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末梢血管・足の外来


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下肢の痛み・冷感・創傷治癒遅延でお悩みの方、
お気軽にご相談ください。
末梢動脈疾患(PAD)の患者さまを専門的に診させていただく専門外来です。足の血管に動脈硬化がある病気の方は無治療で放置した場合、5年後に脳梗塞あるいは心筋梗塞を発症する可能性が20%、亡くなる可能性が10〜15%、また足を切断する可能性が5〜10%だといわれています。また、足の動脈硬化がある患者さんの実に44%が、冠動脈疾患あるいは脳血管疾患を合併しているというデータが日本から出ています。足の血管に起こる動脈硬化はまさに氷山の一角ならぬ“病山の一角”なのです。当外来では末梢動脈疾患(PAD)を入り口に、その患者さまの全身の動脈硬化リスク管理と治療をおこなうことに注力しています。

A棟2階

診療日時 月・木曜日
9:00-12:00
※祝日・年末年始を除く
担当医 市橋 敬
※初診のご予約は承っておりません。
※紹介状をお持ちでない方でも、受診いただけます。
※紹介状がある方は初診でもご予約いただけます。

フットケアチームで全力サポート

フットケアチームの概要

糖尿病や虚血(閉塞性動脈硬化症)が原因である足の傷は簡単には治りません。小さい傷を放置したために、創部感染から足を大きく切断することになる患者さまも多くおられます。我々は重症下肢虚血によって足を切り、生活の質(QOL)を損なう患者さまを少しでも減らしたいと考え、包括的フットケアチームを結成しております。
  • 創傷治癒には診療科の枠を越えた集学的治療が必要です。
  • 窓口は循環器内科ですが、必要に応じて各診療科が協力して診察にあたります。

診察担当医からメッセージ

休まずに何メートル歩けますか?
世に「健康寿命」という言葉があります。これは誰かの世話を必要とせず自立して日常生活を送ることができる年齢です。世界有数の長寿国と言われる日本人の「寿命」は、厚生労働省の発表によれば男性で79.6歳、女性で86.3歳です。一方で、「健康寿命」は男性で70.4歳、女性で73.6歳と、実際の寿命よりもずっと少なくなります。これから分かるのは、人生で平均的に10年前後は何かしら介護が必要であるということです。手助けが必要となる状況は様々ですが、足を悪くして歩けなくなることも原因の一つです。下肢閉塞性動脈硬化症は多くが慢性疾患の為、段々と歩く距離が短くなります。そして長距離を歩かないために自分の症状(跛行)に気づきません。さて皆さんは今何メートル休まず歩けるでしょうか? ご自身の健康寿命を延ばすために、足の健康にも気を遣いましょう。皆さまの足がいつまでも健康でありますように切に願っております。

診察担当医

一宮西病院
循環器内科副部長
市橋 敬

2006年、京都府立医科大学卒業。大垣市民病院で初期研修後、小倉記念病院を経て、2016年より一宮西病院。

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