第11回 脳卒中予防10か条
(小高)
毎週この時間は「健康のつボ」です。日本人の死因の第4位となっている「脳卒中」について、専門家の先生に教えていただいております。ゲストは一宮西病院ストロークチーム・脳神経外科の部長、宮嵜章宏先生です。今日もよろしくお願いします。
(宮嵜)
よろしくお願いいたします。
(小高)
先週は、今の脳の状態を知るために「脳ドック」というのはとても有効なんですよ、というお話だったのですが、今日は「少しでも脳卒中の危険を遠ざけるためにはどうしたらいいか」というのを改めて教えていただきます。
(宮嵜)
脳卒中は『生活習慣病』と言われていまして、脳卒中の予防というのは日常の生活が非常に大事になってきます。日本脳卒中協会という協会がありまして、そこが分かりやすい『脳卒中予防10か条』という標語を作成しています。
(小高)
それを先生に書いて持ってきていただいたので、10か条を読み上げますよ。
【脳卒中予防10か条】
(小高)
さぁどうだ! つボイさん!
(つボイ)
いろいろありますね~。アルコールというところがね・・・。酒は『百薬の長』ということで良いように言いますけれどね、『過ぎれば毒』なんですね。
(宮嵜)
やっぱりお酒は少量であれば良いと言われていますが、3合以上であれば脳卒中の危険はかなり高まるということは知られています。
(小高)
アルコールは「控えめは薬」と標語の中にもいれてありますけれど、その前のたばこに関しては「止める意志を持て」と結構厳しいですね。
(宮嵜)
たばこに関しては、やめれば最も脳卒中の予防になると言われています。この中では1番目の「高血圧」と4番目の「たばこ」を治療または改善すれば、脳卒中の予防効果は非常に高まるということは知られています。
(つボイ)
今の2つの項目、「高血圧」と「たばこ」からすると、わたしたちはまず高血圧が引っかかっていますね。
(小高)
確かたばこを止めると血圧にもいいですよね?
(宮嵜)
そうですね。たばこには血管を収縮させることがありますから、高血圧にも関係してきます。
(つボイ)
たばこを吸っている人は僕からすれば羨ましいですよ。たばこを止めたらちょっと血圧が治るんですもん。僕はたばこを吸ってへんのに血圧が上がっていますから! そっちのほうがちょっと危機感がありますね。
(小高)
たばこを止めるとこの10か条のうち2つを同時にクリアするんですね。
(宮嵜)
ただ、たばこを止めた人は必ず血圧が下がるというわけではありませんがね・・・。
(小高)
アハハそっかそっか! みんな一応努力はしながらですね。
(宮嵜)
はい。もちろん他の項目もなんですけれど、その2つが一番予防効果が高いと言われています。
(小高)
やっぱりこうやって『予防10か条』を見てみても、日頃に生活習慣病で言われていることがほぼ含まれていますね。
(つボイ)
でも、ついついやってしまうんですよね。たばこも吸う人もついついでしょうし、小高さんのアルコールもついついでしょうし、他にも塩分とかもね・・・。またね、塩をちょっとなめながら酒を飲むと美味しいんですよね。
(宮嵜)
そうなんですね。ぜひ積極的に普段の生活の中に運動を取り入れていただいて、少しでも血管をしなやかにしていただきたいです。そのためには、やはり“座り仕事”をしている方が非常に多いと思いますので、ときどき立って体を動かすことが非常に大事だと思います。
(つボイ)
僕らは座り仕事ですから、やっぱりこういう話はしっかりと聞いていかなきゃいかんね。
(小高)
そうですね。そしてやっぱり10か条の最後は、先生に毎回このコーナーで教えていただいている『脳卒中 起きたらすぐに 病院へ』と。異変に気付いたときには本当にすぐに病院に来てください、ということですね。
(宮嵜)
そうですね。
(つボイ)
ラジオをお聞きのみなさんも、さっきの10か条をチェックしてみてください。きっと色んなところで引っかかると思いますよ。
(小高)
さっきは私が早口でダダダッと読み上げましたけれど、この脳卒中予防10か条は日本脳卒中協会のホームページで見ることができますので。さっき引っかかるワードがあった人は、詳しく吟味してみてください。
(つボイ)
そうですね。
(小高)
今日も一宮西病院の宮嵜章宏先生にお話を伺いました。ありがとうございました。
(宮嵜)
ありがとうございました。
(小高)
「健康のつボ~脳卒中について~」でした。
毎週この時間は「健康のつボ」です。日本人の死因の第4位となっている「脳卒中」について、専門家の先生に教えていただいております。ゲストは一宮西病院ストロークチーム・脳神経外科の部長、宮嵜章宏先生です。今日もよろしくお願いします。
(宮嵜)
よろしくお願いいたします。
(小高)
先週は、今の脳の状態を知るために「脳ドック」というのはとても有効なんですよ、というお話だったのですが、今日は「少しでも脳卒中の危険を遠ざけるためにはどうしたらいいか」というのを改めて教えていただきます。
(宮嵜)
脳卒中は『生活習慣病』と言われていまして、脳卒中の予防というのは日常の生活が非常に大事になってきます。日本脳卒中協会という協会がありまして、そこが分かりやすい『脳卒中予防10か条』という標語を作成しています。
(小高)
それを先生に書いて持ってきていただいたので、10か条を読み上げますよ。
【脳卒中予防10か条】
- 手始めに 高血圧から 治しましょう
- 糖尿病 放っておいたら 悔い残る
- 不整脈 見つかり次第 すぐ受診
- 予防には たばこを止める 意志を持て
- アルコール 控えめは薬 過ぎれば毒
- 高すぎる コレステロールも 見逃すな
- お食事の 塩分・脂肪 控えめに
- 体力に 合った運動 続けよう
- 万病の 引き金になる 太りすぎ
- 脳卒中 起きたらすぐに 病院へ
(小高)
さぁどうだ! つボイさん!
(つボイ)
いろいろありますね~。アルコールというところがね・・・。酒は『百薬の長』ということで良いように言いますけれどね、『過ぎれば毒』なんですね。
(宮嵜)
やっぱりお酒は少量であれば良いと言われていますが、3合以上であれば脳卒中の危険はかなり高まるということは知られています。
(小高)
アルコールは「控えめは薬」と標語の中にもいれてありますけれど、その前のたばこに関しては「止める意志を持て」と結構厳しいですね。
(宮嵜)
たばこに関しては、やめれば最も脳卒中の予防になると言われています。この中では1番目の「高血圧」と4番目の「たばこ」を治療または改善すれば、脳卒中の予防効果は非常に高まるということは知られています。
(つボイ)
今の2つの項目、「高血圧」と「たばこ」からすると、わたしたちはまず高血圧が引っかかっていますね。
(小高)
確かたばこを止めると血圧にもいいですよね?
(宮嵜)
そうですね。たばこには血管を収縮させることがありますから、高血圧にも関係してきます。
(つボイ)
たばこを吸っている人は僕からすれば羨ましいですよ。たばこを止めたらちょっと血圧が治るんですもん。僕はたばこを吸ってへんのに血圧が上がっていますから! そっちのほうがちょっと危機感がありますね。
(小高)
たばこを止めるとこの10か条のうち2つを同時にクリアするんですね。
(宮嵜)
ただ、たばこを止めた人は必ず血圧が下がるというわけではありませんがね・・・。
(小高)
アハハそっかそっか! みんな一応努力はしながらですね。
(宮嵜)
はい。もちろん他の項目もなんですけれど、その2つが一番予防効果が高いと言われています。
(小高)
やっぱりこうやって『予防10か条』を見てみても、日頃に生活習慣病で言われていることがほぼ含まれていますね。
(つボイ)
でも、ついついやってしまうんですよね。たばこも吸う人もついついでしょうし、小高さんのアルコールもついついでしょうし、他にも塩分とかもね・・・。またね、塩をちょっとなめながら酒を飲むと美味しいんですよね。
(宮嵜)
そうなんですね。ぜひ積極的に普段の生活の中に運動を取り入れていただいて、少しでも血管をしなやかにしていただきたいです。そのためには、やはり“座り仕事”をしている方が非常に多いと思いますので、ときどき立って体を動かすことが非常に大事だと思います。
(つボイ)
僕らは座り仕事ですから、やっぱりこういう話はしっかりと聞いていかなきゃいかんね。
(小高)
そうですね。そしてやっぱり10か条の最後は、先生に毎回このコーナーで教えていただいている『脳卒中 起きたらすぐに 病院へ』と。異変に気付いたときには本当にすぐに病院に来てください、ということですね。
(宮嵜)
そうですね。
(つボイ)
ラジオをお聞きのみなさんも、さっきの10か条をチェックしてみてください。きっと色んなところで引っかかると思いますよ。
(小高)
さっきは私が早口でダダダッと読み上げましたけれど、この脳卒中予防10か条は日本脳卒中協会のホームページで見ることができますので。さっき引っかかるワードがあった人は、詳しく吟味してみてください。
(つボイ)
そうですね。
(小高)
今日も一宮西病院の宮嵜章宏先生にお話を伺いました。ありがとうございました。
(宮嵜)
ありがとうございました。
(小高)
「健康のつボ~脳卒中について~」でした。