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循環器内科 指導医×専攻医対談


※本ページに掲載されている情報は、2024年12月時点のものです。
専攻医

循環器内科
満島 哲史
みつしま あきふみ

⇒プロフィールの詳細はこちら
指導医

循環器内科医長
篠田 明紀良
しのだ あきら

⇒プロフィールの詳細はこちら

初めての地でも、一番循環器内科医としての将来ビジョンを描けた一宮西病院へ

篠田先生 満島先生は都会から来ているけど、一宮は慣れた?

満島先生 もうホームのように慣れましたよ。大学や初期研修先は都会でしたが、出身は千葉県なので似たような雰囲気を感じていて、少し田舎な感じもありながらほどよく都会さもありますし、物価も安くて住みやすいなと感じています。

篠田先生 それはよかった! 満島先生が見学に来られたとき、自分ができることをやろうという姿勢でやる気もあって気も効くから好印象で、一所懸命勧誘したからすごく記憶に残っていて(笑)。でも、東京や神奈川にいた先生だし、一宮は縁もゆかりもないから正直選ばないかなと思っていたけど、何が決め手で選んでくれたの?

満島先生 それはやっぱり見学のときに対応いただいた篠田先生の印象ですね! こんな格好良くて賢い先生がいたら誰でも憧れます!

篠田先生 ありがとう(笑)。サラッとそういう気遣いができるところ、さすがですね!

満島先生 でも、本当に見学したときの印象とそのときに感じた直感が決め手です! 先生方が働いている姿を見て、カテーテル室全体が和気あいあいとして雰囲気が良く、教育体制も良いなと感じましたし、一宮西病院を見学したときが一番循環器内科医としての将来ビジョンを描けたので決めました!

早い時期から多くの経験が積める環境

篠田先生 一宮西病院としても、満島先生のように縁もゆかりもなくても、病院の魅力で来てくれる先生が増えてきてうれしい! 実際に働いてみてどう?

満島先生 5ヶ月でPCI(経皮的冠動脈形成術)が約25件、ABL(経皮的心筋焼灼術)とEVT(末梢血管形成術)が約7〜8件を術者として経験させていただいて、想像以上に早くから多くの経験を積ませていただき、ありがたいなと感じています。日々できることも増え、毎日が本当に充実しています!

篠田先生 安全を担保しながら、若手の成長のためにも積極的に数多くの経験を積ませていこうというのは、循環器内科に限らず他科でもそうなので、一宮西病院全体の文化だね。

満島先生 確かに外科系の同期や若手の先生と話したとき、早くから執刀させてもらったり、ロボットももう触っているという話を聞いたので、循環器内科だけではないんだと思いました! 一宮西病院と同じくらいやそれ以上の症例数がある病院は他にありますが、そういうところはドクターの人数も多く、若手がやらせてもらえる症例は限られると私のまわりからは聞くこともあるのでありがたいなと感じています!

篠田先生 症例が多い病院でも若手はあまりカテーテルを触らせてもらえないというのは私もよく聞くから、症例数が多くて、若手から多く経験できるというのは間違いなくうちの特徴のひとつだね。

安心して学べる指導体制

満島先生 早くから経験させてもらえますが、“CAG(冠動脈造影検査)やマッピングを決められた数おこなったら、PCIやABLに入れる”という明確な基準も決まっていて段階を踏んでから入りますし、手技をやる際も指導医の先生が横とカテーテル室内にしっかりとついて教えていただける環境なので、緊張感を持ってやっていますが、安心感も持ちながらできています。

篠田先生 早くやらせることで恐怖心を抱かせてしまったり、自信をなくさせてしまっては逆効果なので、それを避けるためにも私はもちろん指導医全員がサポート体制を整えるだけなく、助言や手を代わるタイミングを間違えることなく、しっかり目を光らせてやるようにしているよ! 満島先生はやる気もすごくあって積極的だから、PCIとPMI(ペースメーカー留置術)は6月、ABLは8月に1人でできるようになって、早いペースで成長しているからこの調子で一緒に頑張っていこうね!

満島先生 引き続きよろしくお願いします!
論文や学会発表に関しても経験豊富な先生がたくさんいて、疑問点があったらいつでも質問して教えてもらえる環境で、アカデミックな道に進むこともできるほどフォローも充実していて、そこも助かっています!

篠田先生 海外留学経験もあって論文や研究が得意な先生がいますし、大学で研究や教育をされていた先生も複数人いるから安心してほしいし、論文を書くために必要なデータ集めに関しても部長を含めすごく協力的だからね!

他科との関わりについて

満島先生 手技以外のところですと、循環器当直にもすぐに1人で入るので、正直初めて入るときは不安でしたが、1人で無理なときは夜中でも上の先生を電話で呼べばすぐ来てくださいますし、ICU当直の先生もいるので当直時のサポート体制も充実しているなと感じています。

篠田先生 一宮西病院はチーム医療を大事にしているし、診療科の垣根も低いから、何か困ったら循環器内科の先生に限らず他科の先生も頼ると良いよ!

満島先生 頼もしいです! 心臓血管外科との話でいうと、内科的治療・外科的治療で悩ましい症例は、心臓血管外科と循環器内科の合同カンファレンスできちんと議論して方針を決めていて、適切な医療を提供できているなと思いました。

篠田先生 外科手術か、カテーテル手術かを決める際には、ガイドラインを基準にしつつ、患者さまの全身状態やADLを考慮してどちらの治療が良いか議論しているね。また、外科と内科合同でTAVIを施行しているよ。

多く経験できる環境だからこそ、将来の目標をじっくり考えられる

篠田先生 満島先生はすごく向上心高く頑張っているけど、すでに将来の目標とかは具体的に決まっていたりするの?

満島先生 将来はアブレーションを専門にやっていけたらいいなと漠然と思ってはいますが、今はひとつひとつのことをできるだけ早くしっかりできるようにして、専門医を最短で取得していくことまでしか目標としては考えられていないです。一宮西病院のプログラムは不整脈、虚血、心不全、末梢血管でそれぞれ専門の先生方がいて、そのチームをローテーションできる環境かつ症例数も全部多くて経験も偏らないので、専門分野はゆっくり考えていこうかなと思います。

篠田先生 循環器専門医を取るまでは循環器全般に関わっていけばいいと思う! 一宮西病院の循環器内科はチームごとの縄張り意識とかないから、希望があれば所属したチーム以外の分野でも治療に携ることが可能だよ。僕は不整脈と虚血の専門医を取得して、今でも両方の手術をおこなわせていただいているし、これからは心エコーや心不全も学びたいなと思ってます。

満島先生 では篠田先生の目標は、循環器全般しっかりできることなんですね!

篠田先生 そうだね! 自分自身の知識と手術の腕を上げることはもちろんだけど、実際に会わない患者さまの役に立つためには論文と教育だと思うから、1年1本の論文を書くこと、自分より若い先生にカテーテル手術を楽しいと思ってもらえるように、安全な手術を指導することだね。


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