第10回 “FAST”は救急車を呼ぶサイン!
(小高)
水曜日のこのコーナーは『健康のつボ!~脳卒中について~』。がん・心臓病と並んで日本人の死因の上位に挙げられる『脳卒中』について専門の先生にお話を伺っています。ゲストは一宮西病院の脳神経外科医長の伊藤圭佑先生です。よろしくお願いします。
(伊藤)
よろしくお願いします。
(小高)
ちょっと前までは脳卒中が日本人の死因の第3位といわれていたんですけれど、データが新しくなって、第3位は老衰、脳卒中は第4位になったそうですね。
(つボイ)
ということは、脳卒中で亡くなる方は減ってきているということで良いんですか?
(伊藤)
たしかに死因としては減ってきています。ただ脳卒中の場合は、亡くならなくても寝たきりになってしまう方はまだまだ多いです。なので死因として減っているといっても、これで治療が完成しているというわけではないです。
(つボイ)
脳卒中にかかる方はまだ多いということですね。
(小高)
死ぬのも嫌だけどずっと寝たきりも嫌ですね。やっぱり引き続き脳卒中には気をつけないといけないということですね。では、死因をもっともっと下げるためにはどうしたら良いんでしょうか?
(つボイ)
そりゃあもっと下がって欲しいわ。
(伊藤)
一番は「ならない」こと。つまり、脳卒中の予防ということが大事になってきます。かかってしまった後でも今は治療が早ければまだまだ良くする・寝たきりになるのを防ぐということもできますので、兆候に注意して、脳卒中の兆候があったらすぐに病院に来てもらうということが大事になると思います。
(小高)
先生はこのコーナーでも「いかに病院に早く行くか」がすごく大事だっていうのは常におっしゃっていますもんね。
(つボイ)
前に『FAST』という標語も教えてもらいましたね。
(小高)
そうですね。これは1つずつ意味があるんでしたよね。
(伊藤)
はい。Fはフェイス(Face)のFです。顔面の片方、例えば右の口角だけが下がってしまう、あるいはよだれがどっちかの口から垂れてしまうとか、そういう兆候です。次のAはアーム(Arm)、腕です。右腕だけとか左腕だけが落ちてしまう・上がらない症状です。
(小高)
これも片っぽ?
(伊藤)
片側です。Sはスピーチ(Speech)です。言葉の問題、喋れないとかろれつが回っていないとかの兆候です。最後のTはタイム(Time)。脳卒中は“時間との戦い”になってきますので、なるべく早く病院に行きましょうというのを強調しています。それが『FAST』です。
(小高)
全部合わせてFAST、「早く」という意味になりますね。
(つボイ)
これは、言葉の症状なんかは自分でも気づけますよね。ただ顔の片方が下がった歪みというのは、これは誰かが側で見ていてもらわないかんですね。
(伊藤)
そうですね。症状が軽い方の場合は周りの人が気づいてあげるということもあると思います。
(つボイ)
自分で気づけることと、周りの人に気づいてもらうということがあるんですね。
(小高)
下がっていないかチェックしないかんね。
(つボイ)
私は大丈夫ですか?
(小高)
ちょっと・・・老化で下がっているような・・・。
(つボイ)
それはアンタもやわ! 老化はね、左右一緒に下がってきますから。
(伊藤)
脳卒中の麻痺の場合は片側だけなので。
(小高)
やっぱりよく見ておかなければいけません! とにかく早めに気づいて病院に行ったら、病院ではチームを組んで24時間365日、患者さんを受け入れられる体制づくりに取り組んでくださっているそうですね。
(伊藤)
そうですね。
(つボイ)
心強いですね、こういうチームがちゃんと待っていてもらえるというのは。
(小高)
逆に言うと、病院がどんなに万全の体制で待っていてくれていても。
(つボイ)
私たちが病院に行かんかったらいかんわ。『FAST』を守らんかったらいかんわ!
(小高)
そういうことですね。『FAST』はもう覚えました? グチャグチャに混ぜても大丈夫?
(つボイ)
そうそうそう!
(小高)
『A』!
(つボイ)
え?・・・・・・アームや! アンタいま気合を入れたんかと思った。「えいっ」とか何を突然気合が入ったかと思ったわ。
(小高)
『T』!
(つボイ)
タイムや! また突然・・・今度はお茶が欲しくて「ティーっ!」って言ってるのかと思ったわ。
(小高)
まぁ覚えるのは順番でいいね! 覚えやすいから『FAST』っていっているんだもんね。
(つボイ)
そうやわ、なんでバラバラにしたの。
(小高)
私たちもしっかり覚えてチェックしましょう! 今日も一宮西病院の伊藤圭佑先生にお話を伺いました。先生、来週もよろしくお願いいたします。
(伊藤)
よろしくお願いします。
(小高)
『健康のつボ~脳卒中について~』でした。
水曜日のこのコーナーは『健康のつボ!~脳卒中について~』。がん・心臓病と並んで日本人の死因の上位に挙げられる『脳卒中』について専門の先生にお話を伺っています。ゲストは一宮西病院の脳神経外科医長の伊藤圭佑先生です。よろしくお願いします。
(伊藤)
よろしくお願いします。
(小高)
ちょっと前までは脳卒中が日本人の死因の第3位といわれていたんですけれど、データが新しくなって、第3位は老衰、脳卒中は第4位になったそうですね。
(つボイ)
ということは、脳卒中で亡くなる方は減ってきているということで良いんですか?
(伊藤)
たしかに死因としては減ってきています。ただ脳卒中の場合は、亡くならなくても寝たきりになってしまう方はまだまだ多いです。なので死因として減っているといっても、これで治療が完成しているというわけではないです。
(つボイ)
脳卒中にかかる方はまだ多いということですね。
(小高)
死ぬのも嫌だけどずっと寝たきりも嫌ですね。やっぱり引き続き脳卒中には気をつけないといけないということですね。では、死因をもっともっと下げるためにはどうしたら良いんでしょうか?
(つボイ)
そりゃあもっと下がって欲しいわ。
(伊藤)
一番は「ならない」こと。つまり、脳卒中の予防ということが大事になってきます。かかってしまった後でも今は治療が早ければまだまだ良くする・寝たきりになるのを防ぐということもできますので、兆候に注意して、脳卒中の兆候があったらすぐに病院に来てもらうということが大事になると思います。
(小高)
先生はこのコーナーでも「いかに病院に早く行くか」がすごく大事だっていうのは常におっしゃっていますもんね。
(つボイ)
前に『FAST』という標語も教えてもらいましたね。
(小高)
そうですね。これは1つずつ意味があるんでしたよね。
(伊藤)
はい。Fはフェイス(Face)のFです。顔面の片方、例えば右の口角だけが下がってしまう、あるいはよだれがどっちかの口から垂れてしまうとか、そういう兆候です。次のAはアーム(Arm)、腕です。右腕だけとか左腕だけが落ちてしまう・上がらない症状です。
(小高)
これも片っぽ?
(伊藤)
片側です。Sはスピーチ(Speech)です。言葉の問題、喋れないとかろれつが回っていないとかの兆候です。最後のTはタイム(Time)。脳卒中は“時間との戦い”になってきますので、なるべく早く病院に行きましょうというのを強調しています。それが『FAST』です。
(小高)
全部合わせてFAST、「早く」という意味になりますね。
(つボイ)
これは、言葉の症状なんかは自分でも気づけますよね。ただ顔の片方が下がった歪みというのは、これは誰かが側で見ていてもらわないかんですね。
(伊藤)
そうですね。症状が軽い方の場合は周りの人が気づいてあげるということもあると思います。
(つボイ)
自分で気づけることと、周りの人に気づいてもらうということがあるんですね。
(小高)
下がっていないかチェックしないかんね。
(つボイ)
私は大丈夫ですか?
(小高)
ちょっと・・・老化で下がっているような・・・。
(つボイ)
それはアンタもやわ! 老化はね、左右一緒に下がってきますから。
(伊藤)
脳卒中の麻痺の場合は片側だけなので。
(小高)
やっぱりよく見ておかなければいけません! とにかく早めに気づいて病院に行ったら、病院ではチームを組んで24時間365日、患者さんを受け入れられる体制づくりに取り組んでくださっているそうですね。
(伊藤)
そうですね。
(つボイ)
心強いですね、こういうチームがちゃんと待っていてもらえるというのは。
(小高)
逆に言うと、病院がどんなに万全の体制で待っていてくれていても。
(つボイ)
私たちが病院に行かんかったらいかんわ。『FAST』を守らんかったらいかんわ!
(小高)
そういうことですね。『FAST』はもう覚えました? グチャグチャに混ぜても大丈夫?
(つボイ)
そうそうそう!
(小高)
『A』!
(つボイ)
え?・・・・・・アームや! アンタいま気合を入れたんかと思った。「えいっ」とか何を突然気合が入ったかと思ったわ。
(小高)
『T』!
(つボイ)
タイムや! また突然・・・今度はお茶が欲しくて「ティーっ!」って言ってるのかと思ったわ。
(小高)
まぁ覚えるのは順番でいいね! 覚えやすいから『FAST』っていっているんだもんね。
(つボイ)
そうやわ、なんでバラバラにしたの。
(小高)
私たちもしっかり覚えてチェックしましょう! 今日も一宮西病院の伊藤圭佑先生にお話を伺いました。先生、来週もよろしくお願いいたします。
(伊藤)
よろしくお願いします。
(小高)
『健康のつボ~脳卒中について~』でした。