第8回 生活習慣病に注意①~心臓病の信号は?
小高 毎週水曜日のこの時間は「健康のつボ!~心臓カテーテルについて~」。一宮西病院 循環器内科 カテーテル室長の寺村真範)てらむらまさのり)先生に、循環器を中心としたカテーテル治療について教えていただいています。
主な心臓病について、血管が詰まる狭心症や心筋梗塞、心臓の弁に異常がある弁膜症などについて教えていただいてきました。
つボイ 私のような突然の心筋梗塞などはともかくとして、あ、これは一度検査してもらった方がいいかな?と気づく信号はあるんでしょうか?
小高 信号気になりますよね! 寺村先生です。
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寺村 心臓病の種類にもよるんですが、例えば心臓弁膜症であったり、弁膜症から来る心不全であれば、息切れ、息苦しさ、呼吸困難などの症状が出ますし、狭心症や心筋梗塞などの冠動脈の病気であれば、胸の痛みや締め付け感といった症状が出ます。あとは不整脈であれば動悸ですね、ドキドキするとかそういう症状でわかる方もいらっしゃいます。
小高 なんとなく胸のあたりだと、心臓かなって素人でも思ったりするんですけど、胸のあたりじゃないところに出る症状ってあるんですか?
寺村 そうですね。全員がそうじゃないですけど狭心症や心筋梗塞の場合、典型的な方は胸が痛くなったり苦しくなるんですが、それ以外にも胸よりも上の、顎や歯、腕のほうが締め付けられるとか痛くなるという方もいらっしゃいます。
小高 歯が痛いと歯医者とか行っちゃいますよね。
寺村 そういう方もいらっしゃいます。
つボイ 歯医者行ったら歯医者さんが診断つけてくれるだろうけど。ほっとくこともありそうですよね。
寺村 そうですね。心臓だとは全然思っていなくて、別の科にかかられたりとか、腕が痛いから湿布を貼って様子を見てたとか。そういう方は発見が遅れますね。
つボイ 手遅れになることもある?
寺村 そういうケースもありますね。
小高 あれっ、ちょっとこれは…と思う症状があったら病院に行くと思うんですが、どんな検査をするんでしょうか?
寺村 まず代表的な検査としては心電図、レントゲン、心臓エコー、CTなどを最初に検査をして、ある程度診断をつけていきます。そこで異常があったり、さらに詳しく調べる必要があれば、カテーテル検査や追加の検査をしていくことになります。
小高 そこはもうね、とりあえず私たちは病院に行って、検査してもらうところまで行けば、あとはどの検査をするのかは先生にお任せできますもんね。
つボイ そうそう、私の場合はカテーテル検査だったんですよ。
小高 今までのは症状があった時にどうすればいいかってことでしたけど、そもそも心臓病になりたくない・ならないために注意することってありますか?
寺村 そうですね。これも心臓病の種類にもよるんですが、日頃から気をつけられることで多くの心臓の病気と関わっているのは動脈硬化ですね。動脈硬化の原因には生活習慣病が関わってくるので、具体的には高血圧、高脂血症(コレステロール、中性脂肪)、血糖値(糖尿病)などに気をつける。つまり食事が影響していることが多いので、塩分、脂肪分、糖分などを控える食事が大事になります。
つボイ 好きなもんばっかり(笑)。
寺村 そのあたりをちょっと控えめにしていただくことが良いかと思います。
小高 やっぱり生活習慣病で気をつけることと一緒ですかね。
寺村 そうですね。塩分と脂肪分と糖分。あとタバコを吸ってる方は絶対禁煙しないとダメです。
つボイ 先生、お酒はいかがでございましょう?
寺村 お酒はタバコほど悪くはないんですが、やはり飲み過ぎると心臓にはよくないです。不整脈も出やすくなりますし、血圧も変動しやすかったりするので。
つボイ この頃いろんな医学の話聞くと、“酒は百薬の長”というのを信じてはいけませんという先生が多いので(笑)。これに頼ってませんか? 僕ら(笑)。
小高 飲みすぎはね、何事にもよくない。
寺村 正直飲まないのに越したことはないです。
小高 ものすごく怒るとかイライラしないとかは?
寺村 それも大事です。精神的なストレスも心臓病に悪いと言われていますので、日頃のストレスを下げるのも大事ですね。
つボイ あとは運動とか?
寺村 そうですね、運動も大事ですね。特に有酸素運動。ウォーキングとかジョギングしたりだとか、自転車を漕ぐとかそういう運動。理想的には毎日30分散歩しましょうと普段言ってますけど、それくらいの時間、有酸素運動を継続することが心臓にいいと言われていますね。
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つボイ やっぱりどんな病気も規則正しい生活とか、食べ物を暴飲暴食しないとか、酒を飲み過ぎない、タバコを吸わないとか、そういうのが大事だということですね。
小高 ね、毎日の生活習慣ということなんでね。あらためて復習しときますけど、今週「ニュースなつボ」で、病気にならないための飲酒ガイドラインを取り上げましたが、男性では1日の摂取量が40gまで。500mlの缶ビールでは2本に相当してましたね。
つボイ 飲み過ぎはいけませんですよ! はい!
小高 来週も寺村先生にお聞きします。さて、この「健康のつボ!」のコーナーでは、いろいろな病気について専門家の先生に解説していただいております。みなさんもテーマとして取り上げてほしい病気や症状などがありましたら、このコーナーまでお寄せください。専門の先生に教えていただきます。
つボイ はい、質問お待ちいたしております!
小高 「健康のつボ!~心臓カテーテルについて~」でした。
主な心臓病について、血管が詰まる狭心症や心筋梗塞、心臓の弁に異常がある弁膜症などについて教えていただいてきました。
つボイ 私のような突然の心筋梗塞などはともかくとして、あ、これは一度検査してもらった方がいいかな?と気づく信号はあるんでしょうか?
小高 信号気になりますよね! 寺村先生です。
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寺村 心臓病の種類にもよるんですが、例えば心臓弁膜症であったり、弁膜症から来る心不全であれば、息切れ、息苦しさ、呼吸困難などの症状が出ますし、狭心症や心筋梗塞などの冠動脈の病気であれば、胸の痛みや締め付け感といった症状が出ます。あとは不整脈であれば動悸ですね、ドキドキするとかそういう症状でわかる方もいらっしゃいます。
小高 なんとなく胸のあたりだと、心臓かなって素人でも思ったりするんですけど、胸のあたりじゃないところに出る症状ってあるんですか?
寺村 そうですね。全員がそうじゃないですけど狭心症や心筋梗塞の場合、典型的な方は胸が痛くなったり苦しくなるんですが、それ以外にも胸よりも上の、顎や歯、腕のほうが締め付けられるとか痛くなるという方もいらっしゃいます。
小高 歯が痛いと歯医者とか行っちゃいますよね。
寺村 そういう方もいらっしゃいます。
つボイ 歯医者行ったら歯医者さんが診断つけてくれるだろうけど。ほっとくこともありそうですよね。
寺村 そうですね。心臓だとは全然思っていなくて、別の科にかかられたりとか、腕が痛いから湿布を貼って様子を見てたとか。そういう方は発見が遅れますね。
つボイ 手遅れになることもある?
寺村 そういうケースもありますね。
小高 あれっ、ちょっとこれは…と思う症状があったら病院に行くと思うんですが、どんな検査をするんでしょうか?
寺村 まず代表的な検査としては心電図、レントゲン、心臓エコー、CTなどを最初に検査をして、ある程度診断をつけていきます。そこで異常があったり、さらに詳しく調べる必要があれば、カテーテル検査や追加の検査をしていくことになります。
小高 そこはもうね、とりあえず私たちは病院に行って、検査してもらうところまで行けば、あとはどの検査をするのかは先生にお任せできますもんね。
つボイ そうそう、私の場合はカテーテル検査だったんですよ。
小高 今までのは症状があった時にどうすればいいかってことでしたけど、そもそも心臓病になりたくない・ならないために注意することってありますか?
寺村 そうですね。これも心臓病の種類にもよるんですが、日頃から気をつけられることで多くの心臓の病気と関わっているのは動脈硬化ですね。動脈硬化の原因には生活習慣病が関わってくるので、具体的には高血圧、高脂血症(コレステロール、中性脂肪)、血糖値(糖尿病)などに気をつける。つまり食事が影響していることが多いので、塩分、脂肪分、糖分などを控える食事が大事になります。
つボイ 好きなもんばっかり(笑)。
寺村 そのあたりをちょっと控えめにしていただくことが良いかと思います。
小高 やっぱり生活習慣病で気をつけることと一緒ですかね。
寺村 そうですね。塩分と脂肪分と糖分。あとタバコを吸ってる方は絶対禁煙しないとダメです。
つボイ 先生、お酒はいかがでございましょう?
寺村 お酒はタバコほど悪くはないんですが、やはり飲み過ぎると心臓にはよくないです。不整脈も出やすくなりますし、血圧も変動しやすかったりするので。
つボイ この頃いろんな医学の話聞くと、“酒は百薬の長”というのを信じてはいけませんという先生が多いので(笑)。これに頼ってませんか? 僕ら(笑)。
小高 飲みすぎはね、何事にもよくない。
寺村 正直飲まないのに越したことはないです。
小高 ものすごく怒るとかイライラしないとかは?
寺村 それも大事です。精神的なストレスも心臓病に悪いと言われていますので、日頃のストレスを下げるのも大事ですね。
つボイ あとは運動とか?
寺村 そうですね、運動も大事ですね。特に有酸素運動。ウォーキングとかジョギングしたりだとか、自転車を漕ぐとかそういう運動。理想的には毎日30分散歩しましょうと普段言ってますけど、それくらいの時間、有酸素運動を継続することが心臓にいいと言われていますね。
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つボイ やっぱりどんな病気も規則正しい生活とか、食べ物を暴飲暴食しないとか、酒を飲み過ぎない、タバコを吸わないとか、そういうのが大事だということですね。
小高 ね、毎日の生活習慣ということなんでね。あらためて復習しときますけど、今週「ニュースなつボ」で、病気にならないための飲酒ガイドラインを取り上げましたが、男性では1日の摂取量が40gまで。500mlの缶ビールでは2本に相当してましたね。
つボイ 飲み過ぎはいけませんですよ! はい!
小高 来週も寺村先生にお聞きします。さて、この「健康のつボ!」のコーナーでは、いろいろな病気について専門家の先生に解説していただいております。みなさんもテーマとして取り上げてほしい病気や症状などがありましたら、このコーナーまでお寄せください。専門の先生に教えていただきます。
つボイ はい、質問お待ちいたしております!
小高 「健康のつボ!~心臓カテーテルについて~」でした。