)にデジタルマンモグラフィを導入いたしました。
従来機種よりも画像のコントラストが非常に高く、脂肪組織をより鮮明に黒く写し出すために乳がんを見つけやすく、乳腺濃度のより正確な評価につながることが期待できます。また、血管を明確に写し出すことで、血管の石灰化と線状石灰化の鑑別がしやすく、良性病変まで拾いすぎるといった事例も軽減できます。
圧迫自動減圧制御機能の「なごむね」は、最大圧迫圧の時間を一瞬にし、乳房の状態や画質・放射線量に影響しない範囲で減圧してから撮影する機能であり、「なごむね」の使用・未使用による画質の変化はありません。少しでも受診者さまの負担を減らし、診断しやすい画像撮影を実現いたします。
従来機種よりも画像のコントラストが非常に高く、脂肪組織をより鮮明に黒く写し出すために乳がんを見つけやすく、乳腺濃度のより正確な評価につながることが期待できます。また、血管を明確に写し出すことで、血管の石灰化と線状石灰化の鑑別がしやすく、良性病変まで拾いすぎるといった事例も軽減できます。
圧迫自動減圧制御機能の「なごむね」は、最大圧迫圧の時間を一瞬にし、乳房の状態や画質・放射線量に影響しない範囲で減圧してから撮影する機能であり、「なごむね」の使用・未使用による画質の変化はありません。少しでも受診者さまの負担を減らし、診断しやすい画像撮影を実現いたします。
血管内治療と外科手術を同時に実施可能
当院では、2018年8月にハイブリッド手術室を導入しました。ハイブリッド手術室とは、手術室と心血管・脳血管撮影装置を組み合わせた手術室で、カテーテルによる血管内治療と外科手術を一緒におこなうことができます。
ハイブリッド手術室が完備されたことにより、外科医と内科医の連携をより密接なものとし、最善のチーム医療の提供を目指していきます。
ハイブリッド手術室が完備されたことにより、外科医と内科医の連携をより密接なものとし、最善のチーム医療の提供を目指していきます。
術中により詳しく病態を把握し、その場で治療方針を決定
一般的に、手術中は顕微鏡で組織の表面を見ながら治療をおこないます。この装置は組織の断層像を得ることができるため、この画像を顕微鏡の所見に加えることで、術中により詳しく病態を把握し、その場で治療方針を決定することが可能となります。当院では2019年6月に導入されました。
米国では術中OCT診断により、約30%の症例の手術手技が変更になったと報告されています。エンフォーカス®は米国ですでに50を超える医療機関で導入実績があり、国内では15施設で稼働※しています。術中OCTによる評価は、術後の視機能の維持・改善に大きく関わってきます。また、OCTは弱い近赤外光を使用した測定法のため、患者さまの眼への負担もありません。いまや外来になくてはならない検査機器となったOCTは、手術室でもその力を存分に発揮してくれます。※2023年8月現在
米国では術中OCT診断により、約30%の症例の手術手技が変更になったと報告されています。エンフォーカス®は米国ですでに50を超える医療機関で導入実績があり、国内では15施設で稼働※しています。術中OCTによる評価は、術後の視機能の維持・改善に大きく関わってきます。また、OCTは弱い近赤外光を使用した測定法のため、患者さまの眼への負担もありません。いまや外来になくてはならない検査機器となったOCTは、手術室でもその力を存分に発揮してくれます。※2023年8月現在
発育した菌がどのようなものかを判別する検査機器で、従来の生化学的手法を用いたものに比べ、迅速性・正確性などを有しています。従来機でおこなう同定検査(菌種を確定させる検査)では2~18時間要していたものが、1菌種の同定に5分以内と驚異的な時間短縮が可能となりました。
世界ではヨーロッパを中心に約400施設にて使用されており、日本においては2011年9月に医療機器届出承認が取得されました。
世界ではヨーロッパを中心に約400施設にて使用されており、日本においては2011年9月に医療機器届出承認が取得されました。
経鼻内視鏡
嘔吐反射が少なく、身体にやさしい内視鏡早期がんの発見を目指して
経鼻内視鏡検査とは、従来の口から挿入する内視鏡(胃カメラ)ではなく、鼻から挿入して上部消化管(食道・胃・十二指腸など)の検査をおこなう方法です。口から挿入する場合、多くの方が吐き気や息苦しさを感じますが、経鼻内視鏡は舌の付け根に触れないので、吐き気を感じることはほとんどありません。経鼻内視鏡検査では早期胃がんの発見のほか、上部消化管のあらゆる病気の診断が可能です。
レーザー光源搭載内視鏡システム LASEREO(レザリオ)
従来機と比べて苦痛を軽減した、身体にやさしい大腸内視鏡を導入
従来の大腸内視鏡にはない硬度調整機能を搭載しており、患者さまの大腸に形状に合わせてスムーズにカメラを挿入することが可能となりました。また、BLI用レーザーの出力を高めることで、より表面血管や表面構造がシャープに見えるようになりました。大腸内視鏡では大腸がんの早期発見のほか、下部消化管のあらゆる病気の診断が可能です。
内視鏡下手術の“時間短縮”や“安全性の向上”に期待
がんなどの病変部摘出を目的に、腹部などに開けた数ヶ所の小さい穴からおこなう内視鏡下手術。大きく切らないため、患者さまへの負担が少ない低侵襲治療として知られています。
当院で導入した外科手術用内視鏡システムは、医療現場での研究が進んでいる赤外光観察に対応した機器です。手元のボタン操作で、瞬時に通常光から赤外光観察へ切り替えができるなど、機能の向上によって“手術時間の短縮”や“安全性の向上”が期待できます。
当院で導入した外科手術用内視鏡システムは、医療現場での研究が進んでいる赤外光観察に対応した機器です。手元のボタン操作で、瞬時に通常光から赤外光観察へ切り替えができるなど、機能の向上によって“手術時間の短縮”や“安全性の向上”が期待できます。
低侵襲での内視鏡的椎間板ヘルニア切除術を実現
脊髄内視鏡の本格導入により、低侵襲な内視鏡的椎間板ヘルニア切除術が可能となりました。具体的な方法としては、腰部に1.5cmほどの皮膚切開をおこない、ここから内視鏡を椎間板の中に挿入しヘルニアを切除します。2泊3日の入院で治療できるため、早期の社会復帰が可能となります。
精密肺機能システム・肺疾患全般の検査機器
「肺がどのくらいの量の空気を吸い込めるか」「どのくらいの速さで吐き出すことができるか」を検査し、肺の病気(主に慢性閉塞性肺疾患(COPD))を評価することができます。また具体的には以下のことが可能です。
- 気管支喘息・COPD・肺繊維症・塵肺・結核などの診断・治療
- 禁煙指導上の判定・経過観察
- 在宅酸素療法適否の判定
- 肺機能障害の有無とその程度の評価
- 動作能力の判定
- 手術の適応の決定と術後の活動能力の判定
3D経食道心エコーによって、
心臓の動きを立体映像でモニタリング可能
心臓の動きを立体映像でモニタリング可能
動いている心臓を、3次元のカラー映像で観察・評価することができます。心臓全体を立体的に、かつノイズの少ない鮮明な映像で捉えられるため、従来の2次元画像と比較し、心臓の状態の解析が圧倒的に容易となりました。これによって施行者の技量に左右されることなく、より安全な手術・より正確な評価が可能となっています。当院では、主に心臓弁膜症の手術の際に使用しています。
苦痛のない精密検査を実現
核医学検査(RI検査)では、きわめて微量の放射性医薬品(RI)を人体に投与し、その動きを身体の外側から高感度のカメラで追跡し、心臓の動き具合や形態、全身の血流量・代謝機能などを診断します。
装着することで身体機能を改善するロボット治療機器です。当院では患者さまの歩行改善に利用します。
脳から筋肉に送られる微弱な生体電位信号(BES)を皮膚表面から検出し、各関節に配置されたパワーユニットを駆動させることで、装着者の“動作意思に従った動作”を実現します。
脳から筋肉に送られる微弱な生体電位信号(BES)を皮膚表面から検出し、各関節に配置されたパワーユニットを駆動させることで、装着者の“動作意思に従った動作”を実現します。
微細な脳血管の病変を検査
脳疾患及び腹部領域に対する血管撮影とカテーテル法による治療を行う専門装置として使用。この装置は、血管内に細かい管(カテーテル)を挿入し造影剤を注入することで、微細な血管病変(狭窄、閉塞等)の診断を可能にします。さらに、検査からすぐさま脳卒中のステント治療など、緊急治療への対応も可能な装置です。また、検査を受ける患者さまの放射線被ばくの低減を十分に考慮したシステムですので、安心して検査を受けることができます。
負担の少ない尿路結石の治療機器
ESWLとは、体外から音速よりも速い衝撃波を体内の結石にあて塊を細かく砕き、尿とともに外へ排出させる治療法です。身体には一切メスを入れないので、負担の少ない治療法といえます。
ドイツで開発されたESWLは、1980年以降、優れた粉砕効果と身体への負担の少なさから世界中に普及し、尿路結石治療に革命的な変化をもたらしました。治療時間も約60分と短く、開腹手術ではないので身体に傷は残りません。破砕効果が高く痛みの少ない衝撃波を発生するため安全性があり、尿路結石治療において第一選択となる治療法です。
ドイツで開発されたESWLは、1980年以降、優れた粉砕効果と身体への負担の少なさから世界中に普及し、尿路結石治療に革命的な変化をもたらしました。治療時間も約60分と短く、開腹手術ではないので身体に傷は残りません。破砕効果が高く痛みの少ない衝撃波を発生するため安全性があり、尿路結石治療において第一選択となる治療法です。
整形外科に“体外衝撃波疼痛治療装置”を導入
泌尿器科領域での腎結石破砕に用いられる体外衝撃波を、整形外科向けに腱付着部炎(足底腱膜炎で保険適用)の治療へ応用したもので、欧米ではアスリートの治療を中心に有効な治療として汎用されています。体外衝撃波は音速を超えて伝わる圧力を利用しており、体へのリスクは極めて少ない治療法です。患部の疼痛の軽減、血流改善、組織再生・修復などの効果があります。
当院では集束型(F-SW)と拡散型(R-PW)の2種類の体外衝撃波を完備し、疾患や病態に応じて選択しています。
対象疾患
上腕骨外側上顆炎、アキレス腱炎、石灰沈着性腱板炎、腱板炎、膝蓋腱炎、骨折遷延治癒、疲労骨折、離断性骨軟骨炎、難治性足底腱膜炎※※難治性足底腱膜炎は保険適用となります
当院では集束型(F-SW)と拡散型(R-PW)の2種類の体外衝撃波を完備し、疾患や病態に応じて選択しています。
対象疾患
上腕骨外側上顆炎、アキレス腱炎、石灰沈着性腱板炎、腱板炎、膝蓋腱炎、骨折遷延治癒、疲労骨折、離断性骨軟骨炎、難治性足底腱膜炎※※難治性足底腱膜炎は保険適用となります
(F-SW)デュオリスSD1
(R-PW)マスターパルス ONE
ビデオカメラを搭載した眼科用リアルタイム映像システムで、硝子体手術において待望されていた可視化を3D映像として実現します。光学顕微鏡と比較して、低光量でありながらも高度な映像処理が可能であり、術中の患者さまに対する眩しさや光暴露による黄斑部への影響を軽減することも期待できます。
白内障手術中の眼圧を一定に保つ独自の機能を搭載しており、従来よりも急な眼圧の変動に素早く反応することができます。また、超音波振動と特殊形状の吸引チップによって、短時間で水晶体の破砕と吸引が可能です。手術時間が短縮されることで眼にかかる負担が軽減し、手術の安全性も向上します。
2020年10月、半導体レーザー装置・CYCLO G6を導入いたしました。中程度~末期の緑内障患者さまに対して有効な“マイクロパルス経強膜毛様体光凝固(MPCPC)”が可能です。
MPCPCの特徴は、術中疼痛が少ないこと、合併症リスクが低いこと、多様な緑内障病型に効果を示すこと、外来通院でおこなえること、複数回施行可能なことなどが挙げられます。これらの理由から、現在では様々な大学病院でこの治療がおこなわれています。
施行時間は約10分ほどです。眼圧下降率に差はありますが、早い方だと翌日から眼圧下降がみられます。
MPCPCの特徴は、術中疼痛が少ないこと、合併症リスクが低いこと、多様な緑内障病型に効果を示すこと、外来通院でおこなえること、複数回施行可能なことなどが挙げられます。これらの理由から、現在では様々な大学病院でこの治療がおこなわれています。
施行時間は約10分ほどです。眼圧下降率に差はありますが、早い方だと翌日から眼圧下降がみられます。
Proveo 8は、眼科手術用顕微鏡の上位モデルでも新しい機種※となります。レンズの特性上、難しいとされていた“高い解像度”と“深い焦点深度”の両立を実現した観察システム(フュージョンオプティクス)を搭載、従来より細かく繊細な手術も対応できるようになりました。
また、数ある手術用顕微鏡の中でも比較的大きなレンズを使用することで、術野の光を多く集めることができます。さらにその光を100%術者に届けるシステムにより、術野を照らす光量を減らすことができるため、患者さまのまぶしさをやわらげ、光障害を低減することにも繋がります。
※2023年8月時点
また、数ある手術用顕微鏡の中でも比較的大きなレンズを使用することで、術野の光を多く集めることができます。さらにその光を100%術者に届けるシステムにより、術野を照らす光量を減らすことができるため、患者さまのまぶしさをやわらげ、光障害を低減することにも繋がります。
※2023年8月時点
白内障手術と硝子体手術を同時におこなうことができる高性能手術装置。1分間に10,000回転する超高速カッターを搭載し、硝子体をさらに小さく切除できるため、硝子体切除にともなう合併症発生頻度を抑えることに繋がります。精密にコントロールされる灌流圧供給システムや眼内レーザー、ガス注入、シリコンオイル注入など、硝子体手術に必要なあらゆる機能が搭載されています。
白内障手術時に必要となる切開位置や眼内レンズ固定位置を、顕微鏡と通して投影する装置。従来の直接眼にマークをつけるといった動作がなくなり、患者さまの負担も軽減されました。
また、均一な手術創を作成することが可能となり、術前に計算された予想屈折値と実際の術後結果との誤差を減らすこともできます。
さらに、乱視矯正レンズや多焦点レンズなど特殊なレンズを挿入する場合や、術中患者さまの眼が動く場合にも有効なシステムです。
また、均一な手術創を作成することが可能となり、術前に計算された予想屈折値と実際の術後結果との誤差を減らすこともできます。
さらに、乱視矯正レンズや多焦点レンズなど特殊なレンズを挿入する場合や、術中患者さまの眼が動く場合にも有効なシステムです。
一度で広範囲の撮影が可能な外来検査装置で、当院では2019年6月に導入されました。散瞳薬(さんどうやく)を使用しなくても撮影がおこなえるため、散瞳薬の効果が弱い方や、散瞳薬が使用できない方にも、広い範囲の眼底確認が可能となります。黄斑部疾患においても、4K以上の高解像度撮影ができるため、疾患の診断や説明、治療効果判定にも力を発揮します。撮影光量は一般の眼底カメラと比較して少ないため、患者さまの不快感・まぶしさが軽減します。蛍光眼底造影検査や自発蛍光撮影、網膜断層撮影などあらゆる機能を有しており、多様な疾患に対応しています。