第1回 脳神経内科とは?
小高 今週からの「健康のつボ!」は、経験した人はいないくらいポピュラーな病気である頭痛について、一宮西病院 副院長 脳神経内科部長の山口敬二先生に教えていただきます。
つボイ はい。今もありましたけども、頭痛というのは、経験したことのない人を探すのが難しいくらいで、非常に一般的な皆さんよく経験する病気ですよね。また、頭痛の中でも片頭痛で悩んでいる女性の方も多いと聞きますよね。
小高 そんな頭痛、少し休んで痛みが引くのを待つか、頭痛薬を飲むぐらいしか対処法がないような気もするんですが、中には放っておいてはいけない危険な頭痛というのもあるようなんですね。
今回のシリーズでは、そんな頭痛について深堀していきます。今日は山口先生が部長をされている脳神経内科。
この脳神経内科とはどんな診療科なのかというお話からです。
つボイ はい。今もありましたけども、頭痛というのは、経験したことのない人を探すのが難しいくらいで、非常に一般的な皆さんよく経験する病気ですよね。また、頭痛の中でも片頭痛で悩んでいる女性の方も多いと聞きますよね。
小高 そんな頭痛、少し休んで痛みが引くのを待つか、頭痛薬を飲むぐらいしか対処法がないような気もするんですが、中には放っておいてはいけない危険な頭痛というのもあるようなんですね。
今回のシリーズでは、そんな頭痛について深堀していきます。今日は山口先生が部長をされている脳神経内科。
この脳神経内科とはどんな診療科なのかというお話からです。
山口 脳神経内科というのはですね、神経系の病気を扱う内科系の診療科になります。これまでは、脳神経内科ではなくて神経内科と呼ばれていたんですが、神経内科という言葉が心の病を連想させてしまうので、誤解を避けるために脳と神経を診るということで、脳神経内科という名称に変わってきております。
つボイ・小高 はい。
山口 具体的に言うと、脳というのは体の司令塔ですので、その指令を、脊髄あるいは末梢の神経というところに伝えて、手足が動きます。よって指令系統の病気ということになります。
つボイ なるほど。そういう精神的なことじゃなくて、器質性のお話ということですね。
山口 おっしゃる通りです。
小高 病気の名前で言うと、どういうものがあるんですか?
山口 実は神経系の病気は非常に多くて、数え方にもよるんですが、数百あるんじゃないかと言われています。
つボイ・小高 へぇ~。
山口 メジャーな病気で言いますと、脳卒中とか認知症、それからパーキンソン病といって、体の動きがちょっと悪くなる病気であったり、てんかんというところが非常に多くなっております。
小高 やっとなんか、そういうことかってわかりましたけれども、症状とするとどういうものがあるんでしょうか?
山口 本当に多彩な症状があります。例えて言うなら、今回のテーマである頭痛であったり、手足が震えたり、動きが悪くなるといった症状であったり、しゃべれなくなったり、それこそ物忘れもです。脳からの指令で動くような手足の動きの問題であったり、あるいは体から指令を伝えてくる経路がやられますと、手足のしびれとかにも繋がってきます。かなり色々な症状を扱うことになります。
小高 これは大変だ!
つボイ あんたも最近物忘れすごいじゃん。
小高 これね、物忘れは若い時から。性格なんです。多分そうだと思う(笑)
つボイ 性格か病気か診断してもらわないかんな(笑)
小高 先生、今回のテーマは頭痛ということなんですが、頭痛で病院を受診される患者さんというのはやっぱり多いんですか?
山口 頭痛というのは経験したことがない人を探すのが難しいくらい、非常に一般的な症状ですので、病院を受診される方というのは非常に多いですね。正確な数字を割り出すのは難しいんですが、あるデータによりますと、3,000万人から4,000万人の患者さんがいると言われております。
つボイ・小高 ほぉ~。
山口 我々は頭を診る科ですので、頭痛を専門にしています。脳神経内科という科を受診する患者さんの中でも、最も多い症状の一つが頭痛になります。
小高 でも今の流れでいくと、頭痛があるというのは、それだけでは何の病気かわからなくて、ものすごくいっぱい考えられる病気があるってことですよね。
山口 その通りです。
小高 そこからどうやって判明させていくのかっていう!
山口 その辺の話なんかも、今回取り扱っていきたいと思っております。
小高 このシリーズ、頭痛をテーマにどんなお話がうかがえるんでしょうか。
山口 そうですね、頭痛というのは、放っておいても大きな問題になることは少ないんですが、時には脳の深刻な病気で頭痛が出ることもあります。
つボイ・小高 はい。
山口 そのような場合、診断が遅れたり治療が遅れると、後遺症を残すことがありますので、そういった危険な頭痛をどうやって見分けていくかというのが1つのテーマになります。あと、MRIとかCTという検査をよくやるんですが、検査をして異常がないとそれで大丈夫だという結論になりがちなんです。ですが、やはり頭痛というのは本当につらい。寝込んでしまうような頭痛も結構あるので、危険な頭痛でなかったとしても、放っておくと良くない頭痛もありますので、後半ではその放っておけないつらい頭痛についての治し方というテーマを扱っていきたいなと思っています。
小高 これ両方大事ですよ。危険な頭痛はやっぱり見分けなきゃいけないし。
つボイ 命に関わるわけですからね。
小高 危険じゃなくても慢性的にずっと日常生活の中で苦しめられているとなると、クオリティオブライフ(QOL)の問題に関わってきますよね。
山口 やっぱり家庭行事であったり、仕事にも支障が出てくるので、人生の満足とか幸福度も下げてしまっている。傍目には元気に見えるかもしれませんが、放っておくとよろしくない。そういった病気も頭痛の中にあります。
つボイ そりゃ治してもらわないかんな。
小高 両方とっても大事なテーマなんで、シリーズを通じて先生に伺っていきたいと思います。頭痛ってね、しょっちゅうあったりするもんだから、病気って言っていいのかなとか、頭痛ごときで病院に行かなくてもいいんじゃないかななんて思いがちなんですよね。
山口 そうですね。病院に行った方がいい頭痛ってどんな病気か、という話も大変重要ですので、ぜひこのシリーズではその辺も説明していきたいなと思っております。
つボイ・小高 はい。
山口 具体的に言うと、脳というのは体の司令塔ですので、その指令を、脊髄あるいは末梢の神経というところに伝えて、手足が動きます。よって指令系統の病気ということになります。
つボイ なるほど。そういう精神的なことじゃなくて、器質性のお話ということですね。
山口 おっしゃる通りです。
小高 病気の名前で言うと、どういうものがあるんですか?
山口 実は神経系の病気は非常に多くて、数え方にもよるんですが、数百あるんじゃないかと言われています。
つボイ・小高 へぇ~。
山口 メジャーな病気で言いますと、脳卒中とか認知症、それからパーキンソン病といって、体の動きがちょっと悪くなる病気であったり、てんかんというところが非常に多くなっております。
小高 やっとなんか、そういうことかってわかりましたけれども、症状とするとどういうものがあるんでしょうか?
山口 本当に多彩な症状があります。例えて言うなら、今回のテーマである頭痛であったり、手足が震えたり、動きが悪くなるといった症状であったり、しゃべれなくなったり、それこそ物忘れもです。脳からの指令で動くような手足の動きの問題であったり、あるいは体から指令を伝えてくる経路がやられますと、手足のしびれとかにも繋がってきます。かなり色々な症状を扱うことになります。
小高 これは大変だ!
つボイ あんたも最近物忘れすごいじゃん。
小高 これね、物忘れは若い時から。性格なんです。多分そうだと思う(笑)
つボイ 性格か病気か診断してもらわないかんな(笑)
小高 先生、今回のテーマは頭痛ということなんですが、頭痛で病院を受診される患者さんというのはやっぱり多いんですか?
山口 頭痛というのは経験したことがない人を探すのが難しいくらい、非常に一般的な症状ですので、病院を受診される方というのは非常に多いですね。正確な数字を割り出すのは難しいんですが、あるデータによりますと、3,000万人から4,000万人の患者さんがいると言われております。
つボイ・小高 ほぉ~。
山口 我々は頭を診る科ですので、頭痛を専門にしています。脳神経内科という科を受診する患者さんの中でも、最も多い症状の一つが頭痛になります。
小高 でも今の流れでいくと、頭痛があるというのは、それだけでは何の病気かわからなくて、ものすごくいっぱい考えられる病気があるってことですよね。
山口 その通りです。
小高 そこからどうやって判明させていくのかっていう!
山口 その辺の話なんかも、今回取り扱っていきたいと思っております。
小高 このシリーズ、頭痛をテーマにどんなお話がうかがえるんでしょうか。
山口 そうですね、頭痛というのは、放っておいても大きな問題になることは少ないんですが、時には脳の深刻な病気で頭痛が出ることもあります。
つボイ・小高 はい。
山口 そのような場合、診断が遅れたり治療が遅れると、後遺症を残すことがありますので、そういった危険な頭痛をどうやって見分けていくかというのが1つのテーマになります。あと、MRIとかCTという検査をよくやるんですが、検査をして異常がないとそれで大丈夫だという結論になりがちなんです。ですが、やはり頭痛というのは本当につらい。寝込んでしまうような頭痛も結構あるので、危険な頭痛でなかったとしても、放っておくと良くない頭痛もありますので、後半ではその放っておけないつらい頭痛についての治し方というテーマを扱っていきたいなと思っています。
小高 これ両方大事ですよ。危険な頭痛はやっぱり見分けなきゃいけないし。
つボイ 命に関わるわけですからね。
小高 危険じゃなくても慢性的にずっと日常生活の中で苦しめられているとなると、クオリティオブライフ(QOL)の問題に関わってきますよね。
山口 やっぱり家庭行事であったり、仕事にも支障が出てくるので、人生の満足とか幸福度も下げてしまっている。傍目には元気に見えるかもしれませんが、放っておくとよろしくない。そういった病気も頭痛の中にあります。
つボイ そりゃ治してもらわないかんな。
小高 両方とっても大事なテーマなんで、シリーズを通じて先生に伺っていきたいと思います。頭痛ってね、しょっちゅうあったりするもんだから、病気って言っていいのかなとか、頭痛ごときで病院に行かなくてもいいんじゃないかななんて思いがちなんですよね。
山口 そうですね。病院に行った方がいい頭痛ってどんな病気か、という話も大変重要ですので、ぜひこのシリーズではその辺も説明していきたいなと思っております。
つボイ 一口に頭痛と言っても奥が深いということですね。
小高 頭痛ぐらいって思いがちなんですが、やっぱり治るものは治してスッキリとした日々を送りたいですよね。来週からはこの具体的な頭痛の話を山口先生に教えていただきます。
さて、「健康のつボ!」では、いろいろな病気について専門家の先生に解説していただいております。みなさんもテーマとして取り上げてほしい病気や症状などがありましたら、このコーナーまでお寄せください。専門の先生に教えていただきます。
つボイ はい、質問お待ちいたしております!
小高 「健康のつボ!~頭痛について~」でした。
小高 頭痛ぐらいって思いがちなんですが、やっぱり治るものは治してスッキリとした日々を送りたいですよね。来週からはこの具体的な頭痛の話を山口先生に教えていただきます。
さて、「健康のつボ!」では、いろいろな病気について専門家の先生に解説していただいております。みなさんもテーマとして取り上げてほしい病気や症状などがありましたら、このコーナーまでお寄せください。専門の先生に教えていただきます。
つボイ はい、質問お待ちいたしております!
小高 「健康のつボ!~頭痛について~」でした。