第1回 形成外科ってなに?~整形外科との違い
野田 形成外科は、名前だけでは整形外科との区別がつかない方もいらっしゃるかなと思います。
つボイ 私も全然ついておりません!
野田 簡単に説明させていただきますと、整形外科というのは骨・関節や筋肉などの運動器の機能の改善を目指す外科です。 治療対象としては、背骨や骨盤などの大きな骨と手足の四肢の骨などが主な対象となります。具体的には骨折、脱臼、打撲、捻挫、変形性関節症などを扱うのが整形外科です。
一方、形成外科はその表面にある皮膚だったり、皮下組織などの領域を担当しています。病気や怪我、生まれながらの異常などによって、体表面の見た目がよくない状態になったものを治療していく外科になります。骨でいうと顔の骨の骨折は形成外科でやることが多いです。
つボイ なるほど~。だいぶはっきりしてきました。
小高 だからですかね。街のお医者さんで整形外科はよく見かけますけど、形成外科ってあまりないですもんね。
野田 そうですね、形成外科はかなり珍しいかなと思います。
つボイ でも大事なところですよね。
野田 そうですね。大きな病院でも形成外科がない病院もあります。まだ診療科として新しい科でもあるので、すべての病院にあるわけではないんですけれども、大事なところを担当させていただいている科かなと思います。
小高 そうしますと、形成外科ではどんな疾患を診てもらえるんでしょうか?
野田 一番多いのが外傷、お怪我ですね。切れた傷だったり、やけどなどの外傷が多いです。あとは、ほくろや粉瘤といわれるようなものだったり、脂肪腫などの良性の腫瘍から基底細胞がんなどの皮膚の悪性腫瘍も扱っているところもあります。
あとは生まれつき耳が小さかったり、なかったりするような小耳症といわれる病気だったり、唇が割れて生まれてしまう口唇裂という病気など、先天異常といわれるものも形成外科の領域になります。
つボイ なるほど~。
野田 傷あとが異常に治ってしまうケロイドの治療もやっています。
つボイ・小高 ほぉ~。
野田 あとはがんだったり良性腫瘍もそうなんですけど、切除したところが大きく穴が開いてしまったものに関しては、他の場所から皮膚や皮下組織を持ってきて再建というものをします。例えば、乳房再建などがそうですね。まぶたが下がってきて見えづらいという、眼瞼下垂症なども形成外科でやらせていただいています。
つボイ あらま~。やっぱり最初のお話にありましたけど、表面ですよね。
野田 そうですね、体表面の外科になります。
小高 だから形を成すで形成外科ということなんですね。今お聞きしてると、単独というよりはほかのいろんな病気や怪我だったり、手術だったりするところと連携してやるタイプのものが多いですよね。
野田 特に再建はそうですね。例えば、乳房再建であれば乳腺外科の先生方と協力して治療をおこないます。足の血管が詰まってしまったり、糖尿病などでばい菌が入ってしまってなる足壊疽というものがあるんですけど、そういったものは血管を扱う循環器内科の先生とか、施設によっては心臓血管外科の先生と協力して治療をおこなうことも多いですね。あとは耳鼻咽喉科や口腔外科と舌がんとか下顎のがんなどを乳腺外科で再建をさせていただくことがあります。
小高 再建というところでいくと、病気や怪我を治すところまではちゃんと終わってるんだけど、体の表面的にもうちょっと整えられませんかねっていうところに関わってくださるのが乳腺外科ということですね。
野田 そうですね、そのような科だと思います。
つボイ 大事なことですよね。
つボイ 私も全然ついておりません!
野田 簡単に説明させていただきますと、整形外科というのは骨・関節や筋肉などの運動器の機能の改善を目指す外科です。 治療対象としては、背骨や骨盤などの大きな骨と手足の四肢の骨などが主な対象となります。具体的には骨折、脱臼、打撲、捻挫、変形性関節症などを扱うのが整形外科です。
一方、形成外科はその表面にある皮膚だったり、皮下組織などの領域を担当しています。病気や怪我、生まれながらの異常などによって、体表面の見た目がよくない状態になったものを治療していく外科になります。骨でいうと顔の骨の骨折は形成外科でやることが多いです。
つボイ なるほど~。だいぶはっきりしてきました。
小高 だからですかね。街のお医者さんで整形外科はよく見かけますけど、形成外科ってあまりないですもんね。
野田 そうですね、形成外科はかなり珍しいかなと思います。
つボイ でも大事なところですよね。
野田 そうですね。大きな病院でも形成外科がない病院もあります。まだ診療科として新しい科でもあるので、すべての病院にあるわけではないんですけれども、大事なところを担当させていただいている科かなと思います。
小高 そうしますと、形成外科ではどんな疾患を診てもらえるんでしょうか?
野田 一番多いのが外傷、お怪我ですね。切れた傷だったり、やけどなどの外傷が多いです。あとは、ほくろや粉瘤といわれるようなものだったり、脂肪腫などの良性の腫瘍から基底細胞がんなどの皮膚の悪性腫瘍も扱っているところもあります。
あとは生まれつき耳が小さかったり、なかったりするような小耳症といわれる病気だったり、唇が割れて生まれてしまう口唇裂という病気など、先天異常といわれるものも形成外科の領域になります。
つボイ なるほど~。
野田 傷あとが異常に治ってしまうケロイドの治療もやっています。
つボイ・小高 ほぉ~。
野田 あとはがんだったり良性腫瘍もそうなんですけど、切除したところが大きく穴が開いてしまったものに関しては、他の場所から皮膚や皮下組織を持ってきて再建というものをします。例えば、乳房再建などがそうですね。まぶたが下がってきて見えづらいという、眼瞼下垂症なども形成外科でやらせていただいています。
つボイ あらま~。やっぱり最初のお話にありましたけど、表面ですよね。
野田 そうですね、体表面の外科になります。
小高 だから形を成すで形成外科ということなんですね。今お聞きしてると、単独というよりはほかのいろんな病気や怪我だったり、手術だったりするところと連携してやるタイプのものが多いですよね。
野田 特に再建はそうですね。例えば、乳房再建であれば乳腺外科の先生方と協力して治療をおこないます。足の血管が詰まってしまったり、糖尿病などでばい菌が入ってしまってなる足壊疽というものがあるんですけど、そういったものは血管を扱う循環器内科の先生とか、施設によっては心臓血管外科の先生と協力して治療をおこなうことも多いですね。あとは耳鼻咽喉科や口腔外科と舌がんとか下顎のがんなどを乳腺外科で再建をさせていただくことがあります。
小高 再建というところでいくと、病気や怪我を治すところまではちゃんと終わってるんだけど、体の表面的にもうちょっと整えられませんかねっていうところに関わってくださるのが乳腺外科ということですね。
野田 そうですね、そのような科だと思います。
つボイ 大事なことですよね。
小高 病気が治ることはとても重要ですけれども、病気を単に治すだけでなく、治した後に私たちが普段の暮らしで、傷とか見た目を気にせずに生活できるようにしてくれる診療科なんですね。
つボイ 気持ちの上でも大切ですよね。そういう専門領域があるということを私も勉強いたしました。
小高 来週も野田先生にお聞きします。
さて、「健康のつボ!」では、いろいろな病気について専門家の先生に解説していただいております。みなさんもテーマとして取り上げてほしい病気や症状などがありましたら、このコーナーまでお寄せください。専門の先生に教えていただきます。
つボイ はい、質問お待ちいたしております!
小高 「健康のつボ!~形成外科について~」でした。
つボイ 気持ちの上でも大切ですよね。そういう専門領域があるということを私も勉強いたしました。
小高 来週も野田先生にお聞きします。
さて、「健康のつボ!」では、いろいろな病気について専門家の先生に解説していただいております。みなさんもテーマとして取り上げてほしい病気や症状などがありましたら、このコーナーまでお寄せください。専門の先生に教えていただきます。
つボイ はい、質問お待ちいたしております!
小高 「健康のつボ!~形成外科について~」でした。