第1回 循環器内科とは?〜寺村先生の専門分野・カテーテル
小高 今週から「健康のつボ!」は「心臓カテーテル」について。一宮西病院 循環器内科 カテーテル室長の寺村真範先生に、循環器を中心としたカテーテル治療について教えていただきます。このコーナーでは、寺村先生は3回目の登場になります。
つボイ 久しぶりですね。前回は、2019年の10月〜12月にお話をうかがっています。
小高 まるっと4年ぶりのご登場ということになりますが、当時と変わらず心臓病の患者さんは多いです。今回は寺村先生ご専門のカテーテル治療を中心に、循環器の病気について教えていただきます。第1回の今日は、循環器内科の領域と、先生の専門分野についてうかがいます。
つボイ 久しぶりですね。前回は、2019年の10月〜12月にお話をうかがっています。
小高 まるっと4年ぶりのご登場ということになりますが、当時と変わらず心臓病の患者さんは多いです。今回は寺村先生ご専門のカテーテル治療を中心に、循環器の病気について教えていただきます。第1回の今日は、循環器内科の領域と、先生の専門分野についてうかがいます。
小高 先生、循環器内科ではどんな病気を診てもらえるのでしょうか?
寺村 文字通り“循環”ということで、血液の流れに関する病気を診る診療科です。具体的には血液の流れなので、大半は心臓ということになるんですけど、心臓と心臓から出た血液が通る血管ですね。心臓と血管の病気を診る診療科ということになります。具体的な病名としましては狭心症とか、心筋梗塞とか、心臓弁膜症とか、心不全、心筋症、不整脈なんかもその範ちゅうになります。
小高 はい。ということなので、つボイさんも私もですね、非常に大きな病気をやった…。
つボイ 関係者でございますのでね。命に関わる病気ですよね、これ。
寺村 そうですね。心臓ですので、病気にもよりますが命に関わるものも多くありますね。
小高 思い出してきたわ。前回、だからもう自分のために質問を矢継ぎ早にしてましたわ(笑)。
つボイ 私物化するなっていうことですわ(笑)。でもやっぱりこれ、みなさんに知ってもらわないかんことばっかりですから!
寺村 生活習慣病とも密接に関係してるので、年齢を重ねて行くと何かしら関係してくることが多いですね。
小高 はい。そして寺村先生は“カテーテル室長”ということでね、カテーテルがご専門ということですか?
寺村 そうですね。カテーテルっていうのは治療に使う細長いチューブのことで、私が専門にしているのは心臓のカテーテル治療とか、血管のカテーテル治療もします。細いチューブを局所麻酔で手首の血管や足の付け根の血管から心臓に通して、血管を映したり、狭くなっている血管を広げたり、そういった治療をするのがカテーテル治療になります。
つボイ これも私、経験者でございます。
小高 心筋梗塞になった時にカテーテル治療をやったわけですね。
つボイ こうやって喋ってるのもその治療のおかげ。これなかったら、私いませんよ、この世に。
寺村 そうですね。心筋梗塞は命に関わりますので。
小高 例えばそのチューブを入れて、何をするんでしょうか?
寺村 そうですね。例えば心筋梗塞や狭心症の場合は、心臓の周りを走っている冠動脈という血管が狭くなったり詰まったりします。その狭くなったところをまず診断で映して、狭くなっている場所とか狭くなり方を診て、その部分を風船で膨らませたり、“ステント”っていう金属の筒を入れて広げる治療をします。
小高 カテーテルを入れるっていうのも、すごい細いものを血管に通すのも難しそうだなって思いますけど、通すだけじゃダメでそこでもっとさらに細かい作業があるということですよね。
寺村 そうですね。そこからさらにガイドワイヤーという細くて柔らかい針金のようなものを血管内に通して、ガイドワイヤーに沿わせて風船やステントを持ち込んで治療するという形になります。
小高 なんかあのね、排水溝の専用ブラシ…。
寺村 そうそう(笑)。そうですね、そんなイメージ(笑)。
小高 あれはわりと乱暴にガシガシガシってやればきれいになるけど(笑)。
寺村 もうちょっと丁寧にやりますけど(笑)。
つボイ あれは目の前のやつをゴシゴシやるだけだから、足の付け根からずーっと心臓まで入れるわけですから、そりゃ大変な作業だと思いますよ。
小高 はい。カテーテル治療っていうのは、心臓病の治療の中では稀なものではない?
寺村 いや、頻繁におこなわれているものですね。なのでカテーテルの治療に対して胸を開ける、例えばバイパス手術であったりとか、そういう開胸手術もありますけど、それより頻度はだいぶ多くて、私が専門としている狭心症とか心筋梗塞の治療の場合は、開胸のバイパス手術より数としては大体10倍くらい多いですかね。
つボイ また負担も少ないですよね、患者さんのね。
寺村 そうですね、傷が注射の痕が少しつくくらいの傷ですから。
つボイ だから私なんか4日で退院できました。
寺村 文字通り“循環”ということで、血液の流れに関する病気を診る診療科です。具体的には血液の流れなので、大半は心臓ということになるんですけど、心臓と心臓から出た血液が通る血管ですね。心臓と血管の病気を診る診療科ということになります。具体的な病名としましては狭心症とか、心筋梗塞とか、心臓弁膜症とか、心不全、心筋症、不整脈なんかもその範ちゅうになります。
小高 はい。ということなので、つボイさんも私もですね、非常に大きな病気をやった…。
つボイ 関係者でございますのでね。命に関わる病気ですよね、これ。
寺村 そうですね。心臓ですので、病気にもよりますが命に関わるものも多くありますね。
小高 思い出してきたわ。前回、だからもう自分のために質問を矢継ぎ早にしてましたわ(笑)。
つボイ 私物化するなっていうことですわ(笑)。でもやっぱりこれ、みなさんに知ってもらわないかんことばっかりですから!
寺村 生活習慣病とも密接に関係してるので、年齢を重ねて行くと何かしら関係してくることが多いですね。
小高 はい。そして寺村先生は“カテーテル室長”ということでね、カテーテルがご専門ということですか?
寺村 そうですね。カテーテルっていうのは治療に使う細長いチューブのことで、私が専門にしているのは心臓のカテーテル治療とか、血管のカテーテル治療もします。細いチューブを局所麻酔で手首の血管や足の付け根の血管から心臓に通して、血管を映したり、狭くなっている血管を広げたり、そういった治療をするのがカテーテル治療になります。
つボイ これも私、経験者でございます。
小高 心筋梗塞になった時にカテーテル治療をやったわけですね。
つボイ こうやって喋ってるのもその治療のおかげ。これなかったら、私いませんよ、この世に。
寺村 そうですね。心筋梗塞は命に関わりますので。
小高 例えばそのチューブを入れて、何をするんでしょうか?
寺村 そうですね。例えば心筋梗塞や狭心症の場合は、心臓の周りを走っている冠動脈という血管が狭くなったり詰まったりします。その狭くなったところをまず診断で映して、狭くなっている場所とか狭くなり方を診て、その部分を風船で膨らませたり、“ステント”っていう金属の筒を入れて広げる治療をします。
小高 カテーテルを入れるっていうのも、すごい細いものを血管に通すのも難しそうだなって思いますけど、通すだけじゃダメでそこでもっとさらに細かい作業があるということですよね。
寺村 そうですね。そこからさらにガイドワイヤーという細くて柔らかい針金のようなものを血管内に通して、ガイドワイヤーに沿わせて風船やステントを持ち込んで治療するという形になります。
小高 なんかあのね、排水溝の専用ブラシ…。
寺村 そうそう(笑)。そうですね、そんなイメージ(笑)。
小高 あれはわりと乱暴にガシガシガシってやればきれいになるけど(笑)。
寺村 もうちょっと丁寧にやりますけど(笑)。
つボイ あれは目の前のやつをゴシゴシやるだけだから、足の付け根からずーっと心臓まで入れるわけですから、そりゃ大変な作業だと思いますよ。
小高 はい。カテーテル治療っていうのは、心臓病の治療の中では稀なものではない?
寺村 いや、頻繁におこなわれているものですね。なのでカテーテルの治療に対して胸を開ける、例えばバイパス手術であったりとか、そういう開胸手術もありますけど、それより頻度はだいぶ多くて、私が専門としている狭心症とか心筋梗塞の治療の場合は、開胸のバイパス手術より数としては大体10倍くらい多いですかね。
つボイ また負担も少ないですよね、患者さんのね。
寺村 そうですね、傷が注射の痕が少しつくくらいの傷ですから。
つボイ だから私なんか4日で退院できました。
つボイ はい、というカテーテル治療経験者。
小高 つボイさんも私もカテーテルの治療を受けていますし。確か私も終わって手術室出て、数時間後に晩御飯のおにぎり食べてましたからね。負担少ないですよね。さて、来週はカテーテル治療のより詳しい内容を教えていただきます。
「健康のつボ!」では、いろいろな病気について専門家の先生に解説していただいております。みなさんもテーマとして取り上げてほしい病気や症状などがありましたら、このコーナーまでお寄せください。専門の先生に教えていただきます。
つボイ はい、質問お待ちいたしております!
小高 「健康のつボ!~心臓カテーテルについて~」でした。
小高 つボイさんも私もカテーテルの治療を受けていますし。確か私も終わって手術室出て、数時間後に晩御飯のおにぎり食べてましたからね。負担少ないですよね。さて、来週はカテーテル治療のより詳しい内容を教えていただきます。
「健康のつボ!」では、いろいろな病気について専門家の先生に解説していただいております。みなさんもテーマとして取り上げてほしい病気や症状などがありましたら、このコーナーまでお寄せください。専門の先生に教えていただきます。
つボイ はい、質問お待ちいたしております!
小高 「健康のつボ!~心臓カテーテルについて~」でした。