第13回 まとめ・早期発見が大事
(小高)
水曜日のこのコーナーは『健康のつボ~肺がんについて~』。日本人の死因第1位のがんの中でも死亡者数が一番多い肺がんについて、一宮西病院・呼吸器内科部長の竹下正文(たけしたまさふみ)先生に教えていただきます。先生よろしくお願いします。
(つボイ)
よろしくお願いいたします。
(竹下)
よろしくお願いします。
(小高)
今週が肺がんシリーズの最終回ということになりますが、最近は薬物治療も本当に進歩していて、5年生存率というのは肺がん全体でなんと30%から40%とどんどん高くなってきてました。特にステージ1だと80%。ステージ2だと50%以上と、高い数字で治療ができるということになることはありますね。
(つボイ)
ということは、ステージ1というか、早く見つけることが大事と。
(竹下)
肺がんの早期発見の難しいところは、肺がんには自覚症状がなかなかないんですね。肺がんの症状として、咳、息切れなどありますが、肺がんだけの特異的な症状ではないので…。
(つボイ)
咳とかだと風邪の症状だもんね。
(竹下)
そうですね、普通の呼吸器疾患で起こるような症状なんです。ただ、本当にそれが肺がんの症状だった場合、その症状が出るときというのはがんがある程度進行している可能性があるんです。
(小高)
ええ…。咳の症状だけで既にがんが進行している可能性があるのであれば、本当はもっと早く発見したいんですけど、何かいい方法はありますか?
(竹下)
早期発見して治療を受けるまでに必要なことは健診なんです。
(つボイ)
ふむふむ。
(竹下)
40歳以上の方であれば、男女問わず、年に1回は健診を受けるということが大事なります。
(小高)
肺がんが見つかる健診というのはやはりレントゲンですか?
(竹下)
そうですね、肺がん健診は問診としてお話しを聞くのと、胸のレントゲン写真です。それに加えて、50歳以上でタバコを吸っている方は喀痰細胞診(かくたんさいぼうしん)というのがあります。
(小高)
なるほどね。
(つボイ)
レントゲンといったら昔からあるようなものですけど、やっぱりレントゲンなんですか。
(竹下)
そうですね。レントゲンで異常があれば次に進むんですけど、それがCTですね。輪切りにした写真を撮って…。
(つボイ)
これは昔はなかったね。レントゲンしかなかったから。
(竹下)
さらにCTでがんが疑われたら、全身を調べていくようなPET検査という検査をするだとか、脳の検査するとかで全身の広がりを見ることになります。
(小高)
レントゲンで発見されるのは、もちろんステージ2、3、4とかだと分かるでしょうけど、どのぐらいから発見できるんですか?
(竹下)
ステージ1や2でもこう分かるんですけど、濃度が低いとレントゲンでは分かりにくいし、サイズが1.5cmくらいあれば分かるんですけど、なかなかそれ以下のものは難しいというのと、レントゲンだと真ん中にあると他の臓器と重なるので、分かりにくいというのもあるんですね。
(小高)
だからこそ定期的に健診を受けて、発見したらすぐ治療するというような流れ?
(竹下)
そうですね。前の年と比較するというのが大事なので。健診で見つかったがんは8割ぐらい治るといわれているので、早い段階で見つけるというのが一番いいんです。
ただ愛知県の健診受診率は低くて40%ぐらいとなっているので、これを50%を超えるぐらいまで持っていければいいのかなって思っています。
(小高)
自覚症状があるとちょっと不安になって健診を受けようかとか先生に診てもらおうかと思うけど、忙しさを優先させちゃって、何も症状がないと「まあ今年はいいや」ってなっちゃうんだけど、そこが分かれ道ね…。
(つボイ)
まあ普通に他の病気もあるから年に1回健康診断行けば、必ずレントゲン入ってますからね。そこで見つけて助けてもらえるかもしれん。
(竹下)
そうですね。
(小高)
健診率が上がれば、もっと肺がんもね。
(竹下)
もっと肺がんの早い段階で見つけれる可能性ってのあると思います。
(つボイ)
皆さんも健診率をもっと上げて、肺がんで亡くなる方を減らしたいですね。
(竹下)
もう本当にそうですよね。
(小高)
ということで、ここ数回にわたりまして先生に肺がんについて色々教えていただきました。諦めるなというのと、早く見つけようということでしたね!一宮西病院の竹下先生でした。どうもありがとうございました。
(竹下)
ありがとうございました。
(小高)
新生活フロッピー『健康のつボ~肺がんについて~』でした。
水曜日のこのコーナーは『健康のつボ~肺がんについて~』。日本人の死因第1位のがんの中でも死亡者数が一番多い肺がんについて、一宮西病院・呼吸器内科部長の竹下正文(たけしたまさふみ)先生に教えていただきます。先生よろしくお願いします。
(つボイ)
よろしくお願いいたします。
(竹下)
よろしくお願いします。
(小高)
今週が肺がんシリーズの最終回ということになりますが、最近は薬物治療も本当に進歩していて、5年生存率というのは肺がん全体でなんと30%から40%とどんどん高くなってきてました。特にステージ1だと80%。ステージ2だと50%以上と、高い数字で治療ができるということになることはありますね。
(つボイ)
ということは、ステージ1というか、早く見つけることが大事と。
(竹下)
肺がんの早期発見の難しいところは、肺がんには自覚症状がなかなかないんですね。肺がんの症状として、咳、息切れなどありますが、肺がんだけの特異的な症状ではないので…。
(つボイ)
咳とかだと風邪の症状だもんね。
(竹下)
そうですね、普通の呼吸器疾患で起こるような症状なんです。ただ、本当にそれが肺がんの症状だった場合、その症状が出るときというのはがんがある程度進行している可能性があるんです。
(小高)
ええ…。咳の症状だけで既にがんが進行している可能性があるのであれば、本当はもっと早く発見したいんですけど、何かいい方法はありますか?
(竹下)
早期発見して治療を受けるまでに必要なことは健診なんです。
(つボイ)
ふむふむ。
(竹下)
40歳以上の方であれば、男女問わず、年に1回は健診を受けるということが大事なります。
(小高)
肺がんが見つかる健診というのはやはりレントゲンですか?
(竹下)
そうですね、肺がん健診は問診としてお話しを聞くのと、胸のレントゲン写真です。それに加えて、50歳以上でタバコを吸っている方は喀痰細胞診(かくたんさいぼうしん)というのがあります。
(小高)
なるほどね。
(つボイ)
レントゲンといったら昔からあるようなものですけど、やっぱりレントゲンなんですか。
(竹下)
そうですね。レントゲンで異常があれば次に進むんですけど、それがCTですね。輪切りにした写真を撮って…。
(つボイ)
これは昔はなかったね。レントゲンしかなかったから。
(竹下)
さらにCTでがんが疑われたら、全身を調べていくようなPET検査という検査をするだとか、脳の検査するとかで全身の広がりを見ることになります。
(小高)
レントゲンで発見されるのは、もちろんステージ2、3、4とかだと分かるでしょうけど、どのぐらいから発見できるんですか?
(竹下)
ステージ1や2でもこう分かるんですけど、濃度が低いとレントゲンでは分かりにくいし、サイズが1.5cmくらいあれば分かるんですけど、なかなかそれ以下のものは難しいというのと、レントゲンだと真ん中にあると他の臓器と重なるので、分かりにくいというのもあるんですね。
(小高)
だからこそ定期的に健診を受けて、発見したらすぐ治療するというような流れ?
(竹下)
そうですね。前の年と比較するというのが大事なので。健診で見つかったがんは8割ぐらい治るといわれているので、早い段階で見つけるというのが一番いいんです。
ただ愛知県の健診受診率は低くて40%ぐらいとなっているので、これを50%を超えるぐらいまで持っていければいいのかなって思っています。
(小高)
自覚症状があるとちょっと不安になって健診を受けようかとか先生に診てもらおうかと思うけど、忙しさを優先させちゃって、何も症状がないと「まあ今年はいいや」ってなっちゃうんだけど、そこが分かれ道ね…。
(つボイ)
まあ普通に他の病気もあるから年に1回健康診断行けば、必ずレントゲン入ってますからね。そこで見つけて助けてもらえるかもしれん。
(竹下)
そうですね。
(小高)
健診率が上がれば、もっと肺がんもね。
(竹下)
もっと肺がんの早い段階で見つけれる可能性ってのあると思います。
(つボイ)
皆さんも健診率をもっと上げて、肺がんで亡くなる方を減らしたいですね。
(竹下)
もう本当にそうですよね。
(小高)
ということで、ここ数回にわたりまして先生に肺がんについて色々教えていただきました。諦めるなというのと、早く見つけようということでしたね!一宮西病院の竹下先生でした。どうもありがとうございました。
(竹下)
ありがとうございました。
(小高)
新生活フロッピー『健康のつボ~肺がんについて~』でした。