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第2回  質問から見えてくる心臓病


(小高)
水曜日のコーナーは『健康のつボ!~心臓病について~』。日本人の死因第2位の心臓病について専門の先生にお話を伺います。ゲストは一宮西病院・循環器内科カテーテル室長の寺村真範(てらむらまさのり)先生です。よろしくお願いします。

(寺村)
よろしくお願いします。

(つボイ)
よろしくお願いします。

(小高)
新シリーズ2回目ですね。

(つボイ)
前回もそうでしたけれど、リスナーさんの関心度がやっぱり高いですよね。

(小高)
高いですね~。

(つボイ)
何通かまたお便りもきておりますので、先生にお答えいただいたいと思います。こちらはラジオネーム『長月草』さんから、『最近階段を上ったり、散歩でちょっとした坂道があると息切れがします。これは何か心臓が悪いんでしょうか?』という質問です。

(小高)
これ、さっき同じ質問をつボイさんが先生にしていましたよね。「階段上ったら息切れがするんだけど・・・」って不安そうに聞いていましたよね。

(つボイ)
そうそうそう。病気って日常の生活の中で気づくこともありますが、心臓病もそうでしょうね?

(寺村)
そうですね。「息切れ」は皆さんも割とよくおっしゃる症状です。

(小高)
息切れがすると心臓病の可能性が高いんですか?

(寺村)
心臓が原因の可能性もあるんですけれど、単純に「息切れ」は心臓以外にも肺であったり貧血があったりしても出る症状ですので、一言で「息切れ」だけでは心臓とは言い切れない部分はあります。

(小高)
一概に全部が全部心臓病が原因ではないけれど、あまりにも息切れがひどかったり続くときは、ちょっと1回先生に相談したり診てもらったりしたほうが良いですか?

(寺村)
そうですね。ひどい息切れの場合は心臓病であったり、問題のあるような呼吸器系の病気であったりすることもあるので、病院を受診された方がいいと思います。

(つボイ)
色んな検査をしてくれますもんね。心臓病じゃなくでも、他の病気が見つかることもありますからね。また、ラジオネーム『ガチャ夫』さんからは『先日、心電図をとったら「完全右脚ブロック」と言われました。これ自体は心配することはないということでしたが、右脚ブロックとはどういう状態なんでしょうか?』とのお便りです。

(寺村)
心臓は電気信号・電気の流れで動いています。心臓には右脚と左脚という電気の通り道である、電線のような細胞があるんですけれど、その右側の電気の通りが少し落ちているというか、流れがゆっくりになっている状態を「右脚ブロック」といいます。基本的には右脚がブロックされていても左脚がしっかり電気を流しているので問題にならないことが大半です。

(つボイ)
先生、この方は心電図をとったら分かったとのことでしたが、自覚症状はないんですか?

(寺村)
自覚症状はほとんど無いです。

(小高)
まぁ、自分がそうなんだということが分かっていればとりあえず大丈夫ということですかね。

(寺村)
そうですね。

(つボイ)
それから、こちらのお便りは『ノーサイド』さんから頂いております。『時々、心臓がドックンと脈を打ちます。これって不整脈なんでしょうか?不整脈というのは自分で分かるものなんでしょうか?』とのことです。先ほど「完全右脚ブロック」は自覚症状がないとのことでしたが、どうなんでしょう。ドックンというのはちょっと心配になりますよね。

(寺村)
そうですね。恐らくは「期外収縮」といわれるものだと思います。大きく言うと不整脈の一種ではあるんですけれど、一瞬のドックンというのは基本的には問題にならないような「期外収縮」であることが多いです。ただ不整脈にも色々種類があるので、治療が必要な不整脈から全然放っておいてもいいような不整脈まで色々あって、自覚症状もその不整脈の種類によって出たり出なかったりすることもあります。

(小高)
私も不整脈だったんですが、私のときは脈が一回抜ける感じがしました。

(寺村)
そのようにおっしゃる方も多いです。

(つボイ)
自覚症状があって気づけるだけ良いですよね。気づいたら先生に診てもらうきっかけになりますから。そこで「問題ないですよ」ということもあるでしょうし、「ちょっと治療しましょうか」ということもあるでしょうし。

(寺村)
ある意味「自覚症状が出てよかった」ということもあると思います。

(小高)
そうですね。多くの方は健康診断の心電図検査で異変が見つかって、病院で心電図を24時間とって、治療などに進むんですよね。

(つボイ)
あなたは24時間とったんですね。

(小高)
詳しいですよ、私!ということで、心臓にも色んな病気があって、心配なものからそこまで心配する必要はないけれどチェックしてねというものまで色々ある、ということですね。

(つボイ)
チェックは必要ですね。まずはね。

(小高)
ありがとうございました。一宮西病院の寺村真範先生でした。新生活フロッピー、「健康のつボ~心臓病について~」でした。


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