第3回 セルフチェックの方法は?
(小高)水曜日は『健康のつボ~肩の痛みについて~』。一宮西病院 整形外科部長 兼 肩関節センターセンター長の梶田 幸宏(かじた ゆきひろ)先生にお話を伺っていきます。
(つボイ)はい。まぁ少しあれですよね、聞いていますと肩の痛みもいろんな原因があるということを教えていただいておりました。
(小高)はい。肩の痛みがどれくらいのものなのか、肩をぐるぐる回してればそのうち調子が良くなっていくのか、あるいは病院に行った方がいいのか。そんな肩の痛みでセルフチェックができるんでしょうか?梶田先生です
~~~~~~~~
(梶田)一番大きなポイントは『夜間の痛み』です。寝ていても痛みが出る、安静時に何もしなくても痛いような場合は、ちょっと要注意な状態だと思います。
(つボイ)ほぉ~。覚えとかないかん。
(小高)あとなにかセルフチェックの方法はありますか?
(梶田)はい。実はセルフチェックはありまして、自分がまず四十肩・五十肩という自覚があるような方っていうのはやはり可動域が悪いので、そういう方は要注意だと思います。
(小高)昔よりも腕が上がらなくなったとか?
(梶田)そうですね。自分で様子をみているケースもありますけど、それは長く続くのはよくないと思います。
(つボイ)(小高)はい!
(梶田)次に、洗髪や整髪、あと服を着るような時に肩が思うように動かないという場合も、肩については良くない状態だと思います。
(つボイ)それは稼働域が制限されてるということでしょうね。
(梶田)そうですね。頭の上の方の動作ができないというのは、日常生活にも困りますからそういうのは良くないと思いますね。あと、腕を上げた時にゴリゴリ音が鳴るような方というのも、骨同士がぶつかっているような状態です。通常は肩は筋肉がうまく働いて骨同士がぶつからないはずなんだけども、それでゴリゴリ鳴るというのは筋肉の損傷が疑わしいと思います。
(小高)あと動かし方によってガクン・カクンってなるようなこともありますよね。
(梶田)そうですね。引っかかるようなこともありますし、それは上手く筋肉が作用してない証拠だと思います 。
(つボイ)今先生の話を聞きながら、私も肩を動かしてますけど、きっとラジオの前のリスナーもやっていらっしゃると思いますよ。
(小高)あと上に腕が上がらないというのはよく言いますけど、体の柔らかさとも関係はしてくると思うんですよ。
(梶田)そうですね。
(小高)どういう上がらなさっていうのが、肩関節に良くないですか?
(梶田)自分の目線よりも手のひらが上まで上がらない場合は、やっぱり正常じゃないと思います。
(小高)手のひらというと、前に手を伸ばしてあげていって…。
(梶田)はい。そのまま上にあげてもらって、自分の目線より上がらないと良くない状態です。
(小高)みんな今上げてますね。
(つボイ)上げてまーす!
(小高)バンザーイまでいければ大丈夫ですか?
(梶田)高齢者になってくると背骨が曲がってきて猫背になってくるものですから、そうすると手は上がらなくなってくるものですけれど、それでもやはり目線より上には上がりますので、目線より上がらないというのは異常な状態だと思います。
(小高)上に上がりはするけどちょっと痛みが走る場合はどうですか?
(梶田)手は上がるけども音がしたりとか痛みが出るって言うのは、それは肩の腱板(けんばん)といって、肩を上げる時に使う筋肉の損傷を疑うような兆候だと思います。
(つボイ)音と痛みはちょっと覚えとかないかんね。
(小高)今までこの講座でいろんな部位の先生にお話を伺った中でちょっと気にかかってるのは、そこの、今回は肩ですけど、そこの疾患なんだけど痛みとか違和感が別のところに出るというのは今まで何回も聞いたことがあるんですが、肩の場合もそういうことはありますか?
(梶田)肩関節の痛みは、基本的には肘まででることが言われています。というのは、肩の中には上腕二頭筋という力こぶの筋肉も入っていくので、その力こぶの筋肉は肘のところまでありますから。
(つボイ)だから先生最初のころに『肩と肘』を得意とするとおっしゃっていたのは、そういうことなんですね。
(梶田)そうですね。繋がっていることが多いので、肘のあたり、人によっては背中の方にも痛みがでたりというのはよく言われています。
(小高)夜間に痛みが…とおっしゃっておりましたが、夜に肩が痛むというのは、寝ていても痛むということですか?
(梶田)そうですね。寝ていても肩の痛みで起きてしまったりとか、朝起きた時に肩が痛くて上げれないとかはよくあります。
(つボイ)はぁ~。
(小高)私、最近寝ながらスマホを横向きで読んで、肩がめちゃくちゃ痛くなることがありますけど、あれ良くないですか?
(梶田)そうですね。よくありますけどね。あと冷えると肩が痛くなりますから、寝ている間に肩が布団から出ないようにしてもらうと良いと思います。
(小高)そこはもう肩関節の先生とは関係なくアドバイスをいただきましたね(笑)
(つボイ)布団をちゃんとかぶって、正しい姿勢で寝てください、いうことや!
(小高)もうお父さんお母さんに言われたみたいな感じです。「怒られた~」みたいな感じです。気をつけないと。
(つボイ)もぉ~(呆)
(小高)でも夜間にそんなに眠れないくらいに肩関節の痛みがでちゃうこともあるんですね。
(つボイ)ちょっと我慢していたら、次の日の夜には「全然痛くない」ということもあるんですか?
(梶田)実際に肩の中に何か障害があって寝れない人というのは、なかなか治らないです。
(つボイ)そうか~。ならやっぱり最初に痛かったら病院にで診てもらった方がいいってことでしょうね。
~~~~~~~~
(つボイ)ね~。お聞きになっていかがでございましょうか?皆さんも「私とおんなじや」と当てはまる人もいるんじゃないでしょうか?
(小高)来週はそんな症状があったときに、受診する病院の選び方について教えていただきます。『健康のつボ~肩の痛みについて~』でした。
(つボイ)はい。まぁ少しあれですよね、聞いていますと肩の痛みもいろんな原因があるということを教えていただいておりました。
(小高)はい。肩の痛みがどれくらいのものなのか、肩をぐるぐる回してればそのうち調子が良くなっていくのか、あるいは病院に行った方がいいのか。そんな肩の痛みでセルフチェックができるんでしょうか?梶田先生です
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(梶田)一番大きなポイントは『夜間の痛み』です。寝ていても痛みが出る、安静時に何もしなくても痛いような場合は、ちょっと要注意な状態だと思います。
(つボイ)ほぉ~。覚えとかないかん。
(小高)あとなにかセルフチェックの方法はありますか?
(梶田)はい。実はセルフチェックはありまして、自分がまず四十肩・五十肩という自覚があるような方っていうのはやはり可動域が悪いので、そういう方は要注意だと思います。
(小高)昔よりも腕が上がらなくなったとか?
(梶田)そうですね。自分で様子をみているケースもありますけど、それは長く続くのはよくないと思います。
(つボイ)(小高)はい!
(梶田)次に、洗髪や整髪、あと服を着るような時に肩が思うように動かないという場合も、肩については良くない状態だと思います。
(つボイ)それは稼働域が制限されてるということでしょうね。
(梶田)そうですね。頭の上の方の動作ができないというのは、日常生活にも困りますからそういうのは良くないと思いますね。あと、腕を上げた時にゴリゴリ音が鳴るような方というのも、骨同士がぶつかっているような状態です。通常は肩は筋肉がうまく働いて骨同士がぶつからないはずなんだけども、それでゴリゴリ鳴るというのは筋肉の損傷が疑わしいと思います。
(小高)あと動かし方によってガクン・カクンってなるようなこともありますよね。
(梶田)そうですね。引っかかるようなこともありますし、それは上手く筋肉が作用してない証拠だと思います 。
(つボイ)今先生の話を聞きながら、私も肩を動かしてますけど、きっとラジオの前のリスナーもやっていらっしゃると思いますよ。
(小高)あと上に腕が上がらないというのはよく言いますけど、体の柔らかさとも関係はしてくると思うんですよ。
(梶田)そうですね。
(小高)どういう上がらなさっていうのが、肩関節に良くないですか?
(梶田)自分の目線よりも手のひらが上まで上がらない場合は、やっぱり正常じゃないと思います。
(小高)手のひらというと、前に手を伸ばしてあげていって…。
(梶田)はい。そのまま上にあげてもらって、自分の目線より上がらないと良くない状態です。
(小高)みんな今上げてますね。
(つボイ)上げてまーす!
(小高)バンザーイまでいければ大丈夫ですか?
(梶田)高齢者になってくると背骨が曲がってきて猫背になってくるものですから、そうすると手は上がらなくなってくるものですけれど、それでもやはり目線より上には上がりますので、目線より上がらないというのは異常な状態だと思います。
(小高)上に上がりはするけどちょっと痛みが走る場合はどうですか?
(梶田)手は上がるけども音がしたりとか痛みが出るって言うのは、それは肩の腱板(けんばん)といって、肩を上げる時に使う筋肉の損傷を疑うような兆候だと思います。
(つボイ)音と痛みはちょっと覚えとかないかんね。
(小高)今までこの講座でいろんな部位の先生にお話を伺った中でちょっと気にかかってるのは、そこの、今回は肩ですけど、そこの疾患なんだけど痛みとか違和感が別のところに出るというのは今まで何回も聞いたことがあるんですが、肩の場合もそういうことはありますか?
(梶田)肩関節の痛みは、基本的には肘まででることが言われています。というのは、肩の中には上腕二頭筋という力こぶの筋肉も入っていくので、その力こぶの筋肉は肘のところまでありますから。
(つボイ)だから先生最初のころに『肩と肘』を得意とするとおっしゃっていたのは、そういうことなんですね。
(梶田)そうですね。繋がっていることが多いので、肘のあたり、人によっては背中の方にも痛みがでたりというのはよく言われています。
(小高)夜間に痛みが…とおっしゃっておりましたが、夜に肩が痛むというのは、寝ていても痛むということですか?
(梶田)そうですね。寝ていても肩の痛みで起きてしまったりとか、朝起きた時に肩が痛くて上げれないとかはよくあります。
(つボイ)はぁ~。
(小高)私、最近寝ながらスマホを横向きで読んで、肩がめちゃくちゃ痛くなることがありますけど、あれ良くないですか?
(梶田)そうですね。よくありますけどね。あと冷えると肩が痛くなりますから、寝ている間に肩が布団から出ないようにしてもらうと良いと思います。
(小高)そこはもう肩関節の先生とは関係なくアドバイスをいただきましたね(笑)
(つボイ)布団をちゃんとかぶって、正しい姿勢で寝てください、いうことや!
(小高)もうお父さんお母さんに言われたみたいな感じです。「怒られた~」みたいな感じです。気をつけないと。
(つボイ)もぉ~(呆)
(小高)でも夜間にそんなに眠れないくらいに肩関節の痛みがでちゃうこともあるんですね。
(つボイ)ちょっと我慢していたら、次の日の夜には「全然痛くない」ということもあるんですか?
(梶田)実際に肩の中に何か障害があって寝れない人というのは、なかなか治らないです。
(つボイ)そうか~。ならやっぱり最初に痛かったら病院にで診てもらった方がいいってことでしょうね。
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(つボイ)ね~。お聞きになっていかがでございましょうか?皆さんも「私とおんなじや」と当てはまる人もいるんじゃないでしょうか?
(小高)来週はそんな症状があったときに、受診する病院の選び方について教えていただきます。『健康のつボ~肩の痛みについて~』でした。