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糖尿病


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糖尿病サポートノート

独自に作成した療養指導ノートで患者さまへの指導に使用しています。

日本糖尿病学会認定専門医・指導医に加え、糖尿病を専門に指導することができる糖尿病療養指導士が多数常勤しております。

当院では各分野(医師、看護師、栄養士、理学療法士、薬剤師、検査技師、事務職員)のスペシャリストからなる“糖尿病サポートチーム”を立ち上げ、糖尿病患者さまのトータルケア実践をしています。時には医師には言いにくいような“本音”の相談を、専門的な立場でアドバイスしやすい環境にあります。


食事療法

管理栄養士と糖尿病療養指導士の資格を併せ持つ専門家による、個別食事療法指導をおこなっています。 一宮地域の診療所に通院されている方で、栄養指導のみ希望の場合でも対応しております。

低糖質スイーツ

内分泌内科×栄養科のコラボレーション企画! 糖尿病になると毎日の食生活も糖質制限が厳しくなります。そこで、当院の糖尿病内科部長・伏見宣俊医師と管理栄養士4名がチームとなり、“糖尿病の方でも美味しく満足していただけるような、限界まで糖質をカットしたスイーツメニュー”を考案しました!

毎週金曜日には、B棟1階のレストラン シュクランにて販売もおこなっております。ぜひご賞味ください。

⇒詳細はこちら


運動療法

理学療法士と糖尿病療養指導士の資格を併せ持つ専門家による、個別運動療法指導をおこなっています。運動療法の重要性はわかっていても、具体的にどうしたら良いかわからないという方は、ぜひ一度ご相談ください。

薬物療法

インスリンポンプ療法
(画像提供: メドトロニック社)

インスリン導入が必要な方で、どうしても入院などができない方はご相談ください。多くの症例で外来導入が可能です。また、週1回のインスリン注射も導入しています。

当科はインスリンポンプ療法(CSII; Continuous Subcutaneous Insulin Infusion)や、新規糖尿病薬であるGLP-1受容体作動薬の豊富な使用経験があります。
インスリンポンプ療法

インスリンポンプ療法は、体内に持続的にインスリンを供給するための治療法です。小型の医療機器(インスリンポンプ)を使用し、皮下に挿入したカテーテルを通じて、一定量のインスリンを24時間自動で注入します。これにより、血糖値を安定させやすくなり、従来のインスリン注射よりも柔軟な血糖コントロールが可能になります。

  • 血糖コントロールの精度向上
    持続的にインスリンを注入することで血糖値の変動を抑えやすくなり、糖化ヘモグロビン値(HbA1c)の改善が期待できます。
  • 低血糖リスクの軽減
    インスリン量を微調整できるため、夜間低血糖や運動時の低血糖リスクを減らすことが可能です。
  • 柔軟な生活スタイル
    食事の時間や内容に合わせてインスリン量を調整できるため、食事制限が緩和され、生活の自由度が向上します。
  • インスリン注射の回数を減らせる
    皮下にカニューレ(細い管)を装着するため、1日に何度も注射をする必要がなくなり、患者さまの負担が軽減されます。
  • 持続血糖モニタとの連携
    持続血糖モニタ(CGM)と連携することでインスリン量を自動調整し、目標血糖の維持や低血糖のリスクを軽減します。
GLP-1受容体作動薬

GLP-1受容体作動薬は、下部小腸から分泌されるホルモン・GLP-1を薬理量で投与するお薬です。

  • 血糖改善効果が高い
    週1回の注射製剤が主流で、従来の経口糖尿病薬と比べて血糖改善効果が高い。
  • 低血糖リスクが低い
    血糖値が高いときのみ作用するため、インスリン製剤と比べて低血糖リスクが低い。
  • 体重減少効果
    食欲抑制作用による体重減少が期待され、肥満合併例に有用。
  • 心・腎保護効果がある
    一部のGLP-1受容体作動薬では、心筋梗塞や脳梗塞のリスク低減、腎疾患の進行を抑制することが証明されています。
  • 経口薬も選択可能
    注射製剤が苦手な方は、経口薬も選択いただけます。

検査

AGPレポートの例

同じ糖尿病でも成因(1型、2型、その他(膵・肝・遺伝など))により治療方法が異なります。また、2型糖尿病でもインスリンの分泌する能力(分泌能)や、インスリンの効きやすさ(抵抗性)が一人ひとり違っています。それらの病態を正確に把握し、治療に反映させる必要があるため、そのための検査(血液や尿検査)をおこないます。

また、外来・入院ともに、24時間持続血糖モニタ(CGM)を用いた検査を実施しております。これにより、24時間の血糖推移を把握でき、よりきめ細かな血糖コントロールを目指すことが可能です。

AGPレポートとは

AGP(Ambulatory Glucose Profile)レポートは、持続血糖モニタ(CGM)によって得られた血糖値の変動を視覚的に示したグラフです。1日を通した血糖の傾向やパターンを把握しやすく、低血糖や高血糖のリスクがある時間帯の特定に役立ちます。これにより、より適切な治療や生活習慣の調整が可能になります。

SMBG(血糖自己測定)での測定方法

SMBGとは【Self Monitoring of Blood Glucose】 の略で、血糖自己測定を意味します。ここでは、「グルコカードプライム」と「ナチュラレットplusデバイス」による血糖自己測定の方法を紹介します。
正しく血糖測定をおこなって、血糖コントロールにお役立てください。

フットケア

糖尿病合併症の早期発見には、フットケア(足の衛生管理)が大切です。当科では専門スタッフによるフットケア相談をおこなっています。

糖尿病つどい

糖尿病サポートチームが主催し、糖尿病に関する勉強会をおこなっています。お薬の説明やそれぞれの生活環境に応じた食事、運動についてのアドバイスなど、日常生活の中で実践できる情報を提供いたします。

外来治療

  • 当院では、インスリン注射をされている方などが安心して日常生活を送れるよう、専任の看護師による治療サポートをおこなっております。
  • 糖尿病性腎症の方には、栄養士と看護師による透析予防管理指導(透析への移行を予防するための指導)をおこなっております。
  • 血糖コントロール目的でのご紹介の場合、月1回の診察で3〜6ヶ月程度かけて血糖コントロールをおこない、かかりつけ医のもとにお戻りいただきます。

入院治療

検査入院

3日程度の検査を主目的とした入院です。

糖尿病教育入院

クリニカルパスを用いて教育をおこなっております。合併症精査にも積極的な内容となっております。
1週間入院

基本的な糖尿病知識の獲得とともに、必要な検査や治療をおこないます。

2週間入院

高齢の方や合併症を多く有する方には、よりきめ細かな対応をおこなっております。