看護師『感染症に負けない身体づくり』
看護師『感染症に負けない身体づくり』
糖尿病患者さんが感染症にかかりやすい理由
糖尿病患者さんが、感染症にかかりやすい、重症化しやすいといわれる理由は、
- 高血糖による免疫力の低下
- 糖尿病合併症に関連する病態
糖尿病合併症に関連する病態
■神経障害
指先の感覚が低下し、けがややけどをしても気が付かない場合があります。
■網膜症
視力低下がおこり、傷に気が付きにくくなります。
■腎症
人工透析をしている場合では感染症の重症化に影響すると言われています。
■動脈硬化
進行すると、血管が固くなることで傷が治りにくくなり、悪化すると感染症を起こします。
指先の感覚が低下し、けがややけどをしても気が付かない場合があります。
■網膜症
視力低下がおこり、傷に気が付きにくくなります。
■腎症
人工透析をしている場合では感染症の重症化に影響すると言われています。
■動脈硬化
進行すると、血管が固くなることで傷が治りにくくなり、悪化すると感染症を起こします。
かかりやすい感染症
糖尿病患者さんがかかりやすい感染症の多くはこの4つです。
・尿路感染症
・呼吸器感染症
・皮膚の感染症
・歯周病
・尿路感染症
・呼吸器感染症
・皮膚の感染症
・歯周病
■尿路感染症
主に膀胱炎、腎盂腎炎があります。
症状は、頻尿、残尿感、発熱や寒気、吐き気、食欲低下などがあります。
治療は、抗生剤が使用されます。
主に膀胱炎、腎盂腎炎があります。
症状は、頻尿、残尿感、発熱や寒気、吐き気、食欲低下などがあります。
治療は、抗生剤が使用されます。
■呼吸器感染症
主に肺炎、肺膿瘍があります。
症状は、咳、発熱、息苦しさなどがあります。
治療は、抗生剤が使用されます。
主に肺炎、肺膿瘍があります。
症状は、咳、発熱、息苦しさなどがあります。
治療は、抗生剤が使用されます。
■皮膚の感染症
主に水虫(足白癬)、指の間のカンジダ症、傷からの感染があります。
症状は、乾燥、水疱などがあり、進行すると糖尿病壊疽になります。
治療は、清潔の保持と抗菌薬、真菌薬が使用されます。このような場合はフットケアが大切になります。
★足によくみられる症状
たこ、うおのめ、乾燥やひび割れ、爪肥厚、巻爪、陥入爪、爪白癬、趾間型(しかんがた)白癬(※白癬は感染が起きている状態です。)
このような症状を予防するためにフットケアが大切です。
主に水虫(足白癬)、指の間のカンジダ症、傷からの感染があります。
症状は、乾燥、水疱などがあり、進行すると糖尿病壊疽になります。
治療は、清潔の保持と抗菌薬、真菌薬が使用されます。このような場合はフットケアが大切になります。
★足によくみられる症状
たこ、うおのめ、乾燥やひび割れ、爪肥厚、巻爪、陥入爪、爪白癬、趾間型(しかんがた)白癬(※白癬は感染が起きている状態です。)
このような症状を予防するためにフットケアが大切です。
糖尿病から足を守るフットケアの方法
①まずは足の観察をします。
視力低下やご自身で観察できない場合はご家族に協力してもらいましょう。
指先、指の間、かかと、足の裏、足全体の観察をしましょう。
②足を綺麗に洗います。
皮膚の刺激となるため、強く擦らず泡で優しく洗い、洗い残しが無いようにすすぎましょう。
指の間は感染を起こしやすいので、タオルで優しく水分をふき取り乾燥させましょう。
保湿クリームで足全体を保湿しましょう。ただし、湿って水虫の原因になることがあるため、指の間に使用するのは避けましょう。
③爪をカットします。
伸び過ぎ、深爪はどちらも足病変の原因となります。
④足に合った靴下・靴を選びます。
靴下は白、靴は足に合ったスニーカーを選びましょう。
詳しくはフットケア外来でご案内しています。
視力低下やご自身で観察できない場合はご家族に協力してもらいましょう。
指先、指の間、かかと、足の裏、足全体の観察をしましょう。
②足を綺麗に洗います。
皮膚の刺激となるため、強く擦らず泡で優しく洗い、洗い残しが無いようにすすぎましょう。
指の間は感染を起こしやすいので、タオルで優しく水分をふき取り乾燥させましょう。
保湿クリームで足全体を保湿しましょう。ただし、湿って水虫の原因になることがあるため、指の間に使用するのは避けましょう。
③爪をカットします。
伸び過ぎ、深爪はどちらも足病変の原因となります。
④足に合った靴下・靴を選びます。
靴下は白、靴は足に合ったスニーカーを選びましょう。
詳しくはフットケア外来でご案内しています。
感染症の予防
①適切な血糖管理をしましょう
運動、食事、服薬で治療を続けましょう。
②予防接種を受けましょう
インフルエンザ、肺炎球菌、コロナワクチン等の予防接種を推奨しています。
③体調を気にかけましょう
体調に変化や皮膚、口の中に傷・異常がないか確認しましょう。
運動、食事、服薬で治療を続けましょう。
②予防接種を受けましょう
インフルエンザ、肺炎球菌、コロナワクチン等の予防接種を推奨しています。
③体調を気にかけましょう
体調に変化や皮膚、口の中に傷・異常がないか確認しましょう。
感染症にかかってしまったら・・・
発熱、下痢、嘔吐などにより食事が摂れないなど、体調の悪い日をシックデイと言います。
血糖コントロールが悪くなるので早めに対応することが必要です。
病気になると、ストレスホルモン分泌やインスリン作用低下がおこり、血糖が高くなりやすくなります。
食事が摂れず低血糖となる可能性もあります。
このような症状がある時は、シックデイルールに従って対応します。
血糖コントロールが悪くなるので早めに対応することが必要です。
病気になると、ストレスホルモン分泌やインスリン作用低下がおこり、血糖が高くなりやすくなります。
食事が摂れず低血糖となる可能性もあります。
このような症状がある時は、シックデイルールに従って対応します。
※新型コロナウイルス感染症と日常生活※
糖尿病があると、コロナ感染症では重症化するリスクがあります。重症化しないためには、普段の血糖コントロールが非常に大切です。
自粛生活であっても、手洗い・手指消毒・マスクの感染対策と三密を避け、規則正しい生活と運動療法を続けましょう。
外出控えで体重増加、血糖値上昇している場合は、体重測定を行い食事内容を見直してみると良いでしょう。
自粛生活であっても、手洗い・手指消毒・マスクの感染対策と三密を避け、規則正しい生活と運動療法を続けましょう。
外出控えで体重増加、血糖値上昇している場合は、体重測定を行い食事内容を見直してみると良いでしょう。
~もしコロナウイルス感染症にかかってしまったら~
- シックデイルールに従いましょう。
- 医療機関を受診し医師の指示に従いましょう。
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