管理栄養士『たんぱく質摂取の重要性と1日の目安量』
たんぱく質摂取の重要性と1日の目安量
たんぱく質摂取は足りていますか?
糖尿病の皆さん!!たんぱく質摂取は足りていますか?
エネルギー源となる三大栄養素
たんぱく質が足りていないと…
筋肉量が減少し、筋力や身体機能が低下してしまう
サルコペニアになってしまいます
高齢の糖尿病患者は特にサルコペニアを発症しやすく、
転倒や骨折のリスクが高まります
たんぱく質を効率よく体内で利用するためには
糖質と脂質からの適度なエネルギーが摂取が必要です
糖質と脂質からの適度なエネルギーが摂取が必要です
エネルギー源になる糖質や脂質の摂取が不足している場合・・・
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たんぱく質が、上手く筋肉合成に利用されません!!
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たんぱく質が、上手く筋肉合成に利用されません!!
筋肉量を維持・増進するために、過度な食事制限は控えて、
三大栄養素をバランス良く摂取しましょう
三大栄養素をバランス良く摂取しましょう
糖尿病の食事Q&A
Q:食べる順番によって食後の血糖値って本当に変わるの?
A:主食の前に野菜を食べることにより、
血糖値の上昇がゆるやかに!!
血糖値の上昇がゆるやかに!!
Q:低糖質(ロカボ)って身体に良い?
A:食べる量を制限せずに、糖質のみを 制限しダイエットする事は長期的に安全性が確立されていない為、 勧められません。
極端な糖質制限の弊害
★骨粗鬆症リスク上昇 ★悪玉コレステロール増加 ★怒り、抑うつ、狼狽、気分障害
★糖質制限の割合に比例し死亡率上昇 ★高蛋白質によるインスリン感受性低下
※インスリンを打っている方、経口血糖降下薬(特にSGLT2阻害薬)内服中の方は、
極端な糖質制限により重篤な病態に陥ることがあります。主治医にご相談下さい。
Q:野菜の中で糖質の多いものってある?
A:芋類(じゃがいも、サツマイモ等)は
糖質が多いので、ご飯の仲間と考えましょう。
摂りすぎは注意が必要です。
芋類が食卓に並ぶ際にはご飯の量を調整して
バランスを取りましょう。
糖質が多いので、ご飯の仲間と考えましょう。
摂りすぎは注意が必要です。
芋類が食卓に並ぶ際にはご飯の量を調整して
バランスを取りましょう。
Q:野菜ジュースは野菜の代わりになる?
A:野菜ジュースやスムージーは食物繊維が少なく野菜の代わりにはなりません。
野菜ジュースを選ぶ際は、食物繊維の含有量に着目を。
(糖質量の多い物もあるので、ご注意下さい)
(糖質量の多い物もあるので、ご注意下さい)
Q:糖質ゼロのお酒は飲んでも良い?(焼酎や糖質ゼロの酎ハイ)
A:食事療法が疎かになり血糖コントロールの乱れに繫がります。 アルコール摂取により、
脂質異常症(中性脂肪の増加)、 肝障害、膵疾患、高尿酸血症のリスクが高まります。
脂質異常症(中性脂肪の増加)、 肝障害、膵疾患、高尿酸血症のリスクが高まります。
アルコールを1日に24g以下で糖尿病の
発症リスクが低下したとの研究もありますが、
お酒は飲み始めると、ついつい進んでしまうもの。
主治医の先生と相談しながら、
節度ある飲酒を心がけましょう。
Q:「プロバイオティクス」 「プレバイオティクス」って何?
A: プロバイオティクス…健康に有用な生きた善玉菌(乳酸菌等)
プレバイオティクス…腸内にいる善玉菌の餌になるオリゴ糖や食物繊維
一緒に摂る事により腸内環境を整えてくれます。これをシンバイオティクスといいます。
プレバイオティクス…腸内にいる善玉菌の餌になるオリゴ糖や食物繊維
一緒に摂る事により腸内環境を整えてくれます。これをシンバイオティクスといいます。
糖尿病の方は、消化管運動神経機能低下による
下痢や便秘を生じやすいです。日頃から
プロバイオティクス、プレバイオティクス
を意識し、腸内細菌叢のバランスを整えましょう。
善玉菌は腸の中に留まらない為毎日摂取しましょう。