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臨床検査科


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ようこそ臨床検査科サイトへ。科長の野久謙と申します。当科には臨床検査技師51名、アシスタント3名の計54名が在籍しています。私たちは、患者さんからいただいた貴重な検体を化学的物理的に分析することによって、病気の診断や治療に必要な生体情報(臨床検査)を24時間止めることなく提供しています。1分1秒でも早く患者さんの痛みや苦しみを止めること、その原因を見つけることが私たちの責務と考え、日々の診療支援に当たっています。また私たちは、高い専門性を身に着けた“個々”を尊重しつつ、強力なチームワークの力で、日々の診療をしっかり支え続けます。
臨床検査科長 野久 謙

臨床検査技師から…

目的は様々でも、検査を受けられる患者さまは誰でも不安を抱かれています。そんな不安なときに出会うのが、専門の国家資格を持つ私たちです。臨床検査科のスタッフは検体検査室、生理検査室をはじめ病理室、脳波室、聴力検査室、各階病棟など多くの場所で活躍していますので、遠慮なく声をかけてください。


検査紹介動画

血液検査(検体検査)

当院でおこなっている血液検査の紹介動画です。検査で分かる病気や検査の内容を説明しています。また、普段は見られないバックヤードで活躍する検査科職員の様子や、遠心分離機などの血液検査で活躍するさまざまな機械もご覧いただけます。

エコー検査

当院でおこなっているエコー検査の動画です。検査で分かることや撮影の流れを実演で紹介しています。実際のエコー検査で撮影した映像もご覧いただけます。

検体検査室

血液や尿など、患者さまより採取されたあらゆるものを検体として検査しています。主に生化学、免疫学、血液学、微生物学、病理学、免疫学、輸血、一般検査の専門分野に分かれ診断に必要な情報を分析しています。

生化・免疫学検査部門
血液などの様々な成分を分析することによって、肝臓や腎臓などの臓器や筋肉などの組織の異常や炎症の度合いなどを迅速に見つけ出します。
感染症検査(梅毒、肝炎ウイルス、SARS-COV II)、腫瘍マーカー検査、ホルモン検査などをおこなっています。
血液検査部門
血液検査では自動血球分析装置を用いて赤血球・白血球・血小板などを測定し貧血や血液疾患の有無など調べています。また、凝固検査では自動凝固測定装置を用いて体内の凝固系(血栓を作る働き・血栓を溶かす働き)を測定し、血小板機能に異常がないかを確認します。さらに血液塗抹標本を作成し顕微鏡を用いて白血病などの腫瘍細胞を見つけ出し、診断に役立つ役割を担っています。

輸血検査部門
血液型検査や交差適合試検などにより、患者さまが安全な輸血治療を受けられるように検査をしています。また、手術等が安全におこなわれるように輸血の準備をしているのもこの部門です。

微生物検査部門
感染症という病気の原因菌を特定し、適切な抗菌薬情報を提供しています。質量分析装置の導入で、より迅速な結果報告が可能となりました。また、院内感染対策チームと連携を保ちながら、院内感染防止対策に取り組んでいます。

細菌検査室

微生物検査は、色々な種類の感染症による不幸な転帰を防ぐために、原因菌を検出して、適切な化学療法により治療に役立たせるのが目的であります。この際の原因菌の検出は肉眼では確認できない細菌を目に見える形にして菌名をつける作業であります。この作業を同定と呼んでおります。また化学療法を実施する際、抗生物質の効き目を検査し、効果のある抗生物質を選択する作業があります。この作業を薬剤感受性検査と呼んでおります。この2つの作業の結果が正確かつ迅速な情報として、診療科に提供できるよう日々努力しております。

質量分析装置
MALDI バイオタイパーが、この分析器の正式な名称です。MALDI-TOF質量分析計を用いて、分子レベルで微生物を同定する次世代のシステムです。近年、全自動細菌検査機器が普及し、より迅速化やワークフローの簡便性が向上した現代においても、臨床に貢献するには十分と言えず、より迅速性や簡便性が求められているのが現状です。これらの課題をすべてクリアしたものがMALDI バイオタイパーであります。世界ではヨーロッパを中心に約400施設にて使用されており、日本においては2011年9月に医療機器届出承認が取得されました。

同定装置
MicroScan WakAway96plusは感染症の原因菌に、どのような抗生物質がどのくらいの量で効くかを調べる機械で、世界において一番の販売実績を持ち、我が国においても約950台が病院の検査室において稼動しています。

血液培養装置
バクテックFXは血液を培養することによって、敗血症(血液中に細菌が侵入する病態)などの重篤な感染症の病原微生物の検出を目的とした装置です。好気生菌用ボトルと嫌気生菌用ボトル2本で1セットとし、2セット採血するほうが望ましいとされています。診療支援のため、24時間ボトルが投入できる態勢になっています。

一般検査部門

一般検査部門
尿中の糖や蛋白などを分析するだけでなく、顕微鏡を用いて細胞を分類し異常を見つけ出します。ほかに髄液検査や便検査、インフルエンザ等の感染症検査もおこなっています。

採血部門

採血部門
看護師と協力し、患者さまの採血をおこなっています。また、救急と連携して緊急検査の窓口になっています。

病理検査部門

病理検査部門
患者さまより摘出された生検検体や手術検体から病変を切り出し、多種類の染色をすることによって専門の医師とともに、腫瘍の良性悪性や種類の診断をしています。

生理検査室

生理的な生体の情報を記録や測定し、身体から得られた波形や画像を基に解析します。生理検査の種類は多岐に渡りますが、それぞれに専門知識、技能を有したスタッフが対応していますので、検査に対する不安や疑問などありましたら遠慮なくお尋ねください。

※女性技師を希望される方は、受付にお申し出ください。その場合には待ち時間がある事や順番が前後することがあります。何卒ご了承くださいませ。

一般生理検査部門

循環生理部門

循環生理部門

循環生理
心臓の電気的活動を調べる心電図をはじめ、手足の血圧を同時測定し、血管の詰まりや動脈硬化、下肢動脈狭窄の有無を調べる検査を主としておこなっています。

呼吸生理部門

呼吸生理
息を吸ったり吐いたりすることで肺の大きさや働きを見る検査です。項目によっては食事の影響が出る場合があるため、その際はあらかじめ案内させていただきます。

神経生理部門

神経生理
脳や神経の電気的活動を調べる検査、気導・骨導の聴力検査をはじめ、めまい検査など専門的な検査をおこなっています。当院では睡眠時無呼吸検査も実施しています。睡眠中に何度も呼吸が止まる睡眠時無呼吸症候群の診断に役立つ検査では、入院していただき精密な検査をおこないます。

超音波検査部門

超音波検査部門

超音波検査
超音波検査とは、人の耳では聞こえないほどの高い周波数の超音波を用いて、体内の各臓器を観察する検査です。被曝の心配がなく、人体への影響がありません。妊婦や乳幼児でも安心して検査をおこなうことが可能です。
臨床検査科では心臓、血管(頸動脈、下肢動脈、下肢静脈、腎動脈、その他血管)、甲状腺を担当しています。

認定取得一覧

  • 二級臨床検査士(血液学)
  • 二級臨床検査士(免疫・血清学)
  • 二級臨床検査士(微生物学)
  • 二級臨床検査士(循環生理学)
  • 二級臨床検査士(神経生理学)
  • 二級臨床検査士(呼吸生理学)
  • 二級臨床検査士(病理学)
  • 緊急臨床検査士
  • 認定輸血検査技師
  • 認定血液検査技師
  • 細胞治療認定管理師
  • 認定臨床化学者
  • 認定一般検査技師
  • 認定穿刺液細胞検査技師
  • 認定微生物検査技師
  • 認定病理検査技師
  • 細胞検査士
  • JHRS認定心電図専門士
  • 超音波検査士(循環器領域)
  • 超音波検査士(血管領域)
  • 超音波検査士(消化器領域)
  • 血管診療技師
  • 医療安全管理者
  • 特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者
  • 有機溶剤作業主任者
  • DMATロジスティックチーム隊員
  • POCT測定認定士
  • 検査説明相談が出来る臨床検査技師育成講習 修了者
  • 臨床検査技師臨地実習指導者
  • 検体採取並びに味覚検査及び嗅覚検査に必要な知識及び技術習得講習 修了者
  • タスク・シフト/シェアに関する厚生労働大臣指定講習会 修了者
※2024年11月現在

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