第2回 小児救急について
(小高)
水曜日のこの時間は「健康のつボ」。風邪やインフルエンザはもとより、急な発熱などで常に心配事が絶えない子どもの病気。特に注意をしなければならない病気を中心に、親ならドキドキしてしまう「子どもの病気」について一宮西病院 小児科部長 元野憲作(もとの けんさく)先生にお話をうかがっていきます。
(つボイ)
子どもの突然の病気やケガなどは、親として本当にアタフタしてしまいます。
(小高)
今日は『小児救急』が専門の元野先生に、そもそも『小児救急』とは何かを教えて頂きます。
~~~~~~~~
(元野)
『小児救急』というのは比較的新しい言葉で、ここ10年くらいで言われ始めたと思うんですけど、よく『小児科救急』と『小児救急』と、すごく似ているかと思うんですけど。
(つボイ)
違うんですか!
(元野)
はい、そこのお話をすると『小児救急』というものを理解していただけるかなと思うんですけど。『小児科救急』は、小児科の医師が病気の子供たちを診させてもらう、内科的な病気を主に診させてもらうというのが『小児科救急』と言われるものになると思っていて、
一方『小児救急』というのは、外傷、ケガとかですね。交通事故にあわれた方とか、溺れてしまったとか、異物を飲み込んでしまったとか、そういった方でも対応していこうというものが『小児救急』に含まれてくるものなのかなと思ってます。
(小高)
内科だけではなく、外科的なものも受け入れるという。
(元野)
そうですね。
(小高)
これはやっぱり10年くらい前に出来たということは、新しい考え方なんですか?
(元野)
もちろん海外では、アメリカとかオーストラリアとかカナダとかでは、当然随分前から言われてたことではあるんですけど、ここ日本においては『小児救急』という言葉自体が確率してきて周知されてきたのは、ここ10年とか15年とかなのかなって思いますね。
(小高)
『小児救急』って言われると、夜間とか休日ってイメージがありますが、そうでもない?
(元野)
そうでもないですね。お子さんたちが活発に活動されてる時間帯でも起こりうることかなと思うんで、特にプールで遊んでたとか、外で元気に遊んでて熱中症になるとか、そういったことを含めてもそうですけど、夜間だけのものではないのかなと思います。『小児救急』が一番盛んなエリアとかになってきますと、医師や看護師がドクターカーという車を使って、患者さんのところまで迎えに行く、そういうことをされているところもありますね。
(小高)
なんとなく大人の救急外来というと、それぞれの地域の大きい病院にいくつかあるなぁというイメージなんですけど。『小児救急』と言われると、大きい病院にもあったっけ?と思うんですけど、数的にはどんな感じなんですか?
(元野)
決して多くはないかなと思います。
(小高)
あることを知ってる人は、ちょっとこれはって時は抱えて飛び込むってこともあるかもしれませんが、子どもが大ケガしましたとか、急になんかよくわからない救急車乗っけたほうがいいのかなって病気になった時に、これは『小児救急』かかりたいなって思った時は、まずとりあえずは救急車を呼べばいいってことなんですか?
(元野)
それでいいかなと思います。トレーニングされた救急隊、救命士が現場にいち早く駆けつけてくれるというのは、すごく大きな強みでして、酸素を使ったりとか呼吸の手助けをさせてもらったりとか、そういった意味ではすごく価値のある救急車ということになるかなと思います。
(小高)
救急車をまず呼ぶと、救急隊員の方が近くにあるないっていうこととか、これは『小児科救急』で行けるなとか、『小児救急』に連れて行かなきゃなとか、そういう判断をしてくれるということですかね。
(元野)
そうですね、その判断も結構難しいことになるかもしれませんけど、その都度搬送先の病院と連絡を取り合いながら、しかるべきところに運ぼうと、そしてなるべく迅速に行こうという働きはしてくださってると思いますね。
(つボイ)
救急隊員の方の判断でこうやって行く時もあると思うんですが、親としてはどういう判断をその時はしたらよろしいんでしょうか。
(元野)
自分のお子さんがですね、調子が悪くなるとか、そういうことになった時っていうのは精神的にもかなり追い込まれてしまうとか、てんぱってしまうとか、そういったこともあるかと思うので、やっぱりまずは人を呼ぶ。そこは担ってもらうというか、ご自分で判断せずにすぐに連絡をするということをまず心がけていただけたらいいんじゃないかなと思いますね。
(小高)
『小児救急』というものがあるということ自体知りませんでしたので、頼もしいですね。
(つボイ)
覚えておいたほうがいいですよね。
~~~~~~~~
(つボイ)
いざ、という時に安心して診てもらえる体制がしっかり作られていくと安心ですよね。
(小高)
そうですよね。来週からは、緊急に病院に連れて行かなければならない具体的な子どもの病気やケガについて教えていただきます。
(小高)
さて「健康のつボ」では、いろいろな病気について専門家の先生に解説していただいております。みなさんもテーマとして取り上げてほしい病気や症状などがありましたら、このコーナーまでお寄せください。専門の先生に教えていただきます。
(つボイ)
はい、質問お待ちいたしております!
(小高)
『健康のつボ~子どもの病気について~』でした。
水曜日のこの時間は「健康のつボ」。風邪やインフルエンザはもとより、急な発熱などで常に心配事が絶えない子どもの病気。特に注意をしなければならない病気を中心に、親ならドキドキしてしまう「子どもの病気」について一宮西病院 小児科部長 元野憲作(もとの けんさく)先生にお話をうかがっていきます。
(つボイ)
子どもの突然の病気やケガなどは、親として本当にアタフタしてしまいます。
(小高)
今日は『小児救急』が専門の元野先生に、そもそも『小児救急』とは何かを教えて頂きます。
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(元野)
『小児救急』というのは比較的新しい言葉で、ここ10年くらいで言われ始めたと思うんですけど、よく『小児科救急』と『小児救急』と、すごく似ているかと思うんですけど。
(つボイ)
違うんですか!
(元野)
はい、そこのお話をすると『小児救急』というものを理解していただけるかなと思うんですけど。『小児科救急』は、小児科の医師が病気の子供たちを診させてもらう、内科的な病気を主に診させてもらうというのが『小児科救急』と言われるものになると思っていて、
一方『小児救急』というのは、外傷、ケガとかですね。交通事故にあわれた方とか、溺れてしまったとか、異物を飲み込んでしまったとか、そういった方でも対応していこうというものが『小児救急』に含まれてくるものなのかなと思ってます。
(小高)
内科だけではなく、外科的なものも受け入れるという。
(元野)
そうですね。
(小高)
これはやっぱり10年くらい前に出来たということは、新しい考え方なんですか?
(元野)
もちろん海外では、アメリカとかオーストラリアとかカナダとかでは、当然随分前から言われてたことではあるんですけど、ここ日本においては『小児救急』という言葉自体が確率してきて周知されてきたのは、ここ10年とか15年とかなのかなって思いますね。
(小高)
『小児救急』って言われると、夜間とか休日ってイメージがありますが、そうでもない?
(元野)
そうでもないですね。お子さんたちが活発に活動されてる時間帯でも起こりうることかなと思うんで、特にプールで遊んでたとか、外で元気に遊んでて熱中症になるとか、そういったことを含めてもそうですけど、夜間だけのものではないのかなと思います。『小児救急』が一番盛んなエリアとかになってきますと、医師や看護師がドクターカーという車を使って、患者さんのところまで迎えに行く、そういうことをされているところもありますね。
(小高)
なんとなく大人の救急外来というと、それぞれの地域の大きい病院にいくつかあるなぁというイメージなんですけど。『小児救急』と言われると、大きい病院にもあったっけ?と思うんですけど、数的にはどんな感じなんですか?
(元野)
決して多くはないかなと思います。
(小高)
あることを知ってる人は、ちょっとこれはって時は抱えて飛び込むってこともあるかもしれませんが、子どもが大ケガしましたとか、急になんかよくわからない救急車乗っけたほうがいいのかなって病気になった時に、これは『小児救急』かかりたいなって思った時は、まずとりあえずは救急車を呼べばいいってことなんですか?
(元野)
それでいいかなと思います。トレーニングされた救急隊、救命士が現場にいち早く駆けつけてくれるというのは、すごく大きな強みでして、酸素を使ったりとか呼吸の手助けをさせてもらったりとか、そういった意味ではすごく価値のある救急車ということになるかなと思います。
(小高)
救急車をまず呼ぶと、救急隊員の方が近くにあるないっていうこととか、これは『小児科救急』で行けるなとか、『小児救急』に連れて行かなきゃなとか、そういう判断をしてくれるということですかね。
(元野)
そうですね、その判断も結構難しいことになるかもしれませんけど、その都度搬送先の病院と連絡を取り合いながら、しかるべきところに運ぼうと、そしてなるべく迅速に行こうという働きはしてくださってると思いますね。
(つボイ)
救急隊員の方の判断でこうやって行く時もあると思うんですが、親としてはどういう判断をその時はしたらよろしいんでしょうか。
(元野)
自分のお子さんがですね、調子が悪くなるとか、そういうことになった時っていうのは精神的にもかなり追い込まれてしまうとか、てんぱってしまうとか、そういったこともあるかと思うので、やっぱりまずは人を呼ぶ。そこは担ってもらうというか、ご自分で判断せずにすぐに連絡をするということをまず心がけていただけたらいいんじゃないかなと思いますね。
(小高)
『小児救急』というものがあるということ自体知りませんでしたので、頼もしいですね。
(つボイ)
覚えておいたほうがいいですよね。
~~~~~~~~
(つボイ)
いざ、という時に安心して診てもらえる体制がしっかり作られていくと安心ですよね。
(小高)
そうですよね。来週からは、緊急に病院に連れて行かなければならない具体的な子どもの病気やケガについて教えていただきます。
(小高)
さて「健康のつボ」では、いろいろな病気について専門家の先生に解説していただいております。みなさんもテーマとして取り上げてほしい病気や症状などがありましたら、このコーナーまでお寄せください。専門の先生に教えていただきます。
(つボイ)
はい、質問お待ちいたしております!
(小高)
『健康のつボ~子どもの病気について~』でした。