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単独インタビュー


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世界が認めた診断力 放射線診断医 木口貴雄

世界が認めた診断力 放射線診断医 木口貴雄



木口 貴雄(きぐちたかお)先生

所属:放射線診断科 副部長
卒業:2006 年卒(新潟大学)
経歴:長岡赤十字病院、新潟大学医歯学総合病院、新潟県立中央病院、長岡綜合中央病院、新潟市民病院。2016年から一宮西病院にて勤務。


充実した画像診断環境、症例数だけでなくその質も向上し続ける

放射線診断医の業務、また当院の環境・設備体制について教えてください。

医学検査画像を評価、診断するという業務がほとんどです。現時点(2020年7月時点)でMRI(磁気共鳴画像装置)が3台、CT(コンピュータ断層撮影装置)が4台配備されていて、設備は豊富だといえます。検査に対してほぼリアルタイムに診断している感じです。

入職当時と比べて、現在の放射線診断科の印象はどうですか?

私は2016年4月に一宮西病院に赴任しましたが、当時と比べて「大きくなっている」「拡充している」という傾向にあると感じます。各診療科の症例数も年々増えていますし、それに伴い検査数も私が来た頃より明らかに増えました。メンバーについてもこの4年で先輩・後輩も増え、質の高いディスカッションが頻繁にできるようになりました。数だけでなく、診断の質も確実に向上していると感じます。

知識と経験を総動員する、それが画像診断の醍醐味

放射線診断の醍醐味は何でしょう?

検査に対してモニターの前に座ってレポートを書く…というシンプルな作業に見えるかもしれませんが、その中身は「考えながら画像を見る」という直観力・思考力が求められるものです。まったく単純なものではありません。これまでの経験や知識を総動員して様々な角度から診断する、そこに醍醐味を感じています。

木口先生は北米学会の画像診断コンテストでも毎年のようにチャンピオンになっています。世界が認めるその診断力、木口先生みたいになりたいという若い放射線診断医も大勢いるのではないでしょうか?

振り返ると、こういうコンテストをきっかけに画像診断を面白いと感じることができ、益々興味がわいたと思います。そうなると自ずともっと勉強するようになる。勿論、もう一方では臨床で頑張って経験を積む。若い皆さんも何がきっかけになるかわかりませんが、私の場合はそんな風に研鑽してこれたのかなと思っています。

成長し続ける環境で、幅広く症例を経験

先生が当院に赴任されたきっかけは何ですか?

元々地方都市の医局に入っていたのですが、その環境のままだと、自分がやりたい部分に関してゴールが見えてしまった…という思いが、正直なところありました。そこで環境を変えようと思っていたところで、一宮西病院とご縁がありました。当時から勢いのある病院でしたから、挑戦してみよう!と思ったのです。当時も感じてはいたのですが、変わらず勢いがあります。まだまだ大きくなる病院だなと思っていましたが、期待通り成長を続けています。個人的にも大変満足しています。

他科との関係性について教えてください。

他の診療科にも、技術の高い有名なドクターがどんどん集まってくる…という印象です。放射線診断科は単独で完結する事はなく、どうしても他科との連携が大前提になります。常に合同カンファレンスも行っています。また総合病院ということもあり、特定の症例が多いというよりも、幅広く様々な症例を診ているという印象もあります。

優秀なドクターが全国から集まる 臨床を磨きたいなら最高の場所

一宮西病院は、ひと言でいうとどんな病院ですか?

難しい質問ですね(笑)。やはり、(大学)医局との関係が非常に薄いという意味で、全国的に類を見ない病院だと思います。また、全国から様々なスキルを持った先生が集まってくるので、雰囲気や手技の違いなど、非常に多くのパターンを間近で見られる、経験できるという環境は、ここ以外では恐らくなかなかないと思います。多くの病院では「ここはこの方針」というような、悪い意味で偏ったやり方が強く出てしまいがちだと思うのですが、自分が経験したことがないようなやり方も学べる、医療の多様性を学べる病院はなかなかないですよね。その点は、当院の非常に大きな特色のひとつかと思います。

この病院にはどんな思考の人が向いてると思いますか?

臨床能力を磨きたいという人は、確実に向いていると思います。実力をつけて何かを成し遂げたい人は、きっと活躍できると思います。

質の高い教育を見据え、診断能力を徹底して追求

今後の目標をお聞かせください。

具体的に決まってるわけではないのですが…個人としては、当然今までのように研鑽を積んでいき、より高い「診断能力」を目指していきたいと思います。また、私自身の技術の向上は若い医師の教育にも必ず役立つと思います。質の高い育成にも繋げていきたいです。




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