第6回 歩き方改善~正しい立ち方とは?~
(小高)
水曜日のこのコーナーは『健康のつボ~ひざ関節痛について~』。多くの日本人が悩んでいるひざ関節の痛みについて、一宮西病院・整形外科部長兼、人工関節センター長の巽一郎(たつみいちろう)先生にお話を伺います。
ひざの手術の前に3か月ほどはまず取り組んでみましょうという『保存療法』。ひざ関節痛を取り除くための3つの方法のその1は「体重をへらすこと」でした。
(つボイ)
はい。ひざには体重の5倍の負荷がかかっているそうなんです。もし体重を5キロ落としたら、その5倍の25キロの負荷が減ると。子ども1人背負っているくらいの負荷が減るわけですから、大きいですよ。
(小高)
はい。それがその1ということでした。今日はひざの痛みをとる方法その2です。その2というのは、「歩き方」!
~~~~~~~
(巽)
僕が発見したことは、頭の位置を前にして歩く人多いんですよ。僕の本では「ニワトリ歩き」と書いています。
(つボイ)
ほう。
(巽)
公園行って鳩ぽっぽがどうやって歩いているかを見たら、頭が先にでてますわ。コッコッコッコって。
(小高)
コッコッコッコって聞くと、頭を前に出して歩くジェスチャーしますよね。
(つボイ)
昔の丸瀬太郎さんとかね。よくやってましたよね。
(巽)
頭って結構重たいんですけど、どれくらいあると思います?
(つボイ)
どれくらいだろう…。
(小高)
結構重いとは聞きますけどね。
(巽)
体重にももちろんよるんですけど、7、8キロあるんです。
(小高)
7、8キロも?!
(巽)
そうなんです。体重が重い人は10キロくらいあります。水がたくさん入っていて、脳脊髄液というところに脳みそが浮いているので、水の入ったバケツだと思ったらいいです。頭が前にいくと、どこに負荷がかかると思います?
(小高)
う~ん。
(巽)
僧帽筋というところに負荷がかかります。そうすると肩こりになるんです。僕のおばあちゃんなんかよく痛がって「けんびきもんでくれ」って言ってました。
(小高)
首の根本のとこね。
(巽)
そうそう。そこをよくおばあちゃんに揉まされたんですけど、要するにこの筋肉は始終仕事しているんです。で、背骨に多裂筋という筋肉があるんですが、後ろから頭を綱で引っ張っている状態なんです。で、その筋肉もよく使っているので腰も痛くなるんです。
(小高)
あっ。今の話って首とか腰の話だ…ひざは?
(巽)
腰からが痛みが来るんですよ。腰が後ろへ丸くなっていくとそうすると股関節が後ろに倒れる。次に股関節が外側に曲がり、ひざの内側に体重がかかるようになる。
(つボイ)
そこに首、腰からの影響が出るわけですね。
(小高)
それはO脚になってしまうということですか?
(巽)
そうそう。
(つボイ)
先生、年を取ると頭を前にだして歩いてしまいがちということなんでしょうか?
(巽)
これは…生活スタイルかもしれませんね。
~~~~~~~
(小高)
この頭が前に出てしまう姿勢というのは、口元に食べものを運んでいく西洋と違って、日本はお茶碗とお箸でごはんを食べるのでそういった日本人の習慣なんていうのも関係しているんじゃないかと先生はおっしゃってました。
(つボイ)
それだけに意識して、正しい姿勢をとらなければならない、と。で、正しい歩き方をするためにはそもそも正しい立ち方をすることが大事なんですね。
(小高)
正しく立つ方法はこうです。
<正しい立ち方>
1.平な場所で両足の内側を平行にしてまず立ちます。
2.その状態で3秒間つま先立ちをし、かかとをストンと落としましょう。
3. このときに、両足の指全体でぎゅ~っと地面をにぎるようにします。すると、頭が少し前に出るそうなんですけど、これが「骨盤の真上に頭がある」正しい立ち方です。
そこからさらに前に頭が出ると、体重はつま先に。逆に頭が後ろにいってしまうとかかとに体重がかかってしまうので、骨盤の真上に頭が来ると様にします。その姿勢から一歩ずつ歩くのが正しい歩き方です。このときも内ももの筋肉を意識して歩くということでした。
なんとなくぼ~っと立っていてはいけないということですね。
(つボイ)
ね。正しい立ち方、正しい歩き方がひざへの負担を軽減するということですね。
(小高)
常に正しい姿勢でいないとね。
(つボイ)
日頃からちょっと僕は気をつけたいと思います。
(小高)
って言ってますけども、つボイさんの歩き方は正しいと思いますか?ちょっとチェックしてみて!
(つボイ)
あ~。一度鏡の前で歩いてみます。
(小高)
ふふふ。来週は、そんなつボイさんの歩き方を巽先生にチェックしていただきますよ!
(つボイ)
あら!
(小高)
はい。新生活フロッピー『健康のつボ~ひざ関節痛について~』でした。
水曜日のこのコーナーは『健康のつボ~ひざ関節痛について~』。多くの日本人が悩んでいるひざ関節の痛みについて、一宮西病院・整形外科部長兼、人工関節センター長の巽一郎(たつみいちろう)先生にお話を伺います。
ひざの手術の前に3か月ほどはまず取り組んでみましょうという『保存療法』。ひざ関節痛を取り除くための3つの方法のその1は「体重をへらすこと」でした。
(つボイ)
はい。ひざには体重の5倍の負荷がかかっているそうなんです。もし体重を5キロ落としたら、その5倍の25キロの負荷が減ると。子ども1人背負っているくらいの負荷が減るわけですから、大きいですよ。
(小高)
はい。それがその1ということでした。今日はひざの痛みをとる方法その2です。その2というのは、「歩き方」!
~~~~~~~
(巽)
僕が発見したことは、頭の位置を前にして歩く人多いんですよ。僕の本では「ニワトリ歩き」と書いています。
(つボイ)
ほう。
(巽)
公園行って鳩ぽっぽがどうやって歩いているかを見たら、頭が先にでてますわ。コッコッコッコって。
(小高)
コッコッコッコって聞くと、頭を前に出して歩くジェスチャーしますよね。
(つボイ)
昔の丸瀬太郎さんとかね。よくやってましたよね。
(巽)
頭って結構重たいんですけど、どれくらいあると思います?
(つボイ)
どれくらいだろう…。
(小高)
結構重いとは聞きますけどね。
(巽)
体重にももちろんよるんですけど、7、8キロあるんです。
(小高)
7、8キロも?!
(巽)
そうなんです。体重が重い人は10キロくらいあります。水がたくさん入っていて、脳脊髄液というところに脳みそが浮いているので、水の入ったバケツだと思ったらいいです。頭が前にいくと、どこに負荷がかかると思います?
(小高)
う~ん。
(巽)
僧帽筋というところに負荷がかかります。そうすると肩こりになるんです。僕のおばあちゃんなんかよく痛がって「けんびきもんでくれ」って言ってました。
(小高)
首の根本のとこね。
(巽)
そうそう。そこをよくおばあちゃんに揉まされたんですけど、要するにこの筋肉は始終仕事しているんです。で、背骨に多裂筋という筋肉があるんですが、後ろから頭を綱で引っ張っている状態なんです。で、その筋肉もよく使っているので腰も痛くなるんです。
(小高)
あっ。今の話って首とか腰の話だ…ひざは?
(巽)
腰からが痛みが来るんですよ。腰が後ろへ丸くなっていくとそうすると股関節が後ろに倒れる。次に股関節が外側に曲がり、ひざの内側に体重がかかるようになる。
(つボイ)
そこに首、腰からの影響が出るわけですね。
(小高)
それはO脚になってしまうということですか?
(巽)
そうそう。
(つボイ)
先生、年を取ると頭を前にだして歩いてしまいがちということなんでしょうか?
(巽)
これは…生活スタイルかもしれませんね。
~~~~~~~
(小高)
この頭が前に出てしまう姿勢というのは、口元に食べものを運んでいく西洋と違って、日本はお茶碗とお箸でごはんを食べるのでそういった日本人の習慣なんていうのも関係しているんじゃないかと先生はおっしゃってました。
(つボイ)
それだけに意識して、正しい姿勢をとらなければならない、と。で、正しい歩き方をするためにはそもそも正しい立ち方をすることが大事なんですね。
(小高)
正しく立つ方法はこうです。
<正しい立ち方>
1.平な場所で両足の内側を平行にしてまず立ちます。
2.その状態で3秒間つま先立ちをし、かかとをストンと落としましょう。
3. このときに、両足の指全体でぎゅ~っと地面をにぎるようにします。すると、頭が少し前に出るそうなんですけど、これが「骨盤の真上に頭がある」正しい立ち方です。
そこからさらに前に頭が出ると、体重はつま先に。逆に頭が後ろにいってしまうとかかとに体重がかかってしまうので、骨盤の真上に頭が来ると様にします。その姿勢から一歩ずつ歩くのが正しい歩き方です。このときも内ももの筋肉を意識して歩くということでした。
なんとなくぼ~っと立っていてはいけないということですね。
(つボイ)
ね。正しい立ち方、正しい歩き方がひざへの負担を軽減するということですね。
(小高)
常に正しい姿勢でいないとね。
(つボイ)
日頃からちょっと僕は気をつけたいと思います。
(小高)
って言ってますけども、つボイさんの歩き方は正しいと思いますか?ちょっとチェックしてみて!
(つボイ)
あ~。一度鏡の前で歩いてみます。
(小高)
ふふふ。来週は、そんなつボイさんの歩き方を巽先生にチェックしていただきますよ!
(つボイ)
あら!
(小高)
はい。新生活フロッピー『健康のつボ~ひざ関節痛について~』でした。