第5回 アカギレが治らない?
(小高)
水曜日のこのコーナーは『健康のつボ~足は第二の心臓~』。血管が専門の先生に血管の病気についてお話を伺います。ゲストは一宮西病院・循環器内科医長の市橋敬(いちはしけい)先生です。よろしくお願いします。
(つボイ)
よろしくお願いいたします。
(市橋)
よろしくお願いします。
(つボイ)
お便りを一宮のピンピンダラリンさんから頂いております。「心筋梗塞を起こして入院した一宮西病院でカテーテルステント手術をしてくれたのは市橋先生であり、今は主治医ですので、番組でのお話を一層注目しております。」
(市橋)
ありがとうございます。
(小高)
このコーナーは「~足は第二の心臓~」ということで足についてお話してますが、改めて先生の専門は何なのですか?
(市橋)
元々心臓が専門でしたが、心臓の血管と全身の血管が見れたらいいなということで、今は足に重点を置いてますが、診療では心臓も診てます。
(小高)
足の血管が悪いと全身の血管にも影響が出てくるというのは前からもずっと言っておりますもんね。
(市橋)
全身病ですからね。
(小高)
足の動脈硬化と聞くとどうしても足が悪くなるのかなと思いますけども、他に様々な病気が隠れて付随している場合があるよと。
(市橋)
脳梗塞になる人もおられますし、ピンピンダラリンさんみたいに心筋梗塞になられる方もおられますので、足の病気で罹られた患者さんでもいろんな病気を持ってる方が多いです。
(小高)
先生順応力高いですね、ペンネームでお呼びするとは。
(つボイ)
ははは。先生が真面目に呼ぶと違和感があるのよ、なんか。私らが呼んでこそ違和感ないけど。
(小高)
それは置いといて。病気としては心筋梗塞とか脳梗塞と繋がっているけども、足の動脈硬化に関しては割りと検査で発見しやすいと。
(市橋)
そうですね。非常に簡単な検査で、5分程で手と足の血圧を一度に測れる「エービーアイ」という検査があります。おおよそ足の血管が詰まってるかどうかを見つけることができます。
(小高)
検査で見つけることができるということですが、お家でチェックできることはありますか?
(市橋)
この時期だとアカギレができるとか、ちょっとした傷が全く1ヶ月、2ヶ月経っても治らないっていう方は、もしかしたら足の血管が細く、あるいは詰まってる可能性も十分あります。
(小高)
アカギレだと、ドキっとされる方多いですよね?
(市橋)
特に冬ではなくて夏の暖かい時に傷ができてアカギレだと思ってたら、実際は血管が詰まっておりそこからどんどんばい菌が入って悪くなっているという患者さんも過去にはおられました。
(小高)
アカギレが全部それに繋がっているというわけではないんですよね?
(市橋)
ではないですね。
(小高)
アカギレだと思っていたら実は違ったという…
(つボイ)
血管がつまっているという信号になるというわけですね。
(市橋)
そういうことですね。こういった状況の方は重症下肢虚血(じゅうしょうかしきょけつ)といい,足の血管病の一番重症な段階といえます。
(つボイ)
重症…。放っておくとどうなるのでしょうか?
(市橋)
放っておくと、指の先が黒くなって壊死を起こします。そうなると、やもえず切断することになる可能性も十分あります。
(小高)
いやいや、でもそこに向かっていく段階だったら、ひどくなった時点で痛くて「これはいかん!」みたいなことならないのですか?
(市橋)
特に糖尿病を患っている患者さんですと、痛みに対する感覚が鈍くなってますので、傷がひどくなってもご自身で気づかないということも往々にしててあります。
(つボイ)
あ~。私の知り合いもおりましたよ。
(小高)
そんなに気づかないものですか?
(市橋)
画鋲を踏んでても全く気付かなかった患者さんも過去にはおられましたね。
(小高)
おっ。それはすごいですね。
(つボイ)
小高さんは人の足踏んで全く気づかないときある。
(小高)
ははは。それはちょっとわざとの時がある。じゃあアカギレだと思わずに疑った方がいい時もあると。
(市橋)
治りが遅い時は一度診てもらった方がいいかなと思います。
(つボイ)
やはり知らないかんね、いろいろ。
(小高)
今日も一つ勉強しました。一宮西病院の市橋敬先生でした。新生活フロッピー『健康のつボ~足は第二の心臓~』でした。
水曜日のこのコーナーは『健康のつボ~足は第二の心臓~』。血管が専門の先生に血管の病気についてお話を伺います。ゲストは一宮西病院・循環器内科医長の市橋敬(いちはしけい)先生です。よろしくお願いします。
(つボイ)
よろしくお願いいたします。
(市橋)
よろしくお願いします。
(つボイ)
お便りを一宮のピンピンダラリンさんから頂いております。「心筋梗塞を起こして入院した一宮西病院でカテーテルステント手術をしてくれたのは市橋先生であり、今は主治医ですので、番組でのお話を一層注目しております。」
(市橋)
ありがとうございます。
(小高)
このコーナーは「~足は第二の心臓~」ということで足についてお話してますが、改めて先生の専門は何なのですか?
(市橋)
元々心臓が専門でしたが、心臓の血管と全身の血管が見れたらいいなということで、今は足に重点を置いてますが、診療では心臓も診てます。
(小高)
足の血管が悪いと全身の血管にも影響が出てくるというのは前からもずっと言っておりますもんね。
(市橋)
全身病ですからね。
(小高)
足の動脈硬化と聞くとどうしても足が悪くなるのかなと思いますけども、他に様々な病気が隠れて付随している場合があるよと。
(市橋)
脳梗塞になる人もおられますし、ピンピンダラリンさんみたいに心筋梗塞になられる方もおられますので、足の病気で罹られた患者さんでもいろんな病気を持ってる方が多いです。
(小高)
先生順応力高いですね、ペンネームでお呼びするとは。
(つボイ)
ははは。先生が真面目に呼ぶと違和感があるのよ、なんか。私らが呼んでこそ違和感ないけど。
(小高)
それは置いといて。病気としては心筋梗塞とか脳梗塞と繋がっているけども、足の動脈硬化に関しては割りと検査で発見しやすいと。
(市橋)
そうですね。非常に簡単な検査で、5分程で手と足の血圧を一度に測れる「エービーアイ」という検査があります。おおよそ足の血管が詰まってるかどうかを見つけることができます。
(小高)
検査で見つけることができるということですが、お家でチェックできることはありますか?
(市橋)
この時期だとアカギレができるとか、ちょっとした傷が全く1ヶ月、2ヶ月経っても治らないっていう方は、もしかしたら足の血管が細く、あるいは詰まってる可能性も十分あります。
(小高)
アカギレだと、ドキっとされる方多いですよね?
(市橋)
特に冬ではなくて夏の暖かい時に傷ができてアカギレだと思ってたら、実際は血管が詰まっておりそこからどんどんばい菌が入って悪くなっているという患者さんも過去にはおられました。
(小高)
アカギレが全部それに繋がっているというわけではないんですよね?
(市橋)
ではないですね。
(小高)
アカギレだと思っていたら実は違ったという…
(つボイ)
血管がつまっているという信号になるというわけですね。
(市橋)
そういうことですね。こういった状況の方は重症下肢虚血(じゅうしょうかしきょけつ)といい,足の血管病の一番重症な段階といえます。
(つボイ)
重症…。放っておくとどうなるのでしょうか?
(市橋)
放っておくと、指の先が黒くなって壊死を起こします。そうなると、やもえず切断することになる可能性も十分あります。
(小高)
いやいや、でもそこに向かっていく段階だったら、ひどくなった時点で痛くて「これはいかん!」みたいなことならないのですか?
(市橋)
特に糖尿病を患っている患者さんですと、痛みに対する感覚が鈍くなってますので、傷がひどくなってもご自身で気づかないということも往々にしててあります。
(つボイ)
あ~。私の知り合いもおりましたよ。
(小高)
そんなに気づかないものですか?
(市橋)
画鋲を踏んでても全く気付かなかった患者さんも過去にはおられましたね。
(小高)
おっ。それはすごいですね。
(つボイ)
小高さんは人の足踏んで全く気づかないときある。
(小高)
ははは。それはちょっとわざとの時がある。じゃあアカギレだと思わずに疑った方がいい時もあると。
(市橋)
治りが遅い時は一度診てもらった方がいいかなと思います。
(つボイ)
やはり知らないかんね、いろいろ。
(小高)
今日も一つ勉強しました。一宮西病院の市橋敬先生でした。新生活フロッピー『健康のつボ~足は第二の心臓~』でした。