第2回 骨折を疑う症状
(小高)
今月の「健康のつボ!」は「骨折について」。結構多くの人が経験している「骨折」について、一宮西病院 整形外科 四肢・骨盤骨折治療センター長 近藤陽(こんどう あきら)先生に教えていただきます。
(つボイ)
骨折も明らかに折れている、あるいはとても痛いという時は病院に行くと思いますが、なんかこれは病院に行った方がいいのかな?という時もありますよね。私も肋骨が痛かったことはありますが、時間とともに痛くなくなってそのままなんだけど、もしかしたらあれは骨折だったかも?と今では思ったりもしておりますが。
(小高)
うんうん。ただの打撲とか軽い捻挫とかそういう時も結構あると思うんですが、あいまいな痛さ、症状の時はどうしたらいいのでしょう?
近藤先生です。
~~~~~~~~
(近藤)
見た目で明らかに変形がある場合は、大体折れています。
(小高)
なんか白いものが皮膚から飛び出してきているとか。
(つボイ)
そりゃ誰でもわかるわ!(笑)そこまでいって、これなんだろなって人は素人でもおらんでそれは。
(近藤)
(笑)変形がなくて、ただ腫れている、痛みがある場合は、捻挫の場合もありますし、骨折の場合もありますので、そういう場合は実際にレントゲンを撮らないと判定はできないかなと思います。よくあるのは、靭帯があるところ(の骨)にひびが入ってしまっていると、靭帯に引っ張られてずれきてしまってりすることがありますので、そういう場合は手術が必要になることもあります。
(小高)
ちなみに『捻挫』っていうのは、どういう状態を言うんですか?
(近藤)
靭帯が損傷されているのを一般的に『捻挫』と言っています。医学的に言うと、靭帯損傷を『捻挫』と言います。
(つボイ)
骨は大丈夫だということですね。
(近藤)
そうですね。
(小高)
いろんな段階があると思うんですけど、これはもう病院行ったほうがいいですよっていう段階と、ちょっとまぁ様子見て湿布でも貼ってそのまま腫れ治まるの待てばいいよっていう場合と、これはどうやって私たちは見分けて、病院に行こうとか、ちょっと様子見ようとか決めればいいんでしょうか。
(近藤)
なかなか難しくてですね、僕らでも診察だけでは判断に悩むことがありますので、基本的にはやっぱり病院に来ていただいてて診察を受けてもらったほうがいいです。それは、実は骨折しているのに捻挫だと思ってずっと放置しておくと、後から骨折って気が付いても、骨がもう変形して固まっちゃってるので、後からの治療がしにくくなってしまうんですよね。なので、どちらかというと早めに来てもらう。ただ、肋骨あたりの骨折になると、どちらにしろ安静にするってことになりますので、肋骨の場合は様子見てもいのかなって個人的には思います。
(つボイ)
わたしがその例です。
(小高)
つボイさんそういう状態になったことあるんですね。
(つボイ)
はい。「呼吸するたびに痛いし、動いても痛いし、先生これ骨折でしょうか?」って言ったら、「う~ん、まぁ骨折かもしれない」って言われた。(笑)
(小高)
なんとなく素人考えだと、骨折っていうのはレントゲンで見ればわかるんじゃない?って思うんですけど。わからない場合もあるんですか?
(近藤)
わからない場合もやっぱりあって、特に肋骨だと骨のうしろに肺があったりとか心臓があったりするので他の臓器も一緒に写ってきてしまうので、骨折線、ひびとか骨折しているところがすごくわかりづらかったりしますので、レントゲンを撮ってもどうかなっていうところは実際あります。
(つボイ)
わたしの場合、軟骨のところが痛かったんですが、軟骨はわからへんって言われました。
(近藤)
そうですね、軟骨は確かにレントゲン撮っても、CT撮ってもなかなか難しい場合がよくあります。
(小高)
でも、わからないけど折れてるかもしれないわけですよね?治療ってどうなるんですかそういう時って?
(つボイ)
わたしの場合なんにもなかったです。なんか巻くとかもなかったですけど。
(小高)
もうお帰りくださいって(笑)
(つボイ)
そうそうそう(笑)お大事にしてねって。これが正しいんでしょうか?
(近藤)
そうですね、ぶつけたりこけたりして折れた肋骨骨折は、基本的には安静にするしかありません。大体3週間ぐらいで痛みはよくなってくるかなと思いますけど、例えばどこかから転落したとか、車に轢かれたとか強いエネルギーで何本も5本も6本もバキバキに折れてしまっている状態であれば、またちょと治療法は変わってきます。
(小高)
そうか、なかなか治療ができない部位っていうのは、つボイさんの場合肋骨でしたけど、他にはあるんですか?
(近藤)
あとは尾骨って言われるおしりの骨とかだと、ひびが入ってても特に固定とかも出来ないですし、そのまま経過を見て自然に痛みが引くのを待つことしかできません。
~~~~~~~~
(つボイ)
骨折の場所によっては、安静にしているしか方法がないこともあるようですが、ちょっとでも骨折を疑ったら、病院で診断だけはしてもらった方がいいよね。
(小高)
そうですね、そのままほっといていいのかどうかってね。素人判断はいけませんね。骨が変形して固まってしまったら大変ですからね。そこ見極めてもうらうのがお医者さん。
(つボイ)
それが先生の役割ということですね。
(小高)
来週も近藤先生にお話をうかがっていきます。
(小高)
さて「健康のつボ!」では、いろいろな病気について専門家の先生に解説していただいております。みなさんもテーマとして取り上げてほしい病気や症状などがありましたら、このコーナーまでお寄せください。専門の先生に教えていただきます。
(つボイ)
はい、質問お待ちいたしております!
(小高)
「健康のつボ!~骨折について~」でした。
今月の「健康のつボ!」は「骨折について」。結構多くの人が経験している「骨折」について、一宮西病院 整形外科 四肢・骨盤骨折治療センター長 近藤陽(こんどう あきら)先生に教えていただきます。
(つボイ)
骨折も明らかに折れている、あるいはとても痛いという時は病院に行くと思いますが、なんかこれは病院に行った方がいいのかな?という時もありますよね。私も肋骨が痛かったことはありますが、時間とともに痛くなくなってそのままなんだけど、もしかしたらあれは骨折だったかも?と今では思ったりもしておりますが。
(小高)
うんうん。ただの打撲とか軽い捻挫とかそういう時も結構あると思うんですが、あいまいな痛さ、症状の時はどうしたらいいのでしょう?
近藤先生です。
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(近藤)
見た目で明らかに変形がある場合は、大体折れています。
(小高)
なんか白いものが皮膚から飛び出してきているとか。
(つボイ)
そりゃ誰でもわかるわ!(笑)そこまでいって、これなんだろなって人は素人でもおらんでそれは。
(近藤)
(笑)変形がなくて、ただ腫れている、痛みがある場合は、捻挫の場合もありますし、骨折の場合もありますので、そういう場合は実際にレントゲンを撮らないと判定はできないかなと思います。よくあるのは、靭帯があるところ(の骨)にひびが入ってしまっていると、靭帯に引っ張られてずれきてしまってりすることがありますので、そういう場合は手術が必要になることもあります。
(小高)
ちなみに『捻挫』っていうのは、どういう状態を言うんですか?
(近藤)
靭帯が損傷されているのを一般的に『捻挫』と言っています。医学的に言うと、靭帯損傷を『捻挫』と言います。
(つボイ)
骨は大丈夫だということですね。
(近藤)
そうですね。
(小高)
いろんな段階があると思うんですけど、これはもう病院行ったほうがいいですよっていう段階と、ちょっとまぁ様子見て湿布でも貼ってそのまま腫れ治まるの待てばいいよっていう場合と、これはどうやって私たちは見分けて、病院に行こうとか、ちょっと様子見ようとか決めればいいんでしょうか。
(近藤)
なかなか難しくてですね、僕らでも診察だけでは判断に悩むことがありますので、基本的にはやっぱり病院に来ていただいてて診察を受けてもらったほうがいいです。それは、実は骨折しているのに捻挫だと思ってずっと放置しておくと、後から骨折って気が付いても、骨がもう変形して固まっちゃってるので、後からの治療がしにくくなってしまうんですよね。なので、どちらかというと早めに来てもらう。ただ、肋骨あたりの骨折になると、どちらにしろ安静にするってことになりますので、肋骨の場合は様子見てもいのかなって個人的には思います。
(つボイ)
わたしがその例です。
(小高)
つボイさんそういう状態になったことあるんですね。
(つボイ)
はい。「呼吸するたびに痛いし、動いても痛いし、先生これ骨折でしょうか?」って言ったら、「う~ん、まぁ骨折かもしれない」って言われた。(笑)
(小高)
なんとなく素人考えだと、骨折っていうのはレントゲンで見ればわかるんじゃない?って思うんですけど。わからない場合もあるんですか?
(近藤)
わからない場合もやっぱりあって、特に肋骨だと骨のうしろに肺があったりとか心臓があったりするので他の臓器も一緒に写ってきてしまうので、骨折線、ひびとか骨折しているところがすごくわかりづらかったりしますので、レントゲンを撮ってもどうかなっていうところは実際あります。
(つボイ)
わたしの場合、軟骨のところが痛かったんですが、軟骨はわからへんって言われました。
(近藤)
そうですね、軟骨は確かにレントゲン撮っても、CT撮ってもなかなか難しい場合がよくあります。
(小高)
でも、わからないけど折れてるかもしれないわけですよね?治療ってどうなるんですかそういう時って?
(つボイ)
わたしの場合なんにもなかったです。なんか巻くとかもなかったですけど。
(小高)
もうお帰りくださいって(笑)
(つボイ)
そうそうそう(笑)お大事にしてねって。これが正しいんでしょうか?
(近藤)
そうですね、ぶつけたりこけたりして折れた肋骨骨折は、基本的には安静にするしかありません。大体3週間ぐらいで痛みはよくなってくるかなと思いますけど、例えばどこかから転落したとか、車に轢かれたとか強いエネルギーで何本も5本も6本もバキバキに折れてしまっている状態であれば、またちょと治療法は変わってきます。
(小高)
そうか、なかなか治療ができない部位っていうのは、つボイさんの場合肋骨でしたけど、他にはあるんですか?
(近藤)
あとは尾骨って言われるおしりの骨とかだと、ひびが入ってても特に固定とかも出来ないですし、そのまま経過を見て自然に痛みが引くのを待つことしかできません。
~~~~~~~~
(つボイ)
骨折の場所によっては、安静にしているしか方法がないこともあるようですが、ちょっとでも骨折を疑ったら、病院で診断だけはしてもらった方がいいよね。
(小高)
そうですね、そのままほっといていいのかどうかってね。素人判断はいけませんね。骨が変形して固まってしまったら大変ですからね。そこ見極めてもうらうのがお医者さん。
(つボイ)
それが先生の役割ということですね。
(小高)
来週も近藤先生にお話をうかがっていきます。
(小高)
さて「健康のつボ!」では、いろいろな病気について専門家の先生に解説していただいております。みなさんもテーマとして取り上げてほしい病気や症状などがありましたら、このコーナーまでお寄せください。専門の先生に教えていただきます。
(つボイ)
はい、質問お待ちいたしております!
(小高)
「健康のつボ!~骨折について~」でした。