グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ


薬剤科『新型コロナ感染症とシックデイ』



薬剤科『新型コロナ感染症とシックデイ』

~シックデイとは?~

新型コロナ感染症に限らず、発熱・嘔吐・下痢・食欲不振がおき、血糖値が乱れやすくなった状態シックデイと呼びます。
私たちの体にとっては、病気は大きなストレスです。ストレスで増加するいろいろなホルモンは血糖を上昇させ、血糖を下げるインスリンの分泌や働きも一時的に抑えるので、血糖が上昇します。
また、食事が十分とれないことや、発熱、下痢が続くと、脱水になって血液が濃縮されるため、これも血糖を上げる原因になります。反対に食事の量が減ったのに、普段通り薬を飲んで低血糖が起きることがあります。
病気の時だけではなく、新型コロナワクチン接種後の副反応による体調不良時も注意が必要です。

シックデイの際も、自己管理の範囲でできる適切な対応のしかた、「シックデイルール」があります。

基本のシックデイルール

① 温かく、安静に
基本です。体力の消耗を防ぎ、抵抗力を高めましょう。               
② 早めの受診、または連絡
迷わず早めに受診しましょう。
③ 病状のチェック
いつもより血糖測定の回数を増やすなど、体調の変化に注意しましょう。
④食事、水分、電解質をとる努力
脱水は症状悪化の第一歩です。1日1Lをめやすに水分摂取をしましょう。


こんな時は受診してください!

こんなときは必ず受診して下さい!

・高熱が2日以上続くとき      
・高血糖(350mg/dl以上)が続くとき
・水分や食べ物(糖質)をとることができないとき

これ以外の場合でも、下痢・嘔吐が続く、のどが渇く・尿が濃いなど脱水症状がある場合は受診するようにしましょう。


薬のシックデイルール

食事がいつも通りとれるときは、飲み薬やインスリン注射もいつも通り続けましょう。

食事がいつも通りとれないときは…
 ★持効型インスリン(レベミル、ランタスXR、グラルギン、トレシーバ)はいつも通り打ちましょう。
 ★その他の自己注射製剤やのみ薬は、自己判断で中止せず、主治医へ相談してください。



このコラムを動画と冊子でもご覧いただけます

スライドショー

冊子(PDF)

スライドショーのPDFデータがダウンロードできます



  1. ホーム
  2.  >  内科系
  3.  >  内分泌・糖尿病内科
  4.  >  糖尿病週間2021
  5.  >  薬剤科『新型コロナ感染症とシックデイ』