第10回 大腸がんの予防のために
(小高)
このコーナーは「健康のつボ~胃腸の病気について~」食べて消化する胃や腸は、私たちの健康と切っても切れない関係。そんな胃腸の健康、胃腸の病気について、一宮西病院・消化器内科部長 消化器内視鏡センター長の東玲治(ひがしれいじ)先生にお話を伺っていきます。
(小高)
先週は、大腸癌の「術後」のお話をうかがいました。
(つボイ)
内視鏡の治療と手術するのでは、かなり術後の様子に違いがありましたね。
(小高)
やはり早期発見が重要だとわかりましたね。さあ!そもそも、なぜ『大腸がんになる』のでしょうか?また、『予防のために心がけること』はあるのでしょうか?東(ひがし)先生です。
~~~~~~~
(東)
大腸がんは日本人に非常に多い病気で、かかられる方も増えている病気です。1年間16万人近くの人が診断されており、40代前半から増加し始めて高齢になるほど増えていきます。男性だと「胃がん」や「前立腺がん」に次いで3番目。女性でも「乳がん」に次いで2番目に多いがんです。
(小高)
非常になりやすいがんなんですね。
(つボイ)
そういうことやね。
(小高)
ただこの『大腸がんになりやすい原因』って何かあるんでしょうか?
(東)
正確には分かっていないんですけれども、「生活習慣」と関りがあると言われていますね。
(つボイ)
増えてきたという事は、やはり生活習慣がも変わってきたからでしょうかね。
(東)
欧米型の食生活が良くないんじゃないかとは言われています。特に食習慣では、「牛・豚・羊」などの「赤肉」や、「ベーコン・ハム・ソーセージ」などの「加工肉」の摂取、「喫煙」、「過度の飲酒」などがリスクを高めると言われています。
(つボイ)
それ僕好きなもんばっかりや・・・。
(小高)
(笑)でもソーセージなって腸詰めなのに(笑)なんにせよ胃腸に限らず色んなものに良くないってことなんでしょうね。やっぱり生活習慣病などでチェックされる項目なども大腸癌に影響ってあるんでしょうか?
(東)
お腹特に肥満の方とか、体脂肪が多い方は発症リスクが高まると言われていますね。
(小高)
「遺伝」とかそういうものとかも関係あるんですか?
(東)
あ、「遺伝」もですね、ご家族に罹患された方がいらっしゃる場合は、やはり発症の確率は高くなると言われています。
(小高)
そうなんですね。じゃあ親戚筋にいるな、という方は気を付けていた方がいい、という事ですね。でも、じゃあ『大腸がんにならない為にできること、気を付けた方がいいこと』というのは・・・。
(東)
なかなか難しいですね、まずは「禁煙」ですかね・・・大腸がんだけでなく、どのがんにも良くないと言われているので。あとはこれも難しいと思いますが「節度のある飲酒」(苦笑)加えてバランスの良い食事、適度な運動、適度な体形の維持などが効果的と言われています。特に適度な運動がかなり有効だと言われています。
(小高)
なるほど!前回のお話では「大腸がんの手術後の食事は食物繊維など一定期間は極力控えるように」というお話もありましたが、普段はやはりよく「胃腸にいいよ!」と言われている食物繊維の多い野菜などもしっかり食べた方がいい、ということですか?
(東)
はい、食物繊維を含む食品や果物の摂取が効果的であると言われています。食物繊維のものを控えるのも、術後1ヶ月くらいのことなので・・・その後は普段通りの食生活にして頂けたらと思います。
(小高)
分かりました!あと、早く見つけるためには『検診』!
(東)
そうですね。それが一番だと思います。
(小高)
何歳くらいからしっかり検診やった方がいいですか?
(東)
がんによって増えてくる年齢って大体違いがあるんですけど、大体40代くらいから増えてくることが多いような印象がありますので。国の政策でもおそらく40代から検診が始まってきますので。大体40くらいを目安にされたらよろしいかと思います。
(小高)
分かりました。検査っていうのは・・・最初の検査ていわゆる「検便」とかでしょうか?
(東)
大腸の場合は体への負担が少ないので、便をとって提出するだけなのでまずは検便からでよいかと思います。
(つボイ)
ただね、あれがね、しかしね、結構ね、あの細いくだにね、便をついたやつをね、スッと入れるのね、あれ以外と負担です!
(東)
(笑)
(つボイ)
フチに付くやん!!ていう心の負担が。
(小高)
丁寧にやってくださいよ!(笑)そこで何かしら見つかれば、何段階か別の検査を行うという流れですね。
(東)
そうですね。通常は大腸カメラになります。あとはCTで大腸の中を見るような検査になりますので。積極的に受けていただけたらと思います。
~~~~~~~
(つボイ)
いや~子どもの頃から苦手でしたよ検便。
(小高)
もお~いつもそんな話ばっかり!先生の前でまでせんでもええんです!(笑)
(つボイ)
いやしかし、先生のお話聞いてますとね、どのがんでも一緒やと思うのは、「禁煙」とか、「節度ある飲酒」「バランスの良い食事」「適度な運動」もうこういうことに尽きるということかなと。
(小高)
ね。そして「早期発見」どのがんにも共通してましたね。定期的な検査で早期発見に努めていきましょう!
(小高)
『健康のつボ~胃腸の病気について~』でした。
このコーナーは「健康のつボ~胃腸の病気について~」食べて消化する胃や腸は、私たちの健康と切っても切れない関係。そんな胃腸の健康、胃腸の病気について、一宮西病院・消化器内科部長 消化器内視鏡センター長の東玲治(ひがしれいじ)先生にお話を伺っていきます。
(小高)
先週は、大腸癌の「術後」のお話をうかがいました。
(つボイ)
内視鏡の治療と手術するのでは、かなり術後の様子に違いがありましたね。
(小高)
やはり早期発見が重要だとわかりましたね。さあ!そもそも、なぜ『大腸がんになる』のでしょうか?また、『予防のために心がけること』はあるのでしょうか?東(ひがし)先生です。
~~~~~~~
(東)
大腸がんは日本人に非常に多い病気で、かかられる方も増えている病気です。1年間16万人近くの人が診断されており、40代前半から増加し始めて高齢になるほど増えていきます。男性だと「胃がん」や「前立腺がん」に次いで3番目。女性でも「乳がん」に次いで2番目に多いがんです。
(小高)
非常になりやすいがんなんですね。
(つボイ)
そういうことやね。
(小高)
ただこの『大腸がんになりやすい原因』って何かあるんでしょうか?
(東)
正確には分かっていないんですけれども、「生活習慣」と関りがあると言われていますね。
(つボイ)
増えてきたという事は、やはり生活習慣がも変わってきたからでしょうかね。
(東)
欧米型の食生活が良くないんじゃないかとは言われています。特に食習慣では、「牛・豚・羊」などの「赤肉」や、「ベーコン・ハム・ソーセージ」などの「加工肉」の摂取、「喫煙」、「過度の飲酒」などがリスクを高めると言われています。
(つボイ)
それ僕好きなもんばっかりや・・・。
(小高)
(笑)でもソーセージなって腸詰めなのに(笑)なんにせよ胃腸に限らず色んなものに良くないってことなんでしょうね。やっぱり生活習慣病などでチェックされる項目なども大腸癌に影響ってあるんでしょうか?
(東)
お腹特に肥満の方とか、体脂肪が多い方は発症リスクが高まると言われていますね。
(小高)
「遺伝」とかそういうものとかも関係あるんですか?
(東)
あ、「遺伝」もですね、ご家族に罹患された方がいらっしゃる場合は、やはり発症の確率は高くなると言われています。
(小高)
そうなんですね。じゃあ親戚筋にいるな、という方は気を付けていた方がいい、という事ですね。でも、じゃあ『大腸がんにならない為にできること、気を付けた方がいいこと』というのは・・・。
(東)
なかなか難しいですね、まずは「禁煙」ですかね・・・大腸がんだけでなく、どのがんにも良くないと言われているので。あとはこれも難しいと思いますが「節度のある飲酒」(苦笑)加えてバランスの良い食事、適度な運動、適度な体形の維持などが効果的と言われています。特に適度な運動がかなり有効だと言われています。
(小高)
なるほど!前回のお話では「大腸がんの手術後の食事は食物繊維など一定期間は極力控えるように」というお話もありましたが、普段はやはりよく「胃腸にいいよ!」と言われている食物繊維の多い野菜などもしっかり食べた方がいい、ということですか?
(東)
はい、食物繊維を含む食品や果物の摂取が効果的であると言われています。食物繊維のものを控えるのも、術後1ヶ月くらいのことなので・・・その後は普段通りの食生活にして頂けたらと思います。
(小高)
分かりました!あと、早く見つけるためには『検診』!
(東)
そうですね。それが一番だと思います。
(小高)
何歳くらいからしっかり検診やった方がいいですか?
(東)
がんによって増えてくる年齢って大体違いがあるんですけど、大体40代くらいから増えてくることが多いような印象がありますので。国の政策でもおそらく40代から検診が始まってきますので。大体40くらいを目安にされたらよろしいかと思います。
(小高)
分かりました。検査っていうのは・・・最初の検査ていわゆる「検便」とかでしょうか?
(東)
大腸の場合は体への負担が少ないので、便をとって提出するだけなのでまずは検便からでよいかと思います。
(つボイ)
ただね、あれがね、しかしね、結構ね、あの細いくだにね、便をついたやつをね、スッと入れるのね、あれ以外と負担です!
(東)
(笑)
(つボイ)
フチに付くやん!!ていう心の負担が。
(小高)
丁寧にやってくださいよ!(笑)そこで何かしら見つかれば、何段階か別の検査を行うという流れですね。
(東)
そうですね。通常は大腸カメラになります。あとはCTで大腸の中を見るような検査になりますので。積極的に受けていただけたらと思います。
~~~~~~~
(つボイ)
いや~子どもの頃から苦手でしたよ検便。
(小高)
もお~いつもそんな話ばっかり!先生の前でまでせんでもええんです!(笑)
(つボイ)
いやしかし、先生のお話聞いてますとね、どのがんでも一緒やと思うのは、「禁煙」とか、「節度ある飲酒」「バランスの良い食事」「適度な運動」もうこういうことに尽きるということかなと。
(小高)
ね。そして「早期発見」どのがんにも共通してましたね。定期的な検査で早期発見に努めていきましょう!
(小高)
『健康のつボ~胃腸の病気について~』でした。