重度静脈瘤の新たな治療法 内視鏡下筋膜下不全穿通枝切離術【SEPS】を開始しました
2016年08月25日
一宮西病院心臓血管外科は8月25日、重度静脈瘤、うっ滞性皮膚炎・潰瘍の新たな治療法である、内視鏡下筋膜下不全穿通枝切離術(SEPS)を実施しました。
内視鏡下筋膜下不全穿通枝切離術(SEPS)は、静脈瘤など下肢の血行障害により生じる“うっ滞性皮膚炎・潰瘍”の患者さま、すなわち重度静脈瘤の患者さまへの新しい治療法です。皮膚炎・潰瘍の真下に、その原因となる静脈瘤、不全穿通枝がある方には非常に有効な治療法です。炎症・潰瘍を起こしている皮膚は切開せず、離れた部位から筋膜下へ内視鏡を挿入、炎症の原因となっている皮膚直下にある静脈瘤や不全穿通枝を、内視鏡下で処理します。うっ滞性皮膚炎・うっ滞性皮膚潰瘍ともに、それぞれ沈静化・治癒が認められたという報告もあり、注目されている治療法です。
全ての静脈瘤の患者様に適応する治療ではありません。症状や検査結果から熟考した上で、SEPSを含め、患者さまにとって最適な治療法をご提案して参ります。
内視鏡下筋膜下不全穿通枝切離術(SEPS)は、静脈瘤など下肢の血行障害により生じる“うっ滞性皮膚炎・潰瘍”の患者さま、すなわち重度静脈瘤の患者さまへの新しい治療法です。皮膚炎・潰瘍の真下に、その原因となる静脈瘤、不全穿通枝がある方には非常に有効な治療法です。炎症・潰瘍を起こしている皮膚は切開せず、離れた部位から筋膜下へ内視鏡を挿入、炎症の原因となっている皮膚直下にある静脈瘤や不全穿通枝を、内視鏡下で処理します。うっ滞性皮膚炎・うっ滞性皮膚潰瘍ともに、それぞれ沈静化・治癒が認められたという報告もあり、注目されている治療法です。
全ての静脈瘤の患者様に適応する治療ではありません。症状や検査結果から熟考した上で、SEPSを含め、患者さまにとって最適な治療法をご提案して参ります。
草川均医師(右)と
当院心臓血管外科の金子完医師(左)
草川医師によるレクチャーも同日開催