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整形外科 指導医×専攻医対談


指導医 × 専攻医 

専攻医

■氏名
神崎 恭輔(こうざき きょうすけ)
■所属
整形外科
⇒プロフィールの詳細はこちら
指導医

■氏名
近藤 陽(こんどう あきら)
■所属
整形外科 医長 / 四肢・骨盤骨折治療センター長
⇒プロフィールの詳細はこちら

~豊富な執刀経験と充実のサポート体制で満足の研修環境~

近藤先生:専門研修が始まってちょうど1年半になるけどどう?

神崎先生:多くの手術をやらせてもらえていると感じています!
昨年だけで180件程執刀させていただきましたが、各専門分野に指導医の先生が揃っているので、手術前から一緒に計画をたて、当日も必ず一緒に手術に入る体制のため、難しい症例にも安心してトライでき、十分すぎる経験が積めて満足していますし、ありがたいなと感じています!
初期研修から一宮西病院で研修を行っているため、研修医の時から先輩方が多くの執刀をされていることはしっていましたが想像以上でした(笑)
他の病院についてはあまり知らないのですが、近藤先生からみた当院の整形外科はどうでしょうか?

近藤先生:僕は大学病院や他の病院にいたこともあるけど、多くの病院が難しい症例や珍しい症例は上の先生が行い、専攻医や若手は簡単な症例を振り分けられ、それも指示通りに行うというところが多かったかな。
それが悪いとは思わないが、僕も専門研修の時にいた病院は一宮西病院みたいに若手でもたくさん経験積める環境で研修をさせてもらっていて、今振り返って考えると個人的にはすごくよかったなと思えるよ。
なので、若手から執刀経験が多く詰める環境は僕自身の経験からも良いと思う。
勿論、その分大変なことも多いと思うけれどね。

神崎先生:それこそ今でも忘れないのは専門研修1年目4月に高エネルギーの骨盤骨折の患者様を診させて頂いた際、近藤先生にしっかりサポートしていただきながら、ほぼ主治医として診る経験をさせていただけたことは大変でしたけどすごく勉強になりました。“経験に勝る学びはないな”と思いました!

近藤先生:あれね!自分で実際に経験すると大変だけどその分早く身につくと思うからサポートすることで経験させてあげられることは、個々の能力や成長スピードに合わせてこれからもできる限り経験させていこうと思っているよ!

神崎先生:ありがとうございます!よろしくお願いします!
ただ、先程も話しましたが本当にサポート体制が充実しているから乗り越えられているなって思っています。
外来も専攻医が始まってすぐやらせていただけるので最初は不安でしたが、各分野の先生が並列で診察しているので、すぐに専門の先生のところへ聞きにいけるのは、一人で戦っている感じがなく心強いです。
また、緊急性がないものは朝のカンファレンスの後に若手の先生が相談できる時間を作っていただいているのでそれもすごく助かっていますし学びも多いです。
あと整形外科の医師だけが全員が見られるクラウドに検査のデータとか共有していつでもみなさんに相談できるのも助かりますし、自分の相談事だけでなく他の先生同士のやり取りも確認できるので、それも勉強になることが多く助かっています!

近藤先生:積極的にやらせていく方針だけど、指導者の立場としては事故を防ぐことも同時に考えなければいけないから常にどうしたら医療的に安全且つ若手の先生が安心して治療に臨めるかは常に考えていて、クラウド上でいつでも誰にでも相談できるようにしたのも割と最近だから直接助かっているという言葉を聞けてよかった!

神崎先生:そうだったのですね!・・何か私達のために裏で色々考えていただいてありがとうございます!
サポート体制はもちろんですけど、これはお世辞抜きで整形外科一のムードメーカーである近藤先生を筆頭に先生方みなさん本当に話やすくて診療科の雰囲気がいいので色々聞きやすくサポート体制をフル活用できています。

近藤先生:神崎先生のような若い先生から雰囲気がいいって言ってもらえるのは一番嬉しいな!
積極的にやらせていく分若手の先生には必ず相談することをルールにしているけど、これまで専門研修1年目の先生で最初のころは気を使われてしまっているのか、相談されずに進められたことが過去にあり、その時に立場上指導したけどこっちももっと雰囲気づくりから意識しないといけないなって自分も反省してそれ以降雰囲気づくりは指導者として一番意識しているし大事にしているからね!
良いことばかり言ってもらえてすごく嬉しいけど、とは言っても神崎先生まだ若いし困っていることとか悩みとかあるでしょ?

~専門分野はどうやって選ぶのか~

神崎先生:困っているというより悩みに近いですけど、整形の中での専門分野が全く決まらなくて少し悩んでいますね。

近藤先生:専門分野選びは悩むよね!でも先生の年次の時私も決まっていなかったし、決まっている人の方が少ないと思うからまだ決まってなくてもいいんじゃない?

神崎先生:そうなんですけど、一宮西病院は脊椎・肩肘・下肢・手の外・外傷と各グループしっかりそろっていて専門の先生方の下ローテーションしながらしっかり経験させてもらえているのに、周りと比べても全然決まっていなくてちょっと遅れているかなと思いまして(笑)
ちなみに近藤先生は何故外傷の道を選ばれたのですか?

近藤先生: 専門研修の時勤務していた病院が外傷に強くて、外傷で有名な先生の下で働いた経験があったことや、骨折は同じ場所の骨折でも一人一人少しずつ折れ方が違うから、全く同じ手術を毎回やるということなくて、毎回ここはどうしていくのがベストかをその場で見て工夫していくことが、自分としては面白いと感じたことが理由かな。
それでも最初から外傷の道で決めてずっとやっていたわけではなく、一宮西病院では関節グループにいたこともあるよ。
現在外傷の分野に特化しているのは一宮西病院が「四肢・骨盤骨折治療センター」を立ち上げる際のセンター長として任せてくれた環境的要因が大きかったかな!

神崎先生:確かに骨折の手術の奥深さは近藤先生と一緒にやらせていただいた、複雑な脱臼骨折で、粉砕も強かった患者様の治療の時に感じました!
最初自分が診た時専門ではないが骨接合で骨を温存するのは正直難しいかなという診立てでしたが、近藤先生は迷うことなく骨折を治しに行くっていう選択をされて結果的にしっかり治っていったのがすごく印象に残っています。
他の病院の先生と話している時にこの話をすると毎回「これを骨接合したのすごいね!」って言われるから改めてすごいことされていて貴重な経験積ませていただいているのだなって感じました。

近藤先生:外傷専門の先生は他の専門分野と比べるとまだ全国的にも少ないからここでやっていることに驚く先生も多いかもね。

~後輩へのメッセージ~

近藤先生:たくさん経験したいと思っていて前向きで向上心がある方にはおすすめですね!個々成長スピードに関してはこちらも全力でサポートはしますよ!

神崎先生:自分はすごく向上心が高いかと言われたら自信もって「はい」とは言えない・・(笑)だけど、ここは向上心高い人が多いとは感じていて、そういう環境に身を置くと自然と自分も頑張れるとは働いていて感じますね。
自分に甘いけど頑張りたい人にもおすすめかもしれません(笑)
あとすごく執刀数が多いのでよく周りからどれだけ働いているの?と心配されるけどここはオペ室が19室あって整形外科だけでも並列で基本4室、多いと6室やっているので勤務時間が長くなっているわけではなく、むしろQOLは良いかなと感じています。

近藤先生:たしかしそれは言っておかないと誤解されるかもね(笑)
私も専門研修の時たくさん経験させてもらえる環境だったという話はしたけど、その代わり毎日かなり遅くまで仕事していて、当時はしんどかったからね(笑)

執刀経験数が目立つけど、手術の経験だけじゃなくて学術的な自信も深めれば、それは結果的に臨床にもいきるので、私も統括部長も臨床ばかりの教育ではなく、若い先生が将来色んな選択肢をとれるよう、アカデミックな部分もしっかり行っていくように指導しているからそこに時間が割けるよう働き方も考えているので、そこは安心してください!

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