第13回 検診・セルフチェックのおさらい
(小高)
今月からこの時間は『健康のつボ~乳がんについて~』です。女性であれば誰でも気になる「乳がん」について、一宮西病院 乳腺外科 部長で「乳腺専門医」の鈴木瞳(すずきひとみ)先生にお話をうかがっていきます。
(小高)
今回の「健康のつボ~乳がんについて~」は今週が最終回です!
(つボイ)
いろいろ学ばせていただきました。乳がんは、”体の表面にできるがん”だけに、自分で発見がしやすいがんだということも。
(小高)
そして、自分で早く発見できれば生存率も確実にぐぐぐっと上がる癌です!最終回の今日は、検診やセルフチェックを中心におさらいをしていただきます、鈴木先生です。
~~~~~~~
(鈴木)
乳がんの患者さんが増えてくる40歳以上の女性に対して、自治体が行っているのがマンモグラフィーによる住民健診です。この検診の結果、「日本人の乳がんによる死亡率が下がった」という明確なデータがあり、マンモグラフィー検診の有用性は非常に高いと言えます。ただ、40歳未満の若い女性の場合は、マンモグラフィーによるがんの発見が非常に難しく、被爆の影響もあるのでおすすめできません。
(つボイ)
前にもお聞きしましたね。
(小高)
つボイさんはこれにとてもビックリしてましたね。
(つボイ)
ビックリした!マンモやっとけば大丈夫って思ってたんですけれども・・・先生、以前に”雪の中でウサギを探す”という表現されてましたよね?
(鈴木)
そうですね。全体的に白っぽく写ってしまって、乳がんも白く写ってしまうので、非常に見分けづらいという。
(小高)
では、マンモグラフィーはなかなかおすすめできない若い女性(私のような人。笑)の場合はどうしたらいいんでしょうか?
(つボイ)
アンタいらんこと言わんでええねん。
(小高)
スミマセン(笑)
(鈴木)
はい、若い人に限らず重要なのは「セルフチェック」です(笑)
(小高)
先生、逃げた(笑)全員に重要なのが「セルフチェック」ということですね?!
(鈴木)
そうです!(笑)乳がんは、ほとんどの場合痛みがないので、逆に言えば、痛いだけならそんなに心配はありません。気を付けるべきは「痛みのないしこり」です。そこで重要なのが「習慣的なセルフチェック」となります。毎月1回、入浴時などに両方の胸を触ってしこりがないか確認してください。セルフチェックをすることで、乳がんの発見率は60%に上ります。
(小高)
はい。①月に1度くらいでいいよ~という事と②お風呂の中で鏡を見ながら立った状態で目で見て確認することと③寝る前に横たわった状態でも確認してみましょう、とい事でしたよね?
(鈴木)
はい!
(小高)
はい。さあ、そしてつボイさん、来月は”ピンクリボン🎀月間”なんですよ!
(つボイ)
おぉ、そうですか~。僕持ってますよ!ピンクリボンのバッジ!ピンクのキュッと丸まった可愛いやつ。あの月間なんですね!
(鈴木)
ふふふ(笑)そうなんです~。
(小高)
先生、なんで”ピンクリボン”なんですかね?
(鈴木)
そうですね、10月が「ピンクリボン月間」ということなんですけれども、こちらさまざまな説があるんですが、元々ピンクリボン運動というのは、まだ乳がんについて広く知られていなかった頃、アメリカの小さな町で乳がんで亡くなった女性の母親が、亡くなった女性の娘=ご自身のお孫さんですね。同じ悲しみを繰り返さないように・・・と願いを込めて手渡したものがピンク色のリボンであった事から始まった運動と言われています。
(小高)
この期間中はどういう事をするんでしょうか?
(鈴木)
はい、この期間は、乳がんの早期発見・早期診断・早期治療の大切さを訴える啓蒙活動が各地で行われる期間です。日本では10月1日になると、東京タワーやレインボーブリッジ、オアシス21などがピンク色にライトアップされて、検診受診率を上げるためのシンボルとなっています。最近では新型コロナウイルス感染症による検診の受診日会も増えてはいますが、早期発見すれば90%以上が治ると言われる乳がんですので、自分の年代にあった習慣を身に付け、ブレストアウェアネスの大切さを知って、「セルフチェックの習慣化」、そして40歳を過ぎたら「定期的な検診」を心がけてください。少しでも気になること、また直接医師に聞いてみたいことがあれば、一人で悩まずに、医療機関で相談してくださいね。
(つボイ)
これはずっと聞いてらした方は勉強になりましたねぇ~!
(小高)
はい。先生は病院内だけでなくって、色んな患者さんの予後のサポートコミュニティにも参加されているという事ですから。
(つボイ)
特にね、色んな病気になると気が弱くなりますけれども、この”乳がん”ってデリケートだと思いますから、心のケアって必要だと思いますね。
(鈴木)
はい、とても必要だと思います。
(小高)
ピンクリボンの期間中は先生お忙しいんじゃないですか?
(鈴木)
はい、啓蒙活動ができればいいかなと思っております・・・!(笑)
(つボイ)
はい、僕達はこの期間ずっと勉強させていただいて、本当にありがとうございました。
(小高)
ありがとうございました!
(鈴木)
ありがとうございました。
~~~~~~~
(つボイ)
乳ピンクリボン月間。今まで関心のなかった方も、ひとつのきっかけになればいいですね。
(小高)
そうですね~!そして今回のシリーズで鈴木先生に教えていただいたことを、皆さんは頭の中にしっかり入れて、毎月1回のセルフチェックを習慣化していきましょう!
(小高)
『健康のつボ~乳がんについて~』でした。
今月からこの時間は『健康のつボ~乳がんについて~』です。女性であれば誰でも気になる「乳がん」について、一宮西病院 乳腺外科 部長で「乳腺専門医」の鈴木瞳(すずきひとみ)先生にお話をうかがっていきます。
(小高)
今回の「健康のつボ~乳がんについて~」は今週が最終回です!
(つボイ)
いろいろ学ばせていただきました。乳がんは、”体の表面にできるがん”だけに、自分で発見がしやすいがんだということも。
(小高)
そして、自分で早く発見できれば生存率も確実にぐぐぐっと上がる癌です!最終回の今日は、検診やセルフチェックを中心におさらいをしていただきます、鈴木先生です。
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(鈴木)
乳がんの患者さんが増えてくる40歳以上の女性に対して、自治体が行っているのがマンモグラフィーによる住民健診です。この検診の結果、「日本人の乳がんによる死亡率が下がった」という明確なデータがあり、マンモグラフィー検診の有用性は非常に高いと言えます。ただ、40歳未満の若い女性の場合は、マンモグラフィーによるがんの発見が非常に難しく、被爆の影響もあるのでおすすめできません。
(つボイ)
前にもお聞きしましたね。
(小高)
つボイさんはこれにとてもビックリしてましたね。
(つボイ)
ビックリした!マンモやっとけば大丈夫って思ってたんですけれども・・・先生、以前に”雪の中でウサギを探す”という表現されてましたよね?
(鈴木)
そうですね。全体的に白っぽく写ってしまって、乳がんも白く写ってしまうので、非常に見分けづらいという。
(小高)
では、マンモグラフィーはなかなかおすすめできない若い女性(私のような人。笑)の場合はどうしたらいいんでしょうか?
(つボイ)
アンタいらんこと言わんでええねん。
(小高)
スミマセン(笑)
(鈴木)
はい、若い人に限らず重要なのは「セルフチェック」です(笑)
(小高)
先生、逃げた(笑)全員に重要なのが「セルフチェック」ということですね?!
(鈴木)
そうです!(笑)乳がんは、ほとんどの場合痛みがないので、逆に言えば、痛いだけならそんなに心配はありません。気を付けるべきは「痛みのないしこり」です。そこで重要なのが「習慣的なセルフチェック」となります。毎月1回、入浴時などに両方の胸を触ってしこりがないか確認してください。セルフチェックをすることで、乳がんの発見率は60%に上ります。
(小高)
はい。①月に1度くらいでいいよ~という事と②お風呂の中で鏡を見ながら立った状態で目で見て確認することと③寝る前に横たわった状態でも確認してみましょう、とい事でしたよね?
(鈴木)
はい!
(小高)
はい。さあ、そしてつボイさん、来月は”ピンクリボン🎀月間”なんですよ!
(つボイ)
おぉ、そうですか~。僕持ってますよ!ピンクリボンのバッジ!ピンクのキュッと丸まった可愛いやつ。あの月間なんですね!
(鈴木)
ふふふ(笑)そうなんです~。
(小高)
先生、なんで”ピンクリボン”なんですかね?
(鈴木)
そうですね、10月が「ピンクリボン月間」ということなんですけれども、こちらさまざまな説があるんですが、元々ピンクリボン運動というのは、まだ乳がんについて広く知られていなかった頃、アメリカの小さな町で乳がんで亡くなった女性の母親が、亡くなった女性の娘=ご自身のお孫さんですね。同じ悲しみを繰り返さないように・・・と願いを込めて手渡したものがピンク色のリボンであった事から始まった運動と言われています。
(小高)
この期間中はどういう事をするんでしょうか?
(鈴木)
はい、この期間は、乳がんの早期発見・早期診断・早期治療の大切さを訴える啓蒙活動が各地で行われる期間です。日本では10月1日になると、東京タワーやレインボーブリッジ、オアシス21などがピンク色にライトアップされて、検診受診率を上げるためのシンボルとなっています。最近では新型コロナウイルス感染症による検診の受診日会も増えてはいますが、早期発見すれば90%以上が治ると言われる乳がんですので、自分の年代にあった習慣を身に付け、ブレストアウェアネスの大切さを知って、「セルフチェックの習慣化」、そして40歳を過ぎたら「定期的な検診」を心がけてください。少しでも気になること、また直接医師に聞いてみたいことがあれば、一人で悩まずに、医療機関で相談してくださいね。
(つボイ)
これはずっと聞いてらした方は勉強になりましたねぇ~!
(小高)
はい。先生は病院内だけでなくって、色んな患者さんの予後のサポートコミュニティにも参加されているという事ですから。
(つボイ)
特にね、色んな病気になると気が弱くなりますけれども、この”乳がん”ってデリケートだと思いますから、心のケアって必要だと思いますね。
(鈴木)
はい、とても必要だと思います。
(小高)
ピンクリボンの期間中は先生お忙しいんじゃないですか?
(鈴木)
はい、啓蒙活動ができればいいかなと思っております・・・!(笑)
(つボイ)
はい、僕達はこの期間ずっと勉強させていただいて、本当にありがとうございました。
(小高)
ありがとうございました!
(鈴木)
ありがとうございました。
~~~~~~~
(つボイ)
乳ピンクリボン月間。今まで関心のなかった方も、ひとつのきっかけになればいいですね。
(小高)
そうですね~!そして今回のシリーズで鈴木先生に教えていただいたことを、皆さんは頭の中にしっかり入れて、毎月1回のセルフチェックを習慣化していきましょう!
(小高)
『健康のつボ~乳がんについて~』でした。