第1回 足の動脈硬化は「病山の一角」
(小高)
今日からこのコーナーは『健康のつボ~足は第二の心臓~』。血管が専門の先生に血管の病気についてお話を伺います。ゲストは一宮西病院・循環器内科医長の市橋敬(いちはしけい)先生です。よろしくお願いします。
(つボイ)
よろしくお願いいたします。
(市橋)
よろしくお願いします。
(つボイ)
このコーナーにメッセージをいただいております。ジーフォーチャレンジャーさんから『いつも番組に来られる医師の先生が、皆さん誠実そうで穏やかで話が分かりやすいです。お声だけですがその感じが伝わってきます。私が通っている病院もいいところですが、一宮西病院も近くだったら罹りたいなあと思わせられます。』とお便りをいただいております。
(小高)
今日からは市橋先生ということで、このコーナーでは初めてお話を伺います。
(つボイ)
今まではいい先生だったけどどうかしら、とね。
(小高)
そうそうそう。
(市橋)
あの、お手柔らかにお願いいたします。
(小高)
ははは。はい、お願いいたします。市橋先生は循環器内科の医長ということでいらっしゃいますが、専門は何ですか?
(市橋)
私は足の血管、動脈ですね。下肢動脈のいわゆるカテーテル治療というものを専門にやらさせて頂いております。
(つボイ)
今まで脳や心臓と上の方の話が多かったけど、今回は違うのですね。
(小高)
下の話ですね。
(つボイ)
得意だよ。ちがう?
(小高)
足の話ですね。
(市橋)
ははは。そうです、足の血管の話です。心臓ではないですが、日本人の死因の第二位が心臓血管病ということで、これに多いのが心筋梗塞ということ考えますと、血管の病気が日本人の死亡理由の第二位と考えてもいいかもしれませんので…
(小高)
どちらも血管というわけですね。
(つボイ)
血管のトラブルで起こってくる病気ということで足に出るのか、心臓にでるのかということですよね。
(市橋)
そういうことです。
(小高)
足の病気というとどんなものがあるんでしょうか?
(市橋)
いわゆる、足の血管が詰まってしまうと歩いていて足がだるくなったりする病気ですね。もっとひどくなると足の指先が黒くなって壊死を起こしてしまうような病気があります。また足の血管が詰まる「動脈硬化」がある方ですと、同時に心臓の動脈が詰まる、いわゆる『狭心症』や『心筋梗塞』あるいは『脳梗塞』の予備軍の可能性も高くなってきます。
(小高)
そうか。同じ血管の病気だから、足の血管が詰まりがちな人は心臓も脳も詰まりがちなんですね。
(市橋)
その通りですね。全員がそういうわけではありませんが、確率的にも高くなると。
(つボイ)
動脈硬化も生活習慣から起こってくるということですから。そうすると、そういう生活をしてると足も脳も全て、血管に悪い所が出てきてしまうということですね。
(小高)
足の血管が詰まっていると、脳の血管も詰まっているというのはデータもあるのでしょうか?
(市橋)
足の動脈硬化がある患者さんの大体40%~45%に心臓の病気を抱えてる、あるいは脳梗塞の発症予備軍であるというデータもありました。
(つボイ)
半分近いですね!
(市橋)
そういうことですね。足の血管で起こる動脈硬化は『氷山の一角』ではなくて『病山の一角』と考えております。
(小高)
「心臓の血管がちょっと詰まりかけてますよ」とか「脳の血管が詰まりかけてますよ」と聞くと、皆「病院に行かなきゃ!!」と焦ると思うんですけど、足だとそんなに焦らないですよね。そういう意識の違いがあったりすると思うんですけど、実は繋がっているんですね。
(市橋)
そうなんです。足で命を無くすって関連付けがたいんですけれども、足の血管の方から心臓を調べてみるとボロボロで、調べて良かったねっていう患者さんが多いのは事実ですね。
(小高)
じゃあ足の血管が詰まるというのもかなり怖いですよね。
(つボイ)
なんか、今までと違った視線で体のことを教えていただけそうな感じがします。
(小高)
よかった!今回の先生も優しそうな方で。いろいろ伺って私たちの知識を高めていきましょう。ということで、一宮西病院の市橋敬先生にお話を伺いました!ありがとうございました。新生活フロッピー『健康のつボ~足は第二の心臓~』でした。
今日からこのコーナーは『健康のつボ~足は第二の心臓~』。血管が専門の先生に血管の病気についてお話を伺います。ゲストは一宮西病院・循環器内科医長の市橋敬(いちはしけい)先生です。よろしくお願いします。
(つボイ)
よろしくお願いいたします。
(市橋)
よろしくお願いします。
(つボイ)
このコーナーにメッセージをいただいております。ジーフォーチャレンジャーさんから『いつも番組に来られる医師の先生が、皆さん誠実そうで穏やかで話が分かりやすいです。お声だけですがその感じが伝わってきます。私が通っている病院もいいところですが、一宮西病院も近くだったら罹りたいなあと思わせられます。』とお便りをいただいております。
(小高)
今日からは市橋先生ということで、このコーナーでは初めてお話を伺います。
(つボイ)
今まではいい先生だったけどどうかしら、とね。
(小高)
そうそうそう。
(市橋)
あの、お手柔らかにお願いいたします。
(小高)
ははは。はい、お願いいたします。市橋先生は循環器内科の医長ということでいらっしゃいますが、専門は何ですか?
(市橋)
私は足の血管、動脈ですね。下肢動脈のいわゆるカテーテル治療というものを専門にやらさせて頂いております。
(つボイ)
今まで脳や心臓と上の方の話が多かったけど、今回は違うのですね。
(小高)
下の話ですね。
(つボイ)
得意だよ。ちがう?
(小高)
足の話ですね。
(市橋)
ははは。そうです、足の血管の話です。心臓ではないですが、日本人の死因の第二位が心臓血管病ということで、これに多いのが心筋梗塞ということ考えますと、血管の病気が日本人の死亡理由の第二位と考えてもいいかもしれませんので…
(小高)
どちらも血管というわけですね。
(つボイ)
血管のトラブルで起こってくる病気ということで足に出るのか、心臓にでるのかということですよね。
(市橋)
そういうことです。
(小高)
足の病気というとどんなものがあるんでしょうか?
(市橋)
いわゆる、足の血管が詰まってしまうと歩いていて足がだるくなったりする病気ですね。もっとひどくなると足の指先が黒くなって壊死を起こしてしまうような病気があります。また足の血管が詰まる「動脈硬化」がある方ですと、同時に心臓の動脈が詰まる、いわゆる『狭心症』や『心筋梗塞』あるいは『脳梗塞』の予備軍の可能性も高くなってきます。
(小高)
そうか。同じ血管の病気だから、足の血管が詰まりがちな人は心臓も脳も詰まりがちなんですね。
(市橋)
その通りですね。全員がそういうわけではありませんが、確率的にも高くなると。
(つボイ)
動脈硬化も生活習慣から起こってくるということですから。そうすると、そういう生活をしてると足も脳も全て、血管に悪い所が出てきてしまうということですね。
(小高)
足の血管が詰まっていると、脳の血管も詰まっているというのはデータもあるのでしょうか?
(市橋)
足の動脈硬化がある患者さんの大体40%~45%に心臓の病気を抱えてる、あるいは脳梗塞の発症予備軍であるというデータもありました。
(つボイ)
半分近いですね!
(市橋)
そういうことですね。足の血管で起こる動脈硬化は『氷山の一角』ではなくて『病山の一角』と考えております。
(小高)
「心臓の血管がちょっと詰まりかけてますよ」とか「脳の血管が詰まりかけてますよ」と聞くと、皆「病院に行かなきゃ!!」と焦ると思うんですけど、足だとそんなに焦らないですよね。そういう意識の違いがあったりすると思うんですけど、実は繋がっているんですね。
(市橋)
そうなんです。足で命を無くすって関連付けがたいんですけれども、足の血管の方から心臓を調べてみるとボロボロで、調べて良かったねっていう患者さんが多いのは事実ですね。
(小高)
じゃあ足の血管が詰まるというのもかなり怖いですよね。
(つボイ)
なんか、今までと違った視線で体のことを教えていただけそうな感じがします。
(小高)
よかった!今回の先生も優しそうな方で。いろいろ伺って私たちの知識を高めていきましょう。ということで、一宮西病院の市橋敬先生にお話を伺いました!ありがとうございました。新生活フロッピー『健康のつボ~足は第二の心臓~』でした。