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熱き働き人


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※所属・役職は取材当時のものです。

F6病棟看護師|村井 駿哉

プロフェッショナル論 ~働く上でのこだわり~

私の働く上でのこだわりは、楽しく仕事をするということです。入院により暗い気持ちになる患者さんも多いと思います。そんなときに、明るく元気よく接することで患者さんの気持ちを少しでも変えられるように、私は常に笑顔を忘れずに働くことを心がけています。自分から元気に働くことにより、患者さんだけでなく、同職のスタッフや他職種にも元気を与えられるようにしていきたいと考えています。業務が忙しくなると笑顔を忘れてしまいがちですが、そんな時こそみんなで声を掛け合い働けるような環境にしていきたいと思っています。これからもこの気持ちを忘れないようにして、入院している患者さんや働いているスタッフ全員を変えていけるようにがんばっていきます。

明日への挑戦 ~自らに課している要求~

広い視野を持ち、いろいろな職種からの考えを聞き、その中で自分の知識や技術を向上させようと思っています。一人で学んでいく姿勢も必要だと思いますが、自分ひとりの小さな考えではなく、いろいろな人の考えや価値観を知ることにより、さまざまな角度からの介入を学ぶことが出来ると思います。そのために私は、当院の勉強会だけではなく、外部の勉強会や学会に参加することで他の病院の取り組んでいることや他の職種の知識や技術を学ぼうと考えています。看護師として私はまだまだ未熟であり、わからないことやできないこともたくさんあります。これからは、自身に足りないものを再確認し、その足りないものがひとつでも少なくなるように自己研鑽に励み、先輩方や先生方から多くのことを吸収していきたいと思います。

理想の病院 ~こういう病院にしたい~

私は患者さんに「入院してよかった」「またこの病院に来たい」と思えるような病院にしたいと考えています。そのためには、多職種が連携を図りチーム医療を行うことで質の高い医療サービスを提供していくことが大切だと思います。その中で私が一番重要と考えていることは、コミュニケーションです。コミュニケーションがうまく行えることで業務を滞りなく遂行できるとともに、患者さんにより良い医療サービスが提供できると思います。逆にコミュニケーションがうまく行えないことで、ミスや患者さんの不安に繋がってくると思います。まずは、自分からコミュニケーションをとり、チーム医療の向上と質の高い医療サービスの提供に貢献していきたいです。患者さんが退院の時に笑って退院してもらえるように、そして、またこの病院に来たいと思えるようにがんばっていきます。

手術室看護師|野田 あい

プロフェッショナル論 ~働く上でのこだわり~

よりよい看護を提供するという意味では、手術室看護も病棟看護もなにもかわりはありません。ただひとつ、手術室と病棟では大きな違いがあります。それは、手術室ではすべての患者さんが身体のどこかに傷を作って病棟または自宅へ帰られるということです。もちろん病気やけがを治療する上で必要なため手術をします。しかしその傷は術後身体的にも精神的にも苦痛を伴うことがあります。そのため私たち手術室看護師は、手術によるダメージを最小限にしようと日々看護しています。全身麻酔による手術では何時間も体位変換が行えない場合もあり、患者さんに合わせた体位固定が必要となります。上肢の角度、下肢の角度がわずかに違うだけで術後の神経麻痺などにつながっていくため、手術を受けられる患者さんにとって何がベストの状態か、そのつど判断しながら看護をしています。手術の傷以外の傷を作らない。そのことを目標に看護を提供することが私のこだわりです。

明日への挑戦 ~自らに課している要求~

日々医療は進歩していく中で、経験だけにとらわれず知識・技術の向上をはかることは必要不可欠だと思っています。そのためのセミナー参加やスタッフ間の意見交換は、私にとって大事な時間です。しかし、もっとも大事にしたいことは常に患者さんと同じ目線にいることです。私たちは日常が手術室にあるため、どうしても疾患や術式に気がとられがちです。また1人1人の患者さんとどう向き合うか。患者さんにとっては日常ではなく人生における大イベントの中で看護を託されている。自分の家族だったらどのような看護をしてほしいか。このことをしっかりと受け止めこれからも1人1人の患者さんと向き合い手術室看護を行っていきたいと思います。

理想の病院 ~こういう病院にしたい~

一宮西病院の手術室で働き始めて5年がたちます。5年前と比べると手術の件数、手術の難易度は格段に上がっています。さまざまな患者さんのニーズに応えるため、手術室に携わる医師、看護師、臨床工学技士などスタッフ一丸となって日々取り組んでいます。術前~術後まで周手術期におけるよりよい医療の提供を行うため、スタッフ間の情報交換はとても大切になってきます。職種の壁を取り除き何が患者さんにとって必要か、チームの一員として自分なら何ができるのか、経験年数問わず情報交換できる手術室にしていきたいと思います。そしてすべての患者さんに西病院でよかったと思われる医療が提供できる病院にしていきたいです。

中央検査診断治療室看護師|植田 理加

プロフェッショナル論 ~働く上でのこだわり~

私の働く部署は中央検査診断治療室といい、名前の如く検査をし、疾患を診断し治療まで行う部署です。病棟と違い患者様一人一人と向き合う時間には限りがあり、限られた時間の中、看護師としてできることは?未だ自問自答の中働いています。そんな短い時間の中、いかに患者様と信頼関係を築き、患者様が少しでも苦痛を訴えやすい環境を作り出すことが今の私にできる一番の看護だと思っています。患者様は様々な不安を抱いており、検査・治療における心身の苦痛は避けられません。特にカテ室では、検査台へあがると自分の顔さえ掻くこともできません。そんな患者様の手となり、言いたくても言えない心境を察し、心身の苦痛が最小限であるよう援助しなければなりません。それも信頼関係ができてからこそ成り立つものだと思っています。しかし、正直どこまで患者様と信頼関係が築けたかはわかりません。検査・治療後に少しでも安堵の表情で帰室されるよう、今までの臨床経験を生かし、最善の看護を提供できるよう今後も働いていきたいと思っています。

明日への挑戦 ~自らに課している要求~

9月には内視鏡センターとして拡大し、来年度にはカテ室拡大が予定されています。今以上に忙しさは増す事でしょう。忙しくなるということは様々な患者様が検査・治療を受けるということであり、患者様は複数の疾患を抱えていることも多く、検査・治療も複雑さを増します。患者様にとって質の高い医療を提供するためにも最新の知識と技術を習得しなければなりません。自分の知識不足で最善の治療が妨げられては意味がありません。そうならないよう日々学び続けること!これに尽きます。また、この部署は医師をはじめ、臨床工学技師や検査科、放射線技師など様々な職種と関わっています。看護師のみの視点だけでは気づけないことも、他のコメディカルの多くの視点で見ることにより良い医療が提供できるものと思っています。そのためには他のコメディカルとのコミュニケーションは不可欠だと思っています。各分野の特性を生かし、またそれを共有することで最善の医療を提供していきたいと思っています。

理想の病院 ~こういう病院にしたい~

当院で働き始め一年足らず・・・。日々の業務で精一杯であり何も考えられないのが正直なところです。しかし、そんな中毎日痛感することがあります。それはコメディカルの存在です。職種は違えど患者様を思う気持ちは私たち看護師と何一つ変わりはありません。医師だけが優秀でも、看護師だけが優秀でも最善の医療は提供できません。各分野が各々に特性を生かし患者様に提供する。それがひとつになって最善の医療が成り立つものと思っています。看護師として知識・技術を習得するのみならず、コメディカルとのチームワークを大事にし、一つのチームとして患者様へ最善の医療が提供できるような病院にしていきたいと思っています。

F10病棟看護師|森川 遥奈

プロフェッショナル論 ~働く上でのこだわり~

患者様の声を聴くことです。私の働く病棟では内視鏡治療の他にも抗癌剤・放射線治療、内分泌検査など様々な検査や治療が行われており、1人で複数の治療を受け持つ事も多く、忙しい毎日です。また、病状が進行し終末期を迎えた患者様も多いため全身状態が不安定で変化しやすいと言えます。その中で私は、1日に1度は受け持ち患者様のベッドサイドで腰を下ろして話をする時間を作るように心がけています。患者様の何気ない一言や表情、身体所見から本人の思いや不安、時には急変の徴候などがわかります。医療者や家族への気兼ねから本当の思いや体調変化を伝えられず我慢している患者様も多くいらっしゃいます。また、患者様からはよく「看護師さんは本当に大変な仕事だね。迷惑かけてごめんね」と言われますが、つらく大変な毎日を過ごしているのは患者様であり、迷惑ではありません。日々の業務に追われる毎日にジレンマを感じることも多いですが、このひとになら話してもいいと思って頂ける看護師、患者様の声や変化にいち早く気づくことができる看護師を目指し、今後も働いていきたいと考えています。

明日への挑戦 ~自らに課している要求~

常に目標をもち学び続けることです。私は看護学生時代の臨地実習で小児の糖尿病患者様を受け持ったことがきっかけで、糖尿病看護に興味を持ちました。若干10歳の子がインスリン自己注射やSMBGを行う姿に衝撃を受け、病気と闘うのではなく、病気とともに生きることに関わりたいと思いました。そして当院のF10病棟への配属を希望し2015年には糖尿病療養指導士の資格を取得しました。一昨年から2年間は他院で高度急性期医療を学んできましたが、その中にも既往に糖尿病を持つ患者様が多くおり、どの分野にも深く関係していること、発症予防・重症化予防が重要であることを痛感しました。医学の進歩により治療内容も日々変化していきます。学ぶことで私自身も変化し続け、正しい知識とエビデンスを持って看護を提供したいと常に考えています。今後の目標は糖尿病看護認定看護師の資格を取得し、当院の糖尿病看護に貢献することです。

理想の病院 ~こういう病院にしたい~

看護師として8年目になりますがまだまだ知識や経験の不足を感じており、日々の業務に精一杯で目標とする看護ができないことに悔しい思いをすることも多くあります。その中で病棟の看護師だけでなく他のコメディカルに助けられる場面も多くあり、チーム医療が持つ力は非常に大きく強いものだと感じます。ひとりではできなくても、チームなら可能となることが多くあると思います。そのためには質の高い医療と看護を院内同じレベルで提供できるような基盤づくりや、各個人がリーダーシップを発揮し分野を越えて連携することが必要だと思います。私自身もそのチームの一員として貢献できるような看護師になりたいと感じていますし、当院の基本理念にもあるように「地域に住む人が明るく健康でいられるように」ということを忘れないようにしたいです。そして、医療や看護の提供は病院のためではなく患者様・家族のためである、という思いを持ち続けられる病院でありたいと思っています。

手術室看護師|伊東 昂祐

プロフェッショナル論 ~働く上でのこだわり~

手術室看護師というと、同じ看護師であっても「何をしているか想像しづらい」「仕事の内容が難しそう」といった印象を抱きやすく、特別な部署として考えている人が多いと思います。しかし、患者さんに対する思いや看護など、病棟・外来看護師と変わらない点がたくさんあります。手術は患者さんにとって人生の一大イベントとなります。手術が決定したときから不安がとても高い状態となるため緩和に努めることや、患者さんのバックヤードに合わせた看護などが外来から始まり、病棟を経て手術室へと来られます。手術室に来るまでの看護をベースとして手術室看護は成り立っています。そのため、カルテや申し送りなどから患者さんの情報を確認し、実際に患者さんと触れることで、心理的・身体的に最小限のダメージで病棟や外来へ看護を引き継ぐことが手術室看護には求められると思います。患者さんが病気に向き合う中で、看護の一端を担っていくことが私のこだわりです。

明日への挑戦 ~自らに課している要求~

日々進歩していく医療の中で、進歩の波に飲み込まれないよう、新たな知識を取り入れていくことです。特に、様々な診療科に携わる手術室ではゴールのない自らへの要求になってきます。そのためには新しい知識を現場のスタッフと共有していくことが大切となります。しかし、看護師のみの視点になってしまうと凝り固まった考えになってしまうため、手術中の全てのことに気が回らなくなってしまい、患者さんへ自分が目標とする看護が提供できない場面が出てくる可能性が高くなります。幸い手術室は医師をはじめ、臨床工学技士や放射線技士など様々な職種と関わることが多いため、コミュニケーションを取り続けることでたくさんの知識を得ることができます。また、新しい知識ばかりに目を向けるのではなく、今まで得てきた知識や経験してきたことに上乗せできることが重要となります。今までと今をすり合わせていくことで、患者さんへより良い看護を提供していきたいです。

理想の病院 ~こういう病院にしたい~

現在、西病院の手術件数は増えているため、様々な患者さんと関わる機会も増えています。そのため、様々な患者さんのニーズに応えるためには、従来の方法と変えていかなくてはならない点も多々増えてきています。そこで重要となってくるのが、看護師同士での意見交換になってくると思います。今までの方法に新たな知識・知恵が取り込まれていくことで、患者さんの様々なニーズに応えていけると思うからです。そのためには、経験豊富な看護師からはもちろんのこと、新しい看護師からの意見も聞いていくことが必要不可欠となります。経験年数にとらわれることなく、忌憚のない意見交換ができる手術室にしていきたいです。また様々な職種が関わる手術室であるからこそ、手術室看護師のみだけではなく医師や臨床工学技士、他の病棟の看護師などといった様々な視点からの意見を聞き、取り入れていくことで、患者さんへより良い医療を還元できるような病院にしていきたいです。

ICU病棟看護師|田村 梨圭

プロフェッショナル論 ~働く上でのこだわり~

私の働く上でのこだわりは2つあります。1つは「相手の立場に立って考える」、もう1つは「相手の価値観を受け入れる」ということです。私の働くICUでは、突然の入院や鎮静管理下であること、ご家族がショック期であること、また短期間の入院のため、患者さんやご家族の価値観を知ること、知るために信頼関係を構築することが難しい場面が多くあります。そんな中で、自分が相手の立場だったら“こうされたら嬉しい・悲しい”など考え、接するよう心がけています。でもそれは、自分の価値観を押し付けるということではありません。患者さんやご家族と接していく中で、相手の価値観を知り、認め、できるだけ意向に沿った看護を提供していくことが大切だと思っています。また、医療チームの中でも様々な価値観を持った人と話し合い治療方針を考えることで、より良い看護・医療が提供できると思います。

明日への挑戦 ~自らに課している要求~

私は、学び続ける姿勢を大切にしたいと思っています。医療は日進月歩で発展し、ガイドラインも改訂されています。そして、患者さんやご家族も、インターネットなどで情報を簡単に手に入れることができます。自分の情報をアップデートしていかなければ最新で安全な知識や技術の提供はできません。また、知らないことやできないことを素直に言える人でありたいとも思っています。私の周りには、頼れる先生方や同僚がいて、わからないと言えば教えてもらえ、知識をたくさん吸収できる環境があります。知らないことは、学ぶチャンスです。そして、自信を持って根拠のある看護を提供することは、義務だとも思います。看護師としてのキャリアを積み重ねても、今あるものに満足せず、貪欲に学ぶ姿勢をもちたいと思っています。

理想の病院 ~こういう病院にしたい~

私は、一緒に働く仲間を大切にできる病院にしたいと思います。職場の環境はとても重要です。どんなに忙しくても、信頼できる仲間がいれば楽しく仕事ができると思います。でも、仲良くなる=馴れ合いになるのはよくありません。先輩であっても、後輩であっても、失敗した時にはきちんと指摘し合えたり、違う意見があった時にはお互いを理解しようとすることができる、そして大変な時は助けあい、感謝し合える、そんな環境になったら素敵だと思います。また、質問しやすい雰囲気づくりをすることでスタッフの知識・技術レベルの底上げができ、よりよい看護の提供につながると思います。よい職場の雰囲気は、患者さんやご家族にも伝わると思いますし、働きやすさや離職の予防にもつながるはずです。良い環境をみんなで作り上げて、スタッフにとって働きやすく、患者さんやご家族に信頼していただける医療を提供できるような病院が理想です。

F7病棟看護師|尾上 悠

プロフェッショナル論 ~働く上でのこだわり~

わたしの働く上でのこだわりは、自分の役割を認識し、忠実に答えることです。わたしの働く外科病棟は入退院が激しく、手術や抗がん剤治療をする患者さん、終末期の患者さんなどが多く、入院から退院までの患者さんの状況は著しく変化します。そのような状況で、患者さんは何を求めているのかを常に考え、行動するようにしています。訴えの傾聴、必要な情報の提供・指導、多職種との介入依頼、必要なタイミングで正確な薬剤を投与し苦痛の軽減に努めること・・・これらのことは、短い入院期間で患者さんと信頼関係を築く上でも、重要であると考えます。また患者さんだけでなく、看護師になったばかりで不安の多い新人のフォローや教育、リーダーとしての役割を認識し、役割を果たすことで、スタッフ間の信頼関係も築け、患者さんの安全・安楽に繋がるものと思っています。

明日への挑戦 ~自らに課している要求~

自分の役割を認識し答えるためにも、エビデンスに基づいた知識、技術の習得とコミュニケーション能力の向上に努めることです。新しい術式、治療方法など日々医療は進化しており、それに対応できる知識、技術が求められています。外科病棟は急変することも多く、異常の変化にいち早く気付き、適切な観察、処置、医師への報告など状況を判断できる力は必要だと思います。冷静で的確な対処ができるよう日々学び続ける姿勢は忘れないようにしています。また、様々な価値観を持った患者さんと信頼関係を築くためにも、コミュニケーション能力の向上は重要であると考えています。信頼の置ける医療従事者が側にいることで、不安の軽減はもちろんのこと、治療に向けた意欲向上や自己決定の促進など、治療を円滑に行うことにも繋がります。まずは忙しい中でいかに話しやすい環境が作れるかをいつも考えています。

理想の病院 ~こういう病院にしたい~

「こういう病院にしたい」という思いは、そのまま「自分がどんな病院で働きたいか」と置き換えられます。その時まず頭に浮かぶのは、「患者さんに選んでもらえる病院で働きたい」という思いです。患者さんに選ばれる病院とは、そこで働くスタッフがいきいきしている病院だと思います。スタッフが働きやすい環境があれば、スタッフは自ずといきいきしてくると思います。働きやすい環境とは、上林理事長も仰るように、部署間や個人間で心の壁がない職場、先輩・後輩が高い意識でお互いに教え教わる風土がある職場だと思います。そういう職場を目指していけば、それに共感するスタッフも集まり、自然と患者さんに選ばれる病院になっていくものと思います。

F11病棟助産師|丸山 英未

プロフェッショナル論 ~働く上でのこだわり~

私の働く上でのこだわりは、当たり前のことを当たり前にするということです。例えば「おはようございます」「お願いします」「ありがとうございます」といった挨拶や、「はい」「わかりました」という返事。患者さんに対してもスタッフに対しても、挨拶から始まり挨拶で終わるのは当たり前ですが、ずっと心がけていることです。また時間の許す限り、患者さんの話をしっかり聞きたいとも思っています。私の所属するF11病棟は産婦人科病棟であり、基本的にはADLの自立した方ばかりですが、退院後の生活が心配と言われる方、自分が入院中家庭のことが心配、といった不安を訴えられる方も少なくありません。業務に追われる中ではありますが、時間を作って傍でお話を聞き、工夫できるところがあればお伝えし、心配を軽減して笑顔で自信を持って退院していただきたいと思っています。

明日への挑戦 ~自らに課している要求~

初心忘れず、学び続ける姿勢を大事にしたいと思っています。日々医療は進歩しており、ガイドラインも改訂され続けています。また長年研究も重ねられているために、様々な報告もあります。古きよきものを学ぶのももちろんですが、エビデンスに基づいた最新のものを患者さんに安全にお伝えするためには、自分自身が内容を正確に理解していなければなりません。まだまだ経験が少ないからこそ自分で勉強はもちろんのこと、院外の研修・勉強会への参加や、先輩方からアドバイスをいただいて仕事に活かしています。また自分自身が妊娠・出産・育児等を経験していないため、患者さんであるお母さん方からの経験談を聞くことも大変勉強になります。ひとりひとり育児は違うとは言いますが、何人もの経産婦さんから上の子の時のお話を聞かせていただくことで自分自身の引き出しを増やし、他の患者さん方に活かしていきたいと思っています。

理想の病院 ~こういう病院にしたい~

一助産師として強く思うのは「西病院なら次も産みたい」と思っていただけるような病院であることです。全国的に少子化が進む中ありがたいことに当院の分娩数は年々増加しています。中でもリピーターの方や友達の紹介を受けて当院で出産を決めた、という方が良くいらっしゃいますが、それは前回のお産や入院中の生活に満足していただけたからではないかと考えます。出産は人生の一大イベントとはよく言いますが、そんなありがたい場面に私たちは関わらせていただいています。と同時に育児の始まりでもあるため、入院中たった5日程度ですが、お母さん方が自信を持って退院できるよう、昼夜を問わず支援させていただいています。不安なことが1つ減った時、できることが1つ増えたときのお母さんの表情はとても嬉しそうです。地域の一病院として、安全で安心なお産ができるところ、産後も何でも相談できるところ、そう思っていただけるような病院であるために日々努力し続けます。

F2病棟看護師|稲葉 奈穂

プロフェッショナル論 ~働く上でのこだわり~

私の働く上でのこだわりは、患者様の思いに耳を傾けられる看護師であることです。これは、新人看護師の頃より私のモットーとしていることと言っても過言ではありません。病に苦しむ患者様は身体苦痛のみならず、慣れない病院環境での寂しさや、病に対する不安を抱いています。中には一番の信頼をおく家族へ心配をかけまいと一人悩む患者様もみえます。看護師はそんな患者様の訴えられる言葉や表情などを見逃さず、一番身近で安心感を与えられる存在でなければならないと考えています。『白衣の天使』昔から看護師はこのように称されていますが、実際の現場は綺麗な白衣のままではいられず、天使の顔が保てない状況も多々あります。そんな時に、元気に笑顔で退院される患者様やそのご家族と関わりを持たせていただくことで、やっと白衣の天使に戻れるのだと感じています。私は看護師という仕事にやりがいと誇りを持っており、大好きです。患者様の声に耳を傾けられる白衣の天使でありたいと思っています。

明日への挑戦 ~自らに課している要求~

最新医療機器・新薬や治療技術の向上が増す近年、医療を安全で安心して提供できるよう、『知識と看護力を身に着けること』です。製薬会社さん主催の新薬勉強会や、医療者向けの外部勉強会でその内容の高度さに知識不足を痛感することがあります。どれだけ素晴らしい物が出来上がってもそれを使いこなせなければ意味がないのと同じように、自身の知識不足で、効果の高い治療を提供できないという悪循環を招かぬよう日々努力!これに限ります。また、自身のみならず新人看護師の育成は勿論のこと、看護師全員のスキルアップをはかることが必要であると考えています。看護師は一人でその役割を果たすことはできず、チームワークが大切です。新しいことに怖気づくのではなく、スタッフみんなで立ち向かえるよう前進していきたいと思います。目指せ、エキスパートナース!

理想の病院 ~こういう病院にしたい~

地域包括システムが全国で推進され、病院の役割・病床の意味が変化し、ベッドは地域住民のものであり、必要なときにいつでも提供できる体制になければなりません。ベッドを用意できない状態では、患者様に安全で安心した入院環境を提供できません。そのため、治療に要する平均在院日数を短縮することを考えることが必要となります。看護師一人ひとりが退院へ向けた意識と知識をもち、早期より円滑な退院支援を行う必要があります。また、入院患者様は入院期間のみの関わりではないこと、入院が患者様の生活ではなく、入院期間はその患者様の中でひと時の間であることをふまえ、一人ひとりに見合った看護を提供することが大切です。その為に、私自身も自己研鑽に励み一人でも多くの患者様が、「一宮西病院に行けば安心して治療が受けられる」と感じていただけるような地域住民に欠かせない病院づくりをおこなっていきたいと思います。

F6病棟看護師|西川 明美

プロフェッショナル論 ~働く上でのこだわり~

看護師として働く上でのこだわりは、一言で言えば「前進」です。看護師は患者様の一番身近な場所で一番長く関わりを持てる職種です。その責務は、医師の診療の補助、健康の保持・増進、疾病の予防、苦痛の緩和、生活援助など多岐にわたり、多くのスキルが要求されます。当院の理念にもあるように、常に創意工夫し、自己研鑽に励まなければ看護師の責務は果たせません。とはいえ、世間では看護師の仕事は3K(きつい・汚い・危険)と呼ばれていたり、最近では「帰れない・規則が厳しい・化粧がのらない・薬に頼って生きている・婚期が遅い・給料が安い」が加わり9Kと呼ばれているそうです。簡単な仕事ではありません。時には悩んだり、立ち止まったり、後ろを振り返ることもありますが、後ずさりはしないように半歩でも「前進」することを心がけています。その先には患者様の笑顔があり、成長した自分や看護師としてのやりがい・誇りを感じられるからです。「前進」するためには自分の努力、周りの“支援”が必要だと思います。自分だけではなく、みんなで「前進」です!

明日への挑戦 ~自らに課している要求~

高齢化に負けない看護力を身につける!です。平成27年度版高齢社会白書によると平成27年10月現在、我が国の高齢者(65歳以上)が総人口に占める割合(高齢化率)は26.7%と過去最高となりました。認知症患者や要介護者の増加に伴い看護業務の負担や看護師のストレスは大きく、認知症や高齢者の特徴をよく理解した上での看護が必要だと感じています。摂食・嚥下障害看護認定看護師の立場で言えば、肺炎患者の多くは高齢者の誤嚥・窒息であることから、加齢による身体機能・嚥下機能の変化をよく理解しておかなければなりません。高齢者は複数の疾患を患っていることが多く、予備能力は低い。肺炎を発症すると重症化し、生命を脅かすことも多い。栄養療法による自己治癒力の強化も不可欠ですが、栄養投与ラインの選択には倫理的ジレンマを伴い、充分な話し合いと意思決定支援が必要です。このように「老年看護学」の視点から高齢者を多方面からアセスメントし、リスク管理を行い、効率よく安全に看護するための知識と技術を学び得ていきたいと思っています。

理想の病院 ~こういう病院にしたい~

「街と人が明るく健康でいられる」ように、患者様・利用者さま及び家族のために「職員の行動と意識の指針」を職員全員が遂行できる、そんな病院になって欲しいです。どの職種であれ、役職であれ、仕事への価値観はそれぞれ違うでしょう。プライベート、家族、報酬、趣味…一番ウェイトが高いのは何でしょうか。しかし、私たちは一宮西病院で働いている限り、当院の理念を無視することはできません。理念を達成するために役割を遂行することが義務です。仕事が一番と言っているのではなく、当院で働いている時は理念を達成するために、それぞれの役割を最大限にやりきることが義務であり、そのために必要なスキルは自己研鑽しなければならないと私は考えています。質の高い医療を提供できれば必ず患者満足度は上がり、社会的価値や一宮西病院の魅力は上がり、私たち職員の満足度も上がっていくのではないでしょうか。職員一人ひとりが毎日笑顔で働ける、そんな元気あふれる一宮西病院でありたいですね。