第5回 危険な頭痛で後悔しないために
小高 毎週この時間は「健康のつボ!~頭痛について」、怖い頭痛の見分け方、つらい頭痛の治し方について、一宮西病院 副院長 脳神経内科部長の山口敬二先生に教えていただきます。
つボイ 頭痛の中でも“危険な頭痛”は脳にダメージを与えたり、場合によっては死に至る、ということで早期の治療が必要になります。
小高 今日は“危険な頭痛”で後悔しないためにはどうしたらいいか、山口先生に教えていただきます。
つボイ 頭痛の中でも“危険な頭痛”は脳にダメージを与えたり、場合によっては死に至る、ということで早期の治療が必要になります。
小高 今日は“危険な頭痛”で後悔しないためにはどうしたらいいか、山口先生に教えていただきます。
山口 脳というのはこれまでも話してきましたが、1度ダメージを受けると回復するのは非常に難しい臓器なので、悪化する前になるべく早く対処することが重要になります。早く受診して早く検査を受けて、取り返しがつかないことになる前に手を打つというのが重要になります。皆さんに気をつけていただきたいポイントとしては、ためらわずなるべく早く病院に受診すること。ためらうのは後悔の元ですので、まずすぐに病院行ってほしいです。
小高 はい。そして、そういう時はどのような病院を受診したらいいんでしょうか?
山口 そうですね。やはり頭痛って簡単そうですけど、意外に診断が難しいんですね。ですから、適切な頭痛の診療ができる病院に行かないと、検査が不十分であったり、診断がちょっとずれていたりすることがあるので、やはり専門の頭痛の先生、頭痛が見られる神経内科や脳神経外科のある病院に行くのがまず基本になります。
つボイ・小高 はい。
山口 特に危険な頭痛が疑われる場合は、手術などの処置が緊急で必要になる場合もありますので、頭痛を専門とする先生がいて、緊急で処置ができるような病院を選んだ方がいいです。特に緊急性が高いと思った場合、病院を選ぶことは重要になります。
つボイ・小高 はい。
山口 そのような病院を日頃から調べておければいいんですが、調べるのが大変だと思われたら、一つの方法としてはかかりつけの先生にどこがいいか聞いておくということが重要です。かかりつけ医の先生たちは地域のそういった情報を非常によく存じ上げておりますので、相談しておくといいと思います。しかしながら、一刻を争うような頭痛かもしれないと思った場合に、かかりつけの先生に相談している間に手遅れになることもありますから、選んで後悔するよりも呼ばないで後悔することが多いですので、ためらわずに救急車を呼ぶことが非常に重要です。迅速な行動が、自分の命を守ったり、自分の将来を守ることになりますので、とにかくためらわないことが重要になると思います。
つボイ 救急隊員の方にこの症状だったらこの病院に運ぶという判断をしてもらえるわけですよね。
山口 その通りです。
小高 他に注意することはありますか?
山口 そうですね、やはり検査がすごく重要です。特に危険な頭痛で後悔しないためには、検査を怠らないということが重要になります。例えば、危険な頭痛の代表でくも膜下出血がありますが、この病気の原因はほとんどが動脈瘤という血管にこぶみたいなものができて、破れやすくなっているところが大きくなって破裂して起きます。動脈瘤が大きくなっていったら症状が出るんじゃないかと思われるかもしれませんが、破れるまで症状が出ないものがほとんどなんです。つまり、発症した時にはもう手遅れということです。
つボイ うわ~!大変なこっちゃ!
山口 どうやったら防げるかというと、事前に検査をして動脈瘤を見つけておかないといけないんですね。
小高 動脈瘤はこぶだからMRIとかで診れるんですか?
山口 MRIだと診れるんです。CTはよほど大きくないとやっぱり見抜けないことが多いので、MRIを撮っておくということが重要になりますね。
つボイ ここにこぶがありますから気を付けてくださいよということですね。
山口 大きくなってきたら脳外科の先生が破れないような処置をしてくれますので、くも膜下出血になることを防ぐことができるんですね。
つボイ・小高 ほぉ~。
山口 ですから、事前に見つけられるかが鍵なんですが、検査を受けなきゃいけないんです。
小高 症状がないからなかなか難しいですよね。
山口 症状がない方を病院では検査してくれませんので、こういう場合は脳ドックを活用して、時々大丈夫かどうか診てもらうといいです。
つボイ 私も人間ドックの時にちょっと診てもらってます。
山口 とてもいいことだと思います。ただですね、もし頭痛があるのであれば、我々としては検査をしてあげることができますので、MRIしませんか?ってよく勧めるんですよ。検査をしっかり受けておくことが将来後悔しないために非常に重要になりますので、断らずに受けてほしいと思います。我々は、これは多分安全だろうと思っても、外から絶対安全なんて保証できませんので、責任を持った診療するために検査を必ず勧めるようにしています。そういった機会を捉えて、1回受けておくと、脳ドックを受けなくても検査を受けられますからね。
つボイ そういうことですよね。
小高 頭痛ごときではないんですね。
山口 そうですね。頻繁にやるのはさすがにもったいないので時々で結構なんですが、特に1回も検査をしてないのであれば、1度受けておくと非常に安心が得られます。
つボイ こぶがあるかどうかいうのも診てもらうの大事ですよね。
山口 めちゃくちゃ大事です。
小高 検査、大事です!
小高 はい。そして、そういう時はどのような病院を受診したらいいんでしょうか?
山口 そうですね。やはり頭痛って簡単そうですけど、意外に診断が難しいんですね。ですから、適切な頭痛の診療ができる病院に行かないと、検査が不十分であったり、診断がちょっとずれていたりすることがあるので、やはり専門の頭痛の先生、頭痛が見られる神経内科や脳神経外科のある病院に行くのがまず基本になります。
つボイ・小高 はい。
山口 特に危険な頭痛が疑われる場合は、手術などの処置が緊急で必要になる場合もありますので、頭痛を専門とする先生がいて、緊急で処置ができるような病院を選んだ方がいいです。特に緊急性が高いと思った場合、病院を選ぶことは重要になります。
つボイ・小高 はい。
山口 そのような病院を日頃から調べておければいいんですが、調べるのが大変だと思われたら、一つの方法としてはかかりつけの先生にどこがいいか聞いておくということが重要です。かかりつけ医の先生たちは地域のそういった情報を非常によく存じ上げておりますので、相談しておくといいと思います。しかしながら、一刻を争うような頭痛かもしれないと思った場合に、かかりつけの先生に相談している間に手遅れになることもありますから、選んで後悔するよりも呼ばないで後悔することが多いですので、ためらわずに救急車を呼ぶことが非常に重要です。迅速な行動が、自分の命を守ったり、自分の将来を守ることになりますので、とにかくためらわないことが重要になると思います。
つボイ 救急隊員の方にこの症状だったらこの病院に運ぶという判断をしてもらえるわけですよね。
山口 その通りです。
小高 他に注意することはありますか?
山口 そうですね、やはり検査がすごく重要です。特に危険な頭痛で後悔しないためには、検査を怠らないということが重要になります。例えば、危険な頭痛の代表でくも膜下出血がありますが、この病気の原因はほとんどが動脈瘤という血管にこぶみたいなものができて、破れやすくなっているところが大きくなって破裂して起きます。動脈瘤が大きくなっていったら症状が出るんじゃないかと思われるかもしれませんが、破れるまで症状が出ないものがほとんどなんです。つまり、発症した時にはもう手遅れということです。
つボイ うわ~!大変なこっちゃ!
山口 どうやったら防げるかというと、事前に検査をして動脈瘤を見つけておかないといけないんですね。
小高 動脈瘤はこぶだからMRIとかで診れるんですか?
山口 MRIだと診れるんです。CTはよほど大きくないとやっぱり見抜けないことが多いので、MRIを撮っておくということが重要になりますね。
つボイ ここにこぶがありますから気を付けてくださいよということですね。
山口 大きくなってきたら脳外科の先生が破れないような処置をしてくれますので、くも膜下出血になることを防ぐことができるんですね。
つボイ・小高 ほぉ~。
山口 ですから、事前に見つけられるかが鍵なんですが、検査を受けなきゃいけないんです。
小高 症状がないからなかなか難しいですよね。
山口 症状がない方を病院では検査してくれませんので、こういう場合は脳ドックを活用して、時々大丈夫かどうか診てもらうといいです。
つボイ 私も人間ドックの時にちょっと診てもらってます。
山口 とてもいいことだと思います。ただですね、もし頭痛があるのであれば、我々としては検査をしてあげることができますので、MRIしませんか?ってよく勧めるんですよ。検査をしっかり受けておくことが将来後悔しないために非常に重要になりますので、断らずに受けてほしいと思います。我々は、これは多分安全だろうと思っても、外から絶対安全なんて保証できませんので、責任を持った診療するために検査を必ず勧めるようにしています。そういった機会を捉えて、1回受けておくと、脳ドックを受けなくても検査を受けられますからね。
つボイ そういうことですよね。
小高 頭痛ごときではないんですね。
山口 そうですね。頻繁にやるのはさすがにもったいないので時々で結構なんですが、特に1回も検査をしてないのであれば、1度受けておくと非常に安心が得られます。
つボイ こぶがあるかどうかいうのも診てもらうの大事ですよね。
山口 めちゃくちゃ大事です。
小高 検査、大事です!
つボイ 普段からかかりつけの先生に相談して、どんな病院がいいのか情報を得ておくというのは大切なことだと思います。
小高 それでもいざという時はやっぱり救急車ですね。早いだけではなく、症状からどこの病院がふさわしいのかって判断もしてくれるそうです。
つボイ 先生の言葉で選んで後悔するよりも、呼ばずに後悔することの方が多いという言葉はね。これは響きますですね。
小高 はい。来週も山口先生に頭痛について教えていただきます。
さて、「健康のつボ!」では、いろいろな病気について専門家の先生に解説していただいております。みなさんもテーマとして取り上げてほしい病気や症状などがありましたら、このコーナーまでお寄せください。専門の先生に教えていただきます。
つボイ はい、質問お待ちいたしております!
小高 「健康のつボ!~頭痛について~」でした。
小高 それでもいざという時はやっぱり救急車ですね。早いだけではなく、症状からどこの病院がふさわしいのかって判断もしてくれるそうです。
つボイ 先生の言葉で選んで後悔するよりも、呼ばずに後悔することの方が多いという言葉はね。これは響きますですね。
小高 はい。来週も山口先生に頭痛について教えていただきます。
さて、「健康のつボ!」では、いろいろな病気について専門家の先生に解説していただいております。みなさんもテーマとして取り上げてほしい病気や症状などがありましたら、このコーナーまでお寄せください。専門の先生に教えていただきます。
つボイ はい、質問お待ちいたしております!
小高 「健康のつボ!~頭痛について~」でした。