第11回 脳ドックについて
(小高)
水曜日のこのコーナーは『健康のつボ!~脳卒中について~』。がん・心臓病と並んで日本人の死因の上位に挙げられる『脳卒中』について専門の先生にお話を伺っています。ゲストは一宮西病院の脳神経外科医長の伊藤圭佑先生です。よろしくお願いします。
(伊藤)
よろしくお願いします。
(小高)
前回は『症状が出たら早く気づいて早く病院に行こう!』という話をしましたけれど、そのもうちょっと前段階で、兆候をチェックするということでいくと、まずは脳ドックなどの健康診断になるんですか?
(つボイ)
脳ドックというのはどういうものなんですか?
(伊藤)
多くの場合は、まずはMRIで頭の断層写真を撮ります。それによって、それこそ気づかない間に小さい脳梗塞や脳出血を起こしているという場合もあるので、その辺をチェックすることができます。あとは、MRAの検査で血管の写真を撮って、くも膜下出血の原因になるような脳動脈瘤や血管が細くなって詰まりそうなっていないかなどをチェックするのが脳ドックです。
(つボイ)
それをやると、脳の状態のいろんな事が分かるんですね。
(伊藤)
そうですね。もちろん全てが分かるわけではないので、「脳ドックで異常がなかったから脳卒中にはなりません」と言えるわけではないんですれど、ただ脳卒中の代表的な「くも膜下出血」の原因になるようなものについては分かりますし、大きな脳梗塞の原因になるような血管の狭窄や閉塞は見つけることができます。
(小高)
動脈瘤が破裂寸前かどうかも分かるんですか?
(伊藤)
いつ破裂するかまでは分からないんですけれど、でもまず動脈瘤があるというのが分かるのは重要です。
(つボイ)
知っておくことが大事ですもんね。
(小高)
脳ドックはどれくらいのスパンで受ければ良いんですか?
(伊藤)
一度受けて「異常がない」と言われれば、2~3年に1回くらいで良いと思います。もちろん異常が見つかれば、その異常次第で定期的に受診をしたほうが良いと思います。
(小高)
きっとその場合には先生から「来年も来てください」や「半年後に様子を見ましょう」とかお話があるんでしょうね。
(伊藤)
そうですね。
(小高)
あともう1個聞きたいのが・・・おいくらぐらいかかりますか?
(伊藤)
病院によってまちまちなんですが、だいたい3万円前後くらいですかね。
(小高)
あ~・・・これをどうみるかというところですね。バターンと倒れる前に見つけられたら安いもんですよね。
(つボイ)
こういうのを受けてから、日頃の生活はどういうことを気遣っていけば良いんですか?
(伊藤)
一番は『血圧』です。血圧が高い方は脳卒中になりやすいといわれていますので、やはり血圧が高い方は病院を受診して、お薬を飲んで血圧を下げたほうが良いと思います。
(小高)
だからつボイさんは、普通の人に比べて脳ドックとかで定期的にチェックしたほうが良いということですね。
(つボイ)
私は血圧が高いですからね。
(小高)
年齢的には、こういう定期的なチェックをしたほうが良いのは何歳からなんですか?
(伊藤)
推奨は50代からです。
(つボイ)
はい、あなた(小高さん)ね! ちゃんとやってくださいよ。
(小高)
ん~~? あれ~~?
(つボイ)
番組中は良いけど、診断のときに先生の前でサバ読んだらいかんよ、絶対。
(小高)
そうよね。気をつけないといけないですね。色々と生活の中で、都合とか忙しいからなかなか時間が取れないこともあるでしょうけれども、やっぱりご自分の体のことですし、何せこの脳卒中っていうのは急に『パンッ!』と起こることが多いので、なるべくそういった体のチェックみたいなものはしておいたほうが良いですね。
(つボイ)
自分の体のことは知っておくべきですね。
(小高)
ということで、今日も一宮西病院の伊藤圭佑先生に伺いました。ありがとうございました。先生にはまた来週もお話を伺います。よろしくお願いいたします。
(伊藤)
よろしくお願いします。
(小高)
『健康のつボ~脳卒中について~』でした。
水曜日のこのコーナーは『健康のつボ!~脳卒中について~』。がん・心臓病と並んで日本人の死因の上位に挙げられる『脳卒中』について専門の先生にお話を伺っています。ゲストは一宮西病院の脳神経外科医長の伊藤圭佑先生です。よろしくお願いします。
(伊藤)
よろしくお願いします。
(小高)
前回は『症状が出たら早く気づいて早く病院に行こう!』という話をしましたけれど、そのもうちょっと前段階で、兆候をチェックするということでいくと、まずは脳ドックなどの健康診断になるんですか?
(つボイ)
脳ドックというのはどういうものなんですか?
(伊藤)
多くの場合は、まずはMRIで頭の断層写真を撮ります。それによって、それこそ気づかない間に小さい脳梗塞や脳出血を起こしているという場合もあるので、その辺をチェックすることができます。あとは、MRAの検査で血管の写真を撮って、くも膜下出血の原因になるような脳動脈瘤や血管が細くなって詰まりそうなっていないかなどをチェックするのが脳ドックです。
(つボイ)
それをやると、脳の状態のいろんな事が分かるんですね。
(伊藤)
そうですね。もちろん全てが分かるわけではないので、「脳ドックで異常がなかったから脳卒中にはなりません」と言えるわけではないんですれど、ただ脳卒中の代表的な「くも膜下出血」の原因になるようなものについては分かりますし、大きな脳梗塞の原因になるような血管の狭窄や閉塞は見つけることができます。
(小高)
動脈瘤が破裂寸前かどうかも分かるんですか?
(伊藤)
いつ破裂するかまでは分からないんですけれど、でもまず動脈瘤があるというのが分かるのは重要です。
(つボイ)
知っておくことが大事ですもんね。
(小高)
脳ドックはどれくらいのスパンで受ければ良いんですか?
(伊藤)
一度受けて「異常がない」と言われれば、2~3年に1回くらいで良いと思います。もちろん異常が見つかれば、その異常次第で定期的に受診をしたほうが良いと思います。
(小高)
きっとその場合には先生から「来年も来てください」や「半年後に様子を見ましょう」とかお話があるんでしょうね。
(伊藤)
そうですね。
(小高)
あともう1個聞きたいのが・・・おいくらぐらいかかりますか?
(伊藤)
病院によってまちまちなんですが、だいたい3万円前後くらいですかね。
(小高)
あ~・・・これをどうみるかというところですね。バターンと倒れる前に見つけられたら安いもんですよね。
(つボイ)
こういうのを受けてから、日頃の生活はどういうことを気遣っていけば良いんですか?
(伊藤)
一番は『血圧』です。血圧が高い方は脳卒中になりやすいといわれていますので、やはり血圧が高い方は病院を受診して、お薬を飲んで血圧を下げたほうが良いと思います。
(小高)
だからつボイさんは、普通の人に比べて脳ドックとかで定期的にチェックしたほうが良いということですね。
(つボイ)
私は血圧が高いですからね。
(小高)
年齢的には、こういう定期的なチェックをしたほうが良いのは何歳からなんですか?
(伊藤)
推奨は50代からです。
(つボイ)
はい、あなた(小高さん)ね! ちゃんとやってくださいよ。
(小高)
ん~~? あれ~~?
(つボイ)
番組中は良いけど、診断のときに先生の前でサバ読んだらいかんよ、絶対。
(小高)
そうよね。気をつけないといけないですね。色々と生活の中で、都合とか忙しいからなかなか時間が取れないこともあるでしょうけれども、やっぱりご自分の体のことですし、何せこの脳卒中っていうのは急に『パンッ!』と起こることが多いので、なるべくそういった体のチェックみたいなものはしておいたほうが良いですね。
(つボイ)
自分の体のことは知っておくべきですね。
(小高)
ということで、今日も一宮西病院の伊藤圭佑先生に伺いました。ありがとうございました。先生にはまた来週もお話を伺います。よろしくお願いいたします。
(伊藤)
よろしくお願いします。
(小高)
『健康のつボ~脳卒中について~』でした。