第2回 こんな症状が出たら心臓病かも
(小高)水曜日のこの時間は『健康のつボ~心臓病について~』。適切な治療を行わなければ死にも直結する心臓病について、専門の先生にお話をうかがいます。一宮西病院 ハートセンターセンター長 心臓血管外科部長 弁膜症センター長の澤﨑優(さわざき まさる)先生です。
(小高)心臓病は、心筋梗塞のように苦しく痛いといった、わかりやすい症状が出るものばかりではないということなんですね。
(つボイ)その症状が出た時には極めて危険でしたけれども、でも普段どんな症状に注意していればいいのかなと思いますね。
(小高)今日はこんな症状が出たら、心臓病かもと疑ったほうがいいことを教えていただきます。澤﨑先生です。
~~~~~~~~
(澤﨑)胸が痛くなる病気は、狭心症、心筋梗塞があるんですが、日頃から歩いたり、自転車に乗ったりと運動していると症状に気づきやすいです。狭心症の検査に運動負荷試験というのがあるんですけれども、運動を負荷することによって、狭心症というのは心臓の血管の血流が、血管が狭いために血流が乏しいんですね。で、運動すると心臓がたくさん動くから、血液をたくさん欲するわけですね。
(小高)ランニングマシンみたいなところで、何分間早歩きしてくださいとか、階段昇降するとかああいうやつですか?
(澤﨑)そういう検査もあります。そちらのほうの症状がこの胸が痛いという症状です。あとは心不全症状というのがあってね、これは弁膜症であったり、心筋梗塞後の弁膜症だったり、そういう方が出る症状なんですけれども。疲れやすいとかだるいとかじゃないんです。階段を昇ったり歩いたり、いつもと同じことをしても異様につらい、息切れがする。今の様にコロナでマスクをしてるとね、マスクをしたまま階段を地下鉄2階分昇ると、いつもならこんなことないのにはぁはぁするとか。これは一つの兆候で、これをみんな年のせいだと思っちゃう。
(小高)やっぱりね、ある程度年になってくるとだんだんしんどくなってきますもん。
(澤﨑)なるのは事実なんですけれども(笑)、簡単に診断できるんですよ。聴診器1本で雑音が聞こえる。さらにレントゲン、心電図、超音波検査なんかすると、ほぼ確定診断ができちゃう。たったそれだけで。
(つボイ)なるほど~。そしたら若い頃と違って、息切れが激しくなったら1回診てもらったほうがいいですね。
(澤﨑)1回診たほうがいいですね。寿命が10年以上延びますから、もし正しく治療を受ければ。
(つボイ)なるほど。
(澤﨑)他の身体が元気でも、心臓が悪いと命を落としますから。超音波検査ってご存じですか?
(つボイ)はい。
(澤﨑)あれってね、診る人が診れば胸にポッとあてただけでわかっちゃう。細かい計測をすると手術したほうがいいとかね、そういったことまでわかっちゃう。
(小高)ほぉ~。症状がなくても、そのない間にちょっと進行したりとかってあるんですか?
(澤﨑)あります。ありますけれども、病気であるから全て手術しなければいけないとかそういうことはないですね。軽い人はまだ様子をみればいいし、利尿剤とかね、お薬で5年も10年ももってる人もいます。ただ、病気によっては早く治療しないとを落とすこともあるんです。今は治療の技術も進歩していますから、そんなにリスクもなく治すことができるものですから専門医に相談するという。ハートクリニックとかハートセンターとかあるじゃないですか、そういうところで診てもらうのがいいですね。
(小高)やっぱりちょうど加齢でしんどくなるとか体力が衰えるって時のあたりに、心臓も疲れてくるんですね。
(澤﨑)ピンポンです。
(小高)なんとなくやっぱり疲れかな~って思うというか。(笑)
(澤﨑)あのね、弁膜症でいえば、大動脈弁狭窄症、僧帽弁閉鎖不全症、名前は難しいいですけれども。いずれも年とともに増えるんです。70代、80代になっても治療はできます。
(小高)はい。やっぱり年取ったからかな~って思いこみすぎないことっていうのと、あとさっき言ってた運動もだんだん年取ってくるとしなくなるけど、することによってあれゼーゼーするなとか。
(澤﨑)運動って言っちゃうとね、できないんですけれども。お散歩です。歩くこと、これとても大事ですね。これは心臓でなくて、全身にとって非常にいい、脳にとってもいいし。
(小高)なるほど。体力づくりということだけでなく、ちょっとおかしいなってことに気づきやすくさせるってことですね。
(つボイ)発見のきっかけになるってわけですね。
(澤﨑)ズバリです。
~~~~~~~~
(つボイ)うん、人はしんどくならないように自然にセーブしちゃうんですよね。そういう意味では、定期的な検診が重要になってくるわけですね。
(小高)さ、来週からは具体的な心臓の病気についてお話をうかがっていきます。
(小高)そしてこのコーナーでは、いろいろな病気について専門家の先生に解説していただいております。みなさんもテーマとして取り上げてほしい病気や症状などがありましたら、このコーナーまでお寄せください。専門の先生に教えていただきます。
(つボイ)はい、質問お待ちいたしております!
(小高)『健康のつボ~心臓病について~』でした。
(小高)心臓病は、心筋梗塞のように苦しく痛いといった、わかりやすい症状が出るものばかりではないということなんですね。
(つボイ)その症状が出た時には極めて危険でしたけれども、でも普段どんな症状に注意していればいいのかなと思いますね。
(小高)今日はこんな症状が出たら、心臓病かもと疑ったほうがいいことを教えていただきます。澤﨑先生です。
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(澤﨑)胸が痛くなる病気は、狭心症、心筋梗塞があるんですが、日頃から歩いたり、自転車に乗ったりと運動していると症状に気づきやすいです。狭心症の検査に運動負荷試験というのがあるんですけれども、運動を負荷することによって、狭心症というのは心臓の血管の血流が、血管が狭いために血流が乏しいんですね。で、運動すると心臓がたくさん動くから、血液をたくさん欲するわけですね。
(小高)ランニングマシンみたいなところで、何分間早歩きしてくださいとか、階段昇降するとかああいうやつですか?
(澤﨑)そういう検査もあります。そちらのほうの症状がこの胸が痛いという症状です。あとは心不全症状というのがあってね、これは弁膜症であったり、心筋梗塞後の弁膜症だったり、そういう方が出る症状なんですけれども。疲れやすいとかだるいとかじゃないんです。階段を昇ったり歩いたり、いつもと同じことをしても異様につらい、息切れがする。今の様にコロナでマスクをしてるとね、マスクをしたまま階段を地下鉄2階分昇ると、いつもならこんなことないのにはぁはぁするとか。これは一つの兆候で、これをみんな年のせいだと思っちゃう。
(小高)やっぱりね、ある程度年になってくるとだんだんしんどくなってきますもん。
(澤﨑)なるのは事実なんですけれども(笑)、簡単に診断できるんですよ。聴診器1本で雑音が聞こえる。さらにレントゲン、心電図、超音波検査なんかすると、ほぼ確定診断ができちゃう。たったそれだけで。
(つボイ)なるほど~。そしたら若い頃と違って、息切れが激しくなったら1回診てもらったほうがいいですね。
(澤﨑)1回診たほうがいいですね。寿命が10年以上延びますから、もし正しく治療を受ければ。
(つボイ)なるほど。
(澤﨑)他の身体が元気でも、心臓が悪いと命を落としますから。超音波検査ってご存じですか?
(つボイ)はい。
(澤﨑)あれってね、診る人が診れば胸にポッとあてただけでわかっちゃう。細かい計測をすると手術したほうがいいとかね、そういったことまでわかっちゃう。
(小高)ほぉ~。症状がなくても、そのない間にちょっと進行したりとかってあるんですか?
(澤﨑)あります。ありますけれども、病気であるから全て手術しなければいけないとかそういうことはないですね。軽い人はまだ様子をみればいいし、利尿剤とかね、お薬で5年も10年ももってる人もいます。ただ、病気によっては早く治療しないとを落とすこともあるんです。今は治療の技術も進歩していますから、そんなにリスクもなく治すことができるものですから専門医に相談するという。ハートクリニックとかハートセンターとかあるじゃないですか、そういうところで診てもらうのがいいですね。
(小高)やっぱりちょうど加齢でしんどくなるとか体力が衰えるって時のあたりに、心臓も疲れてくるんですね。
(澤﨑)ピンポンです。
(小高)なんとなくやっぱり疲れかな~って思うというか。(笑)
(澤﨑)あのね、弁膜症でいえば、大動脈弁狭窄症、僧帽弁閉鎖不全症、名前は難しいいですけれども。いずれも年とともに増えるんです。70代、80代になっても治療はできます。
(小高)はい。やっぱり年取ったからかな~って思いこみすぎないことっていうのと、あとさっき言ってた運動もだんだん年取ってくるとしなくなるけど、することによってあれゼーゼーするなとか。
(澤﨑)運動って言っちゃうとね、できないんですけれども。お散歩です。歩くこと、これとても大事ですね。これは心臓でなくて、全身にとって非常にいい、脳にとってもいいし。
(小高)なるほど。体力づくりということだけでなく、ちょっとおかしいなってことに気づきやすくさせるってことですね。
(つボイ)発見のきっかけになるってわけですね。
(澤﨑)ズバリです。
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(つボイ)うん、人はしんどくならないように自然にセーブしちゃうんですよね。そういう意味では、定期的な検診が重要になってくるわけですね。
(小高)さ、来週からは具体的な心臓の病気についてお話をうかがっていきます。
(小高)そしてこのコーナーでは、いろいろな病気について専門家の先生に解説していただいております。みなさんもテーマとして取り上げてほしい病気や症状などがありましたら、このコーナーまでお寄せください。専門の先生に教えていただきます。
(つボイ)はい、質問お待ちいたしております!
(小高)『健康のつボ~心臓病について~』でした。