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整形外科専攻医×研修医×リハビリ対談


※本ページに掲載されている情報は、2024年12月時点のものです。
整形外科専攻医

整形外科
相模 亮祐
さがみ りょうすけ

⇒プロフィールの詳細はこちら
研修医

臨床研修医
高橋 俊成
たかはし としあき

⇒プロフィールの詳細はこちら
リハビリテーション技術部

リハビリテーション技術部 課長代行
上村 直也

2011年 一宮西病院
リハビリテーション科入職
2016年 尾西記念病院に異動
主任に昇進
2020年 一宮西病院に異動
2023年 一宮西西病院
リハビリテーション技術部 課長代行

高橋先生 私は整形外科志望で、3年目も引き続き一宮西病院で専門研修を受けることに決めたんですが、研修医だとリハビリテーションスタッフさんと直接関わる機会がなかったので、今日上村さんとお話しできるのをすごく楽しみにしていました!

上村さん では、4月から一緒に働けるんですね! 楽しみにしています! ちなみに、高橋先生が3年目も残ることを決めた決め手は何だったんでしょうか?

高橋先生 各専門グループが揃っていて、県内トップクラスの手術件数で症例も豊富且つ若手でもたくさん経験できる環境であることに加え、ローテーションで整形外科をまわるたびに各グループの隔たりがなく、診療科内の雰囲気もすごく良いと感じたのが決め手で、引き続き一宮西病院で専門研修をしたいと思いました! 魅力に感じている点では他にもたくさんありまして、昨年(2023年)7月に新棟が完成して、急性期だけでなく回復期も診られる病院になったのもより質の高い医療を患者さまに提供できる環境になったという点で魅力に感じたひとつです。ただ、ここに関して研修医は担当患者を持つことはないので、初期研修中に何か具体的な実体験をしたわけではなく想定しているだけだったので、相模先生に医師目線で具体的にどう良くなったのかをお聞きしたいです!

急性期から回復期までひとつの病院で診られることはメリットがたくさん

相模先生 急性期だけのときはリハビリテーションで回復された患者さまを外来でフォローするけど、そのレベルまで回復するのに数ヶ月かかる患者さまもいて、それまで自分はまったくフォローができないことや手術をして経過をもう少し診たいと思っていても次から次へと急性期の患者さまがくるので、他院へ転院していただきその後は診られないというのが現状で正直もどかしさを感じることがあったんですが、リハビリテーション病棟ができたことで手術後から自宅に帰られるまでのリハビリテーション過程まで長期にわたりしっかりフォローできるようになったので、患者さまだけなく医師にとってもメリットだと感じていますね。

上村さん そうだったんですね。だから、相模先生や整形の先生方がまだ不安定で気になっている患者さまのカルテを覗きにきて、記事も書いてくださるのですね。あれはリハビリテーションスタッフとしては非常にありがたいです!

相模先生 回復期に移られると主治医もリハビリテーションの先生に変わりますが、やはり気になるので気軽に見に行ける環境になったのは本当にうれしいですね。ちなみにリハビリテーションスタッフにとってはどんな所がメリットだと感じていますか?

上村さん 整形外科の先生方とコミュ二ケーションが取りやすくなったことで安全かつ質の高いリハビリテーションができる環境になったと感じていますね。新棟の設立前は同じ法人内で回復期中心の病院があり、私は急性期の一宮西病院だけでなくそこで勤務していた時期もあったのですが、患者さまが回復期に移られて先生方も心配な方がいると思い、同じ法人の一宮西病院からの患者さまは私が代表として週に一回整形外科のカンファレンスに参加し、何か申し送りした方がいい患者さまについては私が伝達をするという作業をしていましたが、それをしなくてよくなり楽になったのに、以前より整形の先生方とコミュ二ケーションが取りやすくなったのは本当に助かっています!

十分なコミュニケーションを取れる環境が質の高い治療を実現

高橋先生 普段はどんな感じでお互いにコミュ二ケーションをとられているんですか?

上村さん 週に一度、各チームごとで整形外科とリハビリテーションの合同カンファレンスをやっていますが、急性期なのでタイムラグがあると困るかつ文面だけではなかなか伝わりにくい細かな安静度の確認などをしたいとき、お互いに電話でコミュ二ケーションをとったり、病棟で個別に話をして相談できるので、日々安心してリハビリテーションができていますね。相模先生はもちろん、他の先生方も突然電話してもいつも快く対応してくださるので、あらためていつも本当にありがとうございます!

相模先生 いえいえ、こちらこそいつも術後の患者さまへの適切かつ丁寧なサポートとアドバイス、ありがとうございます! 急性期と回復期が一緒になってから、リハビリテーションスタッフさんからいろいろとご相談いただく機会が以前より多くなって、どういうことで困っているのかを知る機会が増えたことで、どうしたら後々困ることが少ないかをより考えて急性期期間の治療をおこなうようになったので、自分自身もすごく学びがあって勉強になっていますね。

上村さん 私も先生方との密なコミュニケーションが取れることで、質の高いリハビリスケジュールを各術式ごとに作成できるよう、定期的にグループの先生方とブラッシュアップをおこなえる環境なのでいつも勉強になっています。そのおかけで、リハビリテーションスタッフは多人数で構成されていて若手スタッフも多いのですが、みんなが安心してリハビリテーションをおこなうことができていますし、若手の教育面でも大いに助けられています。

高橋先生 やはり距離が近くなるとチーム医療を実現する点でメリットがたくさんあるんですね。他にも何か一緒にやられていることはあるのでしょうか?

上村さん 部長の梶田先生を中心に、肩肘グループの先生とリハビリテーションスタッフで少年野球の肩健診を一緒にやっていますよ!

相模先生 私もこれまで各グループをローテーションしていましたが、今年から肩肘チームに加わって軸を置くことになったのでこのイベントに参加していますが、すごく勉強になっています! 実は自分の患者さまから「リハビリのスタッフがすごく良いから、引き続き当院でリハビリをしたい」と言われることが非常に多くて、リハビリテーションスタッフさんがどういう指導をしてどんなストレッチをやっているかを直接見たいとずっと思っていたんですが、普段は業務に追われてなかなか見ることができなかったけど、こういうイベントを一緒にやることで、リハビリテーションスタッフさんが指導している様子を直接見られて、プロの技を学ぶことができ、武器も増えるし、何より患者さまに今後の治療計画を話す際の話し方も変わりましたね。今後、機会があればイベント時だけでなくて、個人的に見学できる機会をいただけるとうれしいです!

高橋先生 私も見学してみたいです!

上村さん そう言っていただけると私もうれしいです! お二人ともぜひ見学にいらしてください! リハビリテーションスタッフは人数も非常に多く、各病棟に属して分野ごとにチームで分かれ専門的に手厚く365日サポートさせていただいていますので、高橋先生や今後いらっしゃる若手の先生方も最初は不安なことも多いと思いますが、みなさん安心してお任せいただければと思います!

高橋先生 ありがとうございます! 頼りにしています!


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