第9回 大腸CT検査は憩室にも有効
小高 毎週この時間は「健康のつボ!~大腸がんの検査~」、一宮西病院 消化器内科部長で消化器内視鏡センター長の東 玲治先生にお話をうかがっています。大腸がんは早期発見がとても重要ということで、便潜血検査、検便で陽性になったら必ず二次検査を受けてほしいということでしたね。
つボイ その二次検査ですけども、いろんな方法がありますが、基本は「大腸内視鏡検査」いわゆる大腸カメラですね。もう一つは受ける患者さんの負担が少ないという「大腸CT検査」と、こういうことでしたね。
小高 2つのこのコーナーでご紹介いただきました。便潜血検査の陽性判定が必ずしもがんではないということもあって、最近ではこの「大腸CT検査」で二次検査する人も増えてきているそうなんです。この「大腸CT検査」、大腸の憩室という状態の発見にも有効であるとか。この“憩室”ってというのは一体何なんでしょうか。東先生です。
つボイ その二次検査ですけども、いろんな方法がありますが、基本は「大腸内視鏡検査」いわゆる大腸カメラですね。もう一つは受ける患者さんの負担が少ないという「大腸CT検査」と、こういうことでしたね。
小高 2つのこのコーナーでご紹介いただきました。便潜血検査の陽性判定が必ずしもがんではないということもあって、最近ではこの「大腸CT検査」で二次検査する人も増えてきているそうなんです。この「大腸CT検査」、大腸の憩室という状態の発見にも有効であるとか。この“憩室”ってというのは一体何なんでしょうか。東先生です。
東 “憩室”というのは病気というか、腸の形と言った方がいいのかなと思うんですけど、消化管の壁の一部が外側に突出して、内側から見ると窪んだ様な、袋状の状態のものをいいます。
つボイ 先生、私ね、あると言われた人間なので。しっかり聞かせていただきます!
小高 何か部屋みたいなのができるんですか?
東 部屋というか洞穴のような感じです。
つボイ ポリープとは反対と思えばいい。突出してるか凹んでいるかということ。
小高 それはどこに、消化管のどういうところにできるんですか?
東 全消化管にできるんですけれども、やはり大腸が一番多いです。
小高 つボイさんの前で言うのもなんですが、何か非常にまずいですか?
東 結構皆さんお持ちで、特に症状がなければ、そのまま経過観察ですね。
つボイ 今ちょっと安心して、番組が進められますけども。
小高 でも注視はしなきゃいけないんですかね。
東 お腹が痛くなったり、熱が出たり、場合によってはそこから出血して血便が出たりすることがあります。そのような症状が出た時に外来受診してくださいねという形でお伝えしています。
小高 憩室だけでは特に問題はないけれども、そこに何か症状が出た時にちょっと問題ということですね。
東 そういうことです。
小高 この憩室ってどうしてできるんですか?
東 なかなか難しいんですよ。
つボイ 私もね、心当たりないんですよ(笑)何かあるんですか?
東 やっぱり年齢とともに腸の壁が脆弱になってきたり、腸管の中の内圧が高まるとできやすくなると言われています。どうしてもやはり若年者よりも高齢者の方が多くなります。
小高 憩室ができているかどうかっていうのは、さっき言っていた、さらにそこに症状が出た時にしかわからないんですか?
つボイ 覗いてもらってわかるんですよね?私も発見されました。
東 偶然カメラをした時に見つかったりですとか、この前からお話ししている、大腸のCTとかそういう検査をして初めて見つかります。
つボイ 憩室はどんな悪さをするんですか?
東 大きく二つ病気があります。一つが憩室炎といって、その憩室の中に炎症が起こって、お腹が痛くなったり熱が出て、ひどくなるとその憩室が破れて膿を作ったりとか、あるいは腹膜炎になったりします。かなり痛いです。
小高 これはどういう人がなりやすいとか、どんなことをするとなるとかあるんですか?
東 なかなかなりやすい理由というのははっきりわかっていないです。憩室炎が1回起こった方が重症化しやすいということはある程度わかっていて、タバコを吸う喫煙者の方とか、肥満の方は重症化しやすいと言われてますね。
小高 憩室炎になっちゃうとどんな治療があるんですか?
東 原則はまず絶食していただいて、抗生剤というばい菌を殺すようなお薬での治療になります。ちょっとひどくなって穴が開いて膿がたまるとか、あるいは腹膜炎のようなひどい状態になりますと、手術を行うような場合も中にはあります。
小高 憩室炎があるというだけでは、そんなにビクビクしなくてもいいという感じですかね。
つボイ あることを知っておいて、今先生がおっしゃったような症状とか、何かちょっと注意して生活していけたらね。
東 そうですね。
小高 憩室炎の他にはどんな症状があるんですか?
東 憩室出血といって、その窪みから血が出てくる病気があります。特徴的なのが、痛みのない無痛性の血便です。痛みがなく、突然何回も血便が出ると憩室出血を疑います。
つボイ 先生、私ね、あると言われた人間なので。しっかり聞かせていただきます!
小高 何か部屋みたいなのができるんですか?
東 部屋というか洞穴のような感じです。
つボイ ポリープとは反対と思えばいい。突出してるか凹んでいるかということ。
小高 それはどこに、消化管のどういうところにできるんですか?
東 全消化管にできるんですけれども、やはり大腸が一番多いです。
小高 つボイさんの前で言うのもなんですが、何か非常にまずいですか?
東 結構皆さんお持ちで、特に症状がなければ、そのまま経過観察ですね。
つボイ 今ちょっと安心して、番組が進められますけども。
小高 でも注視はしなきゃいけないんですかね。
東 お腹が痛くなったり、熱が出たり、場合によってはそこから出血して血便が出たりすることがあります。そのような症状が出た時に外来受診してくださいねという形でお伝えしています。
小高 憩室だけでは特に問題はないけれども、そこに何か症状が出た時にちょっと問題ということですね。
東 そういうことです。
小高 この憩室ってどうしてできるんですか?
東 なかなか難しいんですよ。
つボイ 私もね、心当たりないんですよ(笑)何かあるんですか?
東 やっぱり年齢とともに腸の壁が脆弱になってきたり、腸管の中の内圧が高まるとできやすくなると言われています。どうしてもやはり若年者よりも高齢者の方が多くなります。
小高 憩室ができているかどうかっていうのは、さっき言っていた、さらにそこに症状が出た時にしかわからないんですか?
つボイ 覗いてもらってわかるんですよね?私も発見されました。
東 偶然カメラをした時に見つかったりですとか、この前からお話ししている、大腸のCTとかそういう検査をして初めて見つかります。
つボイ 憩室はどんな悪さをするんですか?
東 大きく二つ病気があります。一つが憩室炎といって、その憩室の中に炎症が起こって、お腹が痛くなったり熱が出て、ひどくなるとその憩室が破れて膿を作ったりとか、あるいは腹膜炎になったりします。かなり痛いです。
小高 これはどういう人がなりやすいとか、どんなことをするとなるとかあるんですか?
東 なかなかなりやすい理由というのははっきりわかっていないです。憩室炎が1回起こった方が重症化しやすいということはある程度わかっていて、タバコを吸う喫煙者の方とか、肥満の方は重症化しやすいと言われてますね。
小高 憩室炎になっちゃうとどんな治療があるんですか?
東 原則はまず絶食していただいて、抗生剤というばい菌を殺すようなお薬での治療になります。ちょっとひどくなって穴が開いて膿がたまるとか、あるいは腹膜炎のようなひどい状態になりますと、手術を行うような場合も中にはあります。
小高 憩室炎があるというだけでは、そんなにビクビクしなくてもいいという感じですかね。
つボイ あることを知っておいて、今先生がおっしゃったような症状とか、何かちょっと注意して生活していけたらね。
東 そうですね。
小高 憩室炎の他にはどんな症状があるんですか?
東 憩室出血といって、その窪みから血が出てくる病気があります。特徴的なのが、痛みのない無痛性の血便です。痛みがなく、突然何回も血便が出ると憩室出血を疑います。
つボイ はい。今言っていたとおり、私憩室持ちでございます。何か症状が出たら、すぐ病院行こうかなと思います。
小高 今は何もないけど、ということですね。この憩室の発見にも有用という、この大腸CT検査ですね。来週は改めて二次検査で行う「大腸内視鏡検査」と「大腸CT検査」。このメリットとデメリットを東先生にお話していただきます。
そしてこのコーナー「健康のつボ!」では、いろいろな病気について専門家の先生に解説していただいております。みなさんもテーマとして取り上げてほしい病気や症状などがありましたら、このコーナーまでお寄せください。専門の先生に教えていただきます。
つボイ はい、質問お待ちいたしております!
小高 「健康のつボ!~大腸がんの検査~」でした。
小高 今は何もないけど、ということですね。この憩室の発見にも有用という、この大腸CT検査ですね。来週は改めて二次検査で行う「大腸内視鏡検査」と「大腸CT検査」。このメリットとデメリットを東先生にお話していただきます。
そしてこのコーナー「健康のつボ!」では、いろいろな病気について専門家の先生に解説していただいております。みなさんもテーマとして取り上げてほしい病気や症状などがありましたら、このコーナーまでお寄せください。専門の先生に教えていただきます。
つボイ はい、質問お待ちいたしております!
小高 「健康のつボ!~大腸がんの検査~」でした。