第1回 肺がんの現状
(小高)
水曜日のこのコーナーは『健康のつボ~肺がんについて~』。日本人の死因第1位のがんの中でも死亡者数が一番多い肺がんについて、一宮西病院・呼吸器内科副部長の竹下正文(たけしたまさふみ)先生にお話を伺います。よろしくお願いします。
(つボイ)
よろしくお願いいたします。
(竹下)
よろしくお願いします。
(つボイ)
がんといえば、胃がんや男性なら前立腺がんが多そうな気がしますよね。
(小高)
心配するのはそのあたりですよね。女性だと乳がんとか子宮がんが気になったりはしますが、肺がんが多いんですか?
(竹下)
確かに、胃がんや大腸がん、前立腺がん、乳がんは患者さんがすごく多いですが、死亡数にすぐ繋がるわけではありません。一方の肺がんは、患者さんの人数でいうとがんの中で3位。年間およそ11万5千人が肺がんにかかっております。例えると、全国で1時間に大体13人が肺がんを発生しているということになります。
(小高)
結構多いじゃないですか。
(竹下)
多いんですよね。
(つボイ)
これは年々増えているんですか?
(竹下)
増加傾向にあります。かかる方の人数は日本では3位ですが、亡くなる方は日本では1位です。年間7万5千人ぐらいの方が肺がんで亡くなっています。先ほどと同じように例えると、1時間あたりに大体9人が亡くなっています。
(小高)
肺がんと闘ってらっしゃる先生の前で言うのもなんですが、肺がん=死んでしまうかもということですか?
(竹下)
亡くなる方は確かに多いですが、肺がんになったら世界が終わりということではなくて、治療はここ20年ですごく進歩しています。特に中でもお薬が進歩しています。
(小高)
へぇ~。どのくらい進歩しているのですか?
(竹下)
20年前ぐらいと比べたら全く変わっていて、かつては5年生存率が2%程度と言われていましたが、最近では30~40%とだんだん高い数字がでてきております。
(つボイ)
心強いですよ。
(小高)
そうですね。お薬ということは、早めに見つけて薬で治療するんですか?
(竹下)
早い段階で見つけると手術ができたりするんですけど、進行して見つかった症例にお薬を使います。
(小高)
わりと見つけやすいのですか?
(竹下)
いや、それが肺は痛みの神経がなかったりして症状が出にくいんですね。ですので、なかなか見つけるのは難しいです。
(小高)
咳とか、何か分かりやすい症状があれば教えていただきたいですよね。
(つボイ)
そうですね。
(竹下)
肺がんでも何でもなのですが、呼吸器疾患は咳や痰が出てきます。ですが、どうしても肺がんの特徴的な症状というのはないんですよね。
(小高)
じゃあ咳が出るから風邪かな~とか思ったときに…。
(竹下)
そういう時は一度診てもらうことが大事かと思います。
(小高)
そうすると、自覚症状で発見するのはなかなか難しいということですか?
(竹下)
そうですね。自覚症状が出た時には進行しているということが多いです。
(小高)
それはちょっと…どうしたらいいんだ~!
(つボイ)
健康診断でレントゲンを撮ったりしますよね。あれで見つかりますか?
(竹下)
そういったことは大事で、健診というのは早期発見や早期治療という点ではすごく大事になってきますので、今後普及させていくことが大切なことだと思います。
(小高)
じゃあ、1年に1回ぐらい検査を受けていれば早く見つけるもことは可能ですか?
(竹下)
可能です。
(小高)
では、検査をきちんと受けておくことが大事ということですね。
(つボイ)
男女比でいうと、患者数はどちらが多いのですか?
(竹下)
男性は喫煙率が高いので、やはり男性の方が2倍ぐらい多いといわれています。
(小高)
あの、ちょっと不思議に思ってたことがあるんですけど、レントゲンの写真を見て「この人、結構太いなぁ」とか「肉ついてるな」とかいうのは分かるんですか?
(つボイ)
何を聞いてるの?レントゲンで何を気にしてるのさ。
(小高)
ははは。だって先生が思ってたら嫌じゃない。
(竹下)
でも…分かりますね。
(つボイ)
立ってるだけで分かるよ。
(小高)
そうか、技師さんだけじゃなくてお医者さんにも分かるのか。
(つボイ)
輪郭がでますからね。
(小高)
バレるんだ。
(つボイ)
ははは。ということで、これはまだまだ勉強していきたいですね~。
(小高)
私たちも「肺がん」という言葉は知っていても中身はよく知りませんので、このシリーズを通して、先生に詳しく教えていただきます。来週も宜しくお願いいたします。
(つボイ)
お願いいたします。
(竹下)
宜しくお願いいたします。
(小高)
ありがとうございました。一宮西病院の竹下先生でした。このシリーズでは肺がんについて、竹下先生にお話を伺っていきます。新生活フロッピー『健康のつボ~肺がんについて~』でした。
水曜日のこのコーナーは『健康のつボ~肺がんについて~』。日本人の死因第1位のがんの中でも死亡者数が一番多い肺がんについて、一宮西病院・呼吸器内科副部長の竹下正文(たけしたまさふみ)先生にお話を伺います。よろしくお願いします。
(つボイ)
よろしくお願いいたします。
(竹下)
よろしくお願いします。
(つボイ)
がんといえば、胃がんや男性なら前立腺がんが多そうな気がしますよね。
(小高)
心配するのはそのあたりですよね。女性だと乳がんとか子宮がんが気になったりはしますが、肺がんが多いんですか?
(竹下)
確かに、胃がんや大腸がん、前立腺がん、乳がんは患者さんがすごく多いですが、死亡数にすぐ繋がるわけではありません。一方の肺がんは、患者さんの人数でいうとがんの中で3位。年間およそ11万5千人が肺がんにかかっております。例えると、全国で1時間に大体13人が肺がんを発生しているということになります。
(小高)
結構多いじゃないですか。
(竹下)
多いんですよね。
(つボイ)
これは年々増えているんですか?
(竹下)
増加傾向にあります。かかる方の人数は日本では3位ですが、亡くなる方は日本では1位です。年間7万5千人ぐらいの方が肺がんで亡くなっています。先ほどと同じように例えると、1時間あたりに大体9人が亡くなっています。
(小高)
肺がんと闘ってらっしゃる先生の前で言うのもなんですが、肺がん=死んでしまうかもということですか?
(竹下)
亡くなる方は確かに多いですが、肺がんになったら世界が終わりということではなくて、治療はここ20年ですごく進歩しています。特に中でもお薬が進歩しています。
(小高)
へぇ~。どのくらい進歩しているのですか?
(竹下)
20年前ぐらいと比べたら全く変わっていて、かつては5年生存率が2%程度と言われていましたが、最近では30~40%とだんだん高い数字がでてきております。
(つボイ)
心強いですよ。
(小高)
そうですね。お薬ということは、早めに見つけて薬で治療するんですか?
(竹下)
早い段階で見つけると手術ができたりするんですけど、進行して見つかった症例にお薬を使います。
(小高)
わりと見つけやすいのですか?
(竹下)
いや、それが肺は痛みの神経がなかったりして症状が出にくいんですね。ですので、なかなか見つけるのは難しいです。
(小高)
咳とか、何か分かりやすい症状があれば教えていただきたいですよね。
(つボイ)
そうですね。
(竹下)
肺がんでも何でもなのですが、呼吸器疾患は咳や痰が出てきます。ですが、どうしても肺がんの特徴的な症状というのはないんですよね。
(小高)
じゃあ咳が出るから風邪かな~とか思ったときに…。
(竹下)
そういう時は一度診てもらうことが大事かと思います。
(小高)
そうすると、自覚症状で発見するのはなかなか難しいということですか?
(竹下)
そうですね。自覚症状が出た時には進行しているということが多いです。
(小高)
それはちょっと…どうしたらいいんだ~!
(つボイ)
健康診断でレントゲンを撮ったりしますよね。あれで見つかりますか?
(竹下)
そういったことは大事で、健診というのは早期発見や早期治療という点ではすごく大事になってきますので、今後普及させていくことが大切なことだと思います。
(小高)
じゃあ、1年に1回ぐらい検査を受けていれば早く見つけるもことは可能ですか?
(竹下)
可能です。
(小高)
では、検査をきちんと受けておくことが大事ということですね。
(つボイ)
男女比でいうと、患者数はどちらが多いのですか?
(竹下)
男性は喫煙率が高いので、やはり男性の方が2倍ぐらい多いといわれています。
(小高)
あの、ちょっと不思議に思ってたことがあるんですけど、レントゲンの写真を見て「この人、結構太いなぁ」とか「肉ついてるな」とかいうのは分かるんですか?
(つボイ)
何を聞いてるの?レントゲンで何を気にしてるのさ。
(小高)
ははは。だって先生が思ってたら嫌じゃない。
(竹下)
でも…分かりますね。
(つボイ)
立ってるだけで分かるよ。
(小高)
そうか、技師さんだけじゃなくてお医者さんにも分かるのか。
(つボイ)
輪郭がでますからね。
(小高)
バレるんだ。
(つボイ)
ははは。ということで、これはまだまだ勉強していきたいですね~。
(小高)
私たちも「肺がん」という言葉は知っていても中身はよく知りませんので、このシリーズを通して、先生に詳しく教えていただきます。来週も宜しくお願いいたします。
(つボイ)
お願いいたします。
(竹下)
宜しくお願いいたします。
(小高)
ありがとうございました。一宮西病院の竹下先生でした。このシリーズでは肺がんについて、竹下先生にお話を伺っていきます。新生活フロッピー『健康のつボ~肺がんについて~』でした。