東　大腸がんの発生は、生活習慣と関わりがあると言われておりまして、一つは喫煙や飲酒、あと肥満などが大腸がんの発生リスクが高まると言われています。

つボイ　はい。もうドキドキしながら聞いておりますよ。

小高　消化器官なんで飲酒とか肥満なんかはよくないんだろうなっていうのは、何となく直結してわかるんですが、喫煙もやっぱりダメなんですか？

東　ダメなんですよね。有毒物質ですから。

小高　食生活でこういうのはあまり食べない方がいいぞとかありますか？

東　加工肉や赤い肉の摂り過ぎが良くないと言われていまして、食べてはいけないという話ではなくて、食べ過ぎると良くないということです。

つボイ　加工肉というのは具体的に何ですか？

東　ベーコンとかソーセージとかです。

つボイ　好きなんやけどなぁ～。

東　摂りすぎたらダメってことです。

小高　赤身の肉ってなんか良さそうな感じなんですけど。

つボイ　赤身の方がなんかヘルシーな感じがするんですけど。

東　そうではないんですよね。

小高　そこまで過敏になる必要はないけど、摂りすぎるのはよくないぞと。逆に摂った方がいいものってありますか？

東　野菜とか果物とかですね。あと牛乳や乳製品が良いと言われています。ただ、高脂肪の乳製品、バターとかクリームは摂りすぎるのは良くないです。

つボイ　好きなものだと、ここまでは摂り過ぎじゃないだろうとかって勝手に何か基準決めちゃいますよね（笑）

小高　美味しいものは困りますね（笑）でも食生活に関しては、やっぱり神経質になり過ぎることはないけれども、一般的に生活習慣病に良くないと言われるものがダメなんですね。そうなってくると、やっぱり運動もした方がいいってことですか？

東　そうですね。これは大腸がんだけじゃなくて、がん全般に運動することは、発がんリスクを低減できると言われています。

つボイ　まずは肥満とかもちょっと防いだりしますもんね。

東　それもあると思います。あと運動すると、大腸の場合、大腸が活発に動きますので、そういうのが大腸がんの予防になってるのではないかとも言われています。

つボイ　どのくらいの体の動かし方がよろしいんでしょう。

東　基本的に有酸素運動と言われまして、一般的にウォーキングくらいの少し軽く汗がにじむぐらいのがいいと言われてますね。

小高　マッチョになるぞって。筋肉をガンガン作るような、ああいう運動ではなくて。

東　はい。

小高　こうやって聞くと、やっぱり生活習慣病とか、あとがん全般に言われることに大腸がんも当てはまるなと思いますね。

東　その通りだと思います。

小高　そうなってくると、普段の生活の中で若干気を付けることがいくつかあるのに加えて、今回ずっとお話いただいている検診が必要になってくると。

東　大腸がんの場合、40歳を過ぎると徐々に大腸がんの発がん率が高くなってきますので、やっぱり40歳頃から始まる大腸がんの検診を必ず受けるようにしていただきたいです。

小高　１回検診したら５年ぐらいはいけるかなとか、そういうことでもないんですね。

東　毎年受けていただいた方がよろしいかと思います。

つボイ　はい。やっぱり生活習慣病とがんというのは、今のお話を聞いても密接なものなんだなと思いますね。

小高　そうですね。いかに生活習慣が大事かというね、食生活、運動、肥満にならないなど。結局これ自分たちでできることでもありますので、やっていきたいですね。来週は東先生に大腸がんのまとめをしていただきます。

そしてこのコーナー「健康のつボ！」では、いろいろな病気について専門家の先生に解説していただいております。みなさんもテーマとして取り上げてほしい病気や症状などがありましたら、このコーナーまでお寄せください。専門の先生に教えていただきます。

つボイ　はい、質問お待ちいたしております！

小高　「健康のつボ！～大腸がんの検査～」でした。