第3回 脳梗塞とは①~夏でも起こる脳梗塞
(小高)
水曜日のこのコーナーは『健康のつボ!~脳卒中について~』。がん・心臓病と並んで日本人の死因の上位に挙げられる『脳卒中』について専門の先生にお話を伺っています。ゲストは一宮西病院の脳神経外科医長の伊藤圭佑先生です。よろしくお願いします。
(伊藤)
よろしくお願いします。
(つボイ)
先生、だいたい脳卒中というのは冬に起こりやすいというイメージがあるんですが・・・。
(伊藤)
冬は特に出血系、脳出血やくも膜下出血っていうのが多くなります。逆に脳梗塞はあまり季節性はないと言われていて、夏でも起こります。
(小高)
その違いというのは何かあるんですか?
(伊藤)
出血は血管にそれだけ負担がかかった時に破れることが多いので、寒い時期に血圧が高くなりやすくなるなどが影響して起こることが多いんじゃないかなと思います。
(小高)
反対に夏の場合はなんで脳梗塞が?
(伊藤)
夏は特に『脱水』です。夏場の暑い時期に脱水で血液がドロドロになったりすることで脳梗塞になってしまいます。脳梗塞と一言でいっても色々なタイプの脳梗塞があるんですけど、特に太い血管がもともと狭くなっちゃっているようなタイプが、脱水になりやすい夏場とかに少し増えるという傾向があります。
(小高)
そうすると、夏に脳梗塞にならないためにはどうしたらいいんでしょうか?
(伊藤)
まずは脱水にならないことです。これは脳梗塞予防だけに限らないですけれども、水分をしっかりこまめにとるなどを意識した方が良いです、僕も患者さんに「汗をかいた分こまめに水分摂るように」とは常にお話ししています。
(小高)
こまめにね。
(つボイ)
脱水は熱中症を僕たちは考えますが、その向こうには脳梗塞のリスクも待っているということなんですね。
(小高)
夏の水分補給だったら、私はジョッキでいっちゃいますね。
(つボイ)
先生・・・医学的に叱ってやってください。
(伊藤)
そうですね・・・アルコールは水分と考えないほうが良いと思います。
(小高)
言われると思ったけど・・・。
(伊藤)
アルコールを摂っても、その分水分は出てっちゃいますから。
(つボイ)
「ビールをぎょうさん飲んだよ!」というのはかえってアカンです!
(伊藤)
水分補給にはならないですね。
(小高)
しっかりと水分は、こまめに補給するということですね。あとは、生活習慣病系の「血圧」とかは、夏冬限らず気をつけないといけないですね。
(伊藤)
そうですね。あまり季節は関係ないですけど、高血圧とか糖尿病、あるいは脂質異常・コレステロールとかがあると、やっぱりそれだけ血管に負担がかかります。これらは症状がほとんど無いですから気付かなくて、気付いたときには脳梗塞あるいは心筋梗塞になってしまう恐れがあります。
(つボイ)
私も高血圧ですけれど、高血圧になったらどこかが痛くなるとか痒くなるとか苦しいとかないですから! ふと測って数値が高くても放って置きがちになってしまうんですけれど、これこそまたこういうリスクが待っているんだ、ということですね。
(伊藤)
それだけ血管に負担をかけているということのなので、やっぱりそれを長年放置しておくとだんだん血管がボロボロになっていってしまいます。
(小高)
つボイさんはまめに測っていますか?
(つボイ)
私は測っています。ちなみに、どのくらいが平均値でしたか?
(伊藤)
正常なのは、上(収縮血圧)が130くらいが目安になります。
(つボイ)
・・・135ぐらいはどうですか? この間測ったら135だったから。
(伊藤)
まぁギリギリ、ちょっと高めという感じですね。
(小高)
季節はあまり関係なく、健康管理っていうのはしっかりと年中通してやったほうがいいよ、ということですね。これからの夏は、あんまりビールを飲みすぎるのもダメだし、またビールには揚げ物がすごく合うんですよ。冷たいアイスもおいしいし。気をつけないといけないですね。
(つボイ)
不摂生の塊みたいですね。
(伊藤)
アルコールはどうしても間食が多くなりますからね。気をつけてください。
(つボイ)
お互いにこの時間は自己反省の時間となっていますね。
(小高)
気をつけましょう! ということで、年中いつだって起こる恐ろしい脳梗塞。来週は『治療法』について伺っていきますので、先生またお願いします。
(伊藤)
よろしくお願いします。
(小高)
一宮西病院の伊藤圭佑先生でした。『健康のつボ~脳卒中について~』でした。
水曜日のこのコーナーは『健康のつボ!~脳卒中について~』。がん・心臓病と並んで日本人の死因の上位に挙げられる『脳卒中』について専門の先生にお話を伺っています。ゲストは一宮西病院の脳神経外科医長の伊藤圭佑先生です。よろしくお願いします。
(伊藤)
よろしくお願いします。
(つボイ)
先生、だいたい脳卒中というのは冬に起こりやすいというイメージがあるんですが・・・。
(伊藤)
冬は特に出血系、脳出血やくも膜下出血っていうのが多くなります。逆に脳梗塞はあまり季節性はないと言われていて、夏でも起こります。
(小高)
その違いというのは何かあるんですか?
(伊藤)
出血は血管にそれだけ負担がかかった時に破れることが多いので、寒い時期に血圧が高くなりやすくなるなどが影響して起こることが多いんじゃないかなと思います。
(小高)
反対に夏の場合はなんで脳梗塞が?
(伊藤)
夏は特に『脱水』です。夏場の暑い時期に脱水で血液がドロドロになったりすることで脳梗塞になってしまいます。脳梗塞と一言でいっても色々なタイプの脳梗塞があるんですけど、特に太い血管がもともと狭くなっちゃっているようなタイプが、脱水になりやすい夏場とかに少し増えるという傾向があります。
(小高)
そうすると、夏に脳梗塞にならないためにはどうしたらいいんでしょうか?
(伊藤)
まずは脱水にならないことです。これは脳梗塞予防だけに限らないですけれども、水分をしっかりこまめにとるなどを意識した方が良いです、僕も患者さんに「汗をかいた分こまめに水分摂るように」とは常にお話ししています。
(小高)
こまめにね。
(つボイ)
脱水は熱中症を僕たちは考えますが、その向こうには脳梗塞のリスクも待っているということなんですね。
(小高)
夏の水分補給だったら、私はジョッキでいっちゃいますね。
(つボイ)
先生・・・医学的に叱ってやってください。
(伊藤)
そうですね・・・アルコールは水分と考えないほうが良いと思います。
(小高)
言われると思ったけど・・・。
(伊藤)
アルコールを摂っても、その分水分は出てっちゃいますから。
(つボイ)
「ビールをぎょうさん飲んだよ!」というのはかえってアカンです!
(伊藤)
水分補給にはならないですね。
(小高)
しっかりと水分は、こまめに補給するということですね。あとは、生活習慣病系の「血圧」とかは、夏冬限らず気をつけないといけないですね。
(伊藤)
そうですね。あまり季節は関係ないですけど、高血圧とか糖尿病、あるいは脂質異常・コレステロールとかがあると、やっぱりそれだけ血管に負担がかかります。これらは症状がほとんど無いですから気付かなくて、気付いたときには脳梗塞あるいは心筋梗塞になってしまう恐れがあります。
(つボイ)
私も高血圧ですけれど、高血圧になったらどこかが痛くなるとか痒くなるとか苦しいとかないですから! ふと測って数値が高くても放って置きがちになってしまうんですけれど、これこそまたこういうリスクが待っているんだ、ということですね。
(伊藤)
それだけ血管に負担をかけているということのなので、やっぱりそれを長年放置しておくとだんだん血管がボロボロになっていってしまいます。
(小高)
つボイさんはまめに測っていますか?
(つボイ)
私は測っています。ちなみに、どのくらいが平均値でしたか?
(伊藤)
正常なのは、上(収縮血圧)が130くらいが目安になります。
(つボイ)
・・・135ぐらいはどうですか? この間測ったら135だったから。
(伊藤)
まぁギリギリ、ちょっと高めという感じですね。
(小高)
季節はあまり関係なく、健康管理っていうのはしっかりと年中通してやったほうがいいよ、ということですね。これからの夏は、あんまりビールを飲みすぎるのもダメだし、またビールには揚げ物がすごく合うんですよ。冷たいアイスもおいしいし。気をつけないといけないですね。
(つボイ)
不摂生の塊みたいですね。
(伊藤)
アルコールはどうしても間食が多くなりますからね。気をつけてください。
(つボイ)
お互いにこの時間は自己反省の時間となっていますね。
(小高)
気をつけましょう! ということで、年中いつだって起こる恐ろしい脳梗塞。来週は『治療法』について伺っていきますので、先生またお願いします。
(伊藤)
よろしくお願いします。
(小高)
一宮西病院の伊藤圭佑先生でした。『健康のつボ~脳卒中について~』でした。