杏嶺会のあゆみ
社会医療法人の取得
平成21年4月1日、"社会医療法人"の認可を受けました。社会医療法人とは、平成19年4月より施行された新たな医療法人です。都道府県の認可を要し、医療計画に位置づけされた救急医療・へき地医療・小児医療等を担います。一定規模以上、救急医療など公益性の高い医療の実施が義務づけられています。社会医療法人の資格を得るためには数々の高いハードルがありましたが、当法人はそれを克服し、"愛知県初の社会医療法人"として、認可を受ける大変名誉な結果となりました。今後も『街と人が明るく健康でいられますように』という当法人の理念に基づき、明るい街づくりを目指したより質の高い医療を提供して、地域のお役に立ちたいと考えております。
公立病院の移譲
愛知県一宮市は、平成17年4月に「一宮市」「尾西市」「木曽川町」との3市町合併により、一宮市民病院・今伊勢分院・尾西市民病院・木曽川病院の4つの市立病院を持つことになりました。そのため4病院の病院事業を効率よく運用し経営改善を進めるべく、病院のあり方を再検討する必要に迫られました。そこで、病院事業の継続を条件に今伊勢分院・尾西市民病院の民間移譲をすることが決定されました。平成20年7月1日に一宮市立市民病院今伊勢分院、平成21年4月1日には一宮市立尾西市民病院の民間移譲が行われ、私ども社会医療法人杏嶺会が両病院の移譲を受けることになりました。この結果、社会医療法人杏嶺会ではグループ病院が従来の2病院から4病院へ増加することになりました。それぞれの病院が適切な役割・機能をもって地域医療を推進するとともに、他の医療機関等と密接な連携を行い、地域医療に貢献していくよう日々努力していきます。